4月からいよいよ社会人!資産形成って何から始めればいいのかな?
投資と貯金、どっちを優先したらいいのかな?
こんなお悩みに対する記事です。
まだ肌寒い日もありますが、
枝先を見ると小さな蕾が膨らみはじめ、
新しい季節を感じられるようになってきました。
投資と貯金
どちらを優先すべきかという疑問に対して、
- 医師歴&投資歴15年
- 20歳代で1,000万円貯蓄
こんな私がお答えします。
✅:資産形成に興味がある方
✅:フリーランス医師が20代で1,000万円貯めた方法を知りたい方
結論からいきます。
2️⃣:生活防衛資金が貯まるまで:貯金>投資
3️⃣:生活防衛資金が貯まった後:投資>貯金
ひとつずつ解説していきます。
投資と貯蓄どちらを優先すべきか?
超少子高齢化。
30年前と変わらない給料。
減り続ける手当と増え続ける税金負担。
インターネットによるグローバル競争激化。
これから日本で生きていくうえで、
投資と貯金のバランスがとれた資産形成が、
豊かな人生を送る一助になることは間違いありません。
資産形成を始めるにあたり、
貯金も投資も同時並行が望ましいと考えます。
ただし結論で述べたように、
- 生活防衛資金が貯まるまでは貯金優先
- 生活防衛資金が貯まった後は投資優先
というスタイルを個人的にはおすすめします。
貯金
cash is king
という言葉があるように、
いくらあっても困らないのがお金です。
まずは貯金額の目標を設定しましょう。
いわゆる生活防衛資金が最初の目標金額になります。
生活防衛資金の目安としては、
生活費の半年〜2年分とされています。
一方で生活費自体が、
- 職種:サラリーマン 事業主 フリーランス
- 家族構成:独身 既婚 子供の有無 親(介護の有無)
- 居住スタイル:賃貸 持ち家 実家暮らし
- 居住地:都会 田舎
などの条件によって大きく異なります。
あくまでも私個人的の経験上ですが、
生活防衛資金として1,000万円あれば十二分だと考えています。
投資
投資をこれから始める方には、
つみたてNISAを利用したインデックス投資
がおすすめです。
インデックス投資についてはこちらの記事をご参照ください。
最初の投資額は月1,000円程の少額でも十分です。
少額投資を否定する意見も時折耳にしますが、
むしろ少額投資から始めることを私はおすすめしています。
これまでに投資経験が全くない方が、
いきなり数十万円もの資金を投資にまわすと、
日々の値動きが気になりすぎて、
精神衛生上よくありません。
投資を長年継続していると、
投資金額はいやでも増えていきます。
また、
退職金や相続などで大きな金額を投資にまわす際も、
少額投資の経験は必ず生きてきます。
余談ではありますが、
銀行に退職金などの大金が入ると、銀行員は必ずチェックしています。
銀行員がボッタクリ投資信託を売るために、
電話をかけたり訪問してきますので注意しましょう。
退職金をもらった中年男性が、
銀行員に訳の分からない投資信託を買わされ、
大損したという笑えない話を聞いたこともあります。
20代で1,000万円貯めたフリーランス医師の実例
私は現在アラフォーのフリーランス医師です。
24歳で医師になり30歳で結婚。
現在、妻と2人の子供(5歳と3歳)と4人で暮らしています。
20歳代で生活防衛資金として1,000万円を貯めることができました。
医師という職業柄、
給与は一般的なサラリーマンよりは多いことは事実です。
一方で医師という職業であるからこそ、
- 学会費
- 飲み会費
- 医局費
等の望まぬ出費が多くなることも事実です。
生活防衛資金が貯まるまでは、
投資は先進国株式のインデックス投資のみ行っていました。
月々の余剰資金から貯金分を差し引いた額を、
インデックス投資の種銭としていましたね。
生活防衛資金が確保できた後に、
投資に割り当てる金額を増やし、
投資先として日本株や米国ETFと徐々に広げていきました。
インデックス投資一本に絞った方が、
投資効率が向上する点は理解しているつもりですが、
優柔不断な性格ですので、
色々手出しをしてしまったのです。
それでも投資方法や投資先については、
自分自身で腹落ちしていますので、
投資成績あれこれで悩むことはありませんね。
20代から貯金より投資に割り当てる金額を増やしていれば、
資産の増加スピードはもっと速かったかもしれません。
しかし、生活防衛資金がある状態とない状態では、
投資を含めて日々の余裕度は全く異なります。
お金は使ってこそ意味のあるものです。
ただし、
お金は日々の安心を与えてくれるもの
とも私は考えています。
まとめ:これからの貯蓄=貯金+貯株
まとめにはいります。
2️⃣:生活防衛資金が貯まるまで:貯金>投資
3️⃣:生活防衛資金が貯まった後:投資>貯金
最後に注意したい点が1つあります。
それは投資額にこだわりすぎないという点です。
つみたてNISA
iDeCo
などの非課税制度は非常によい制度です。
しかし、
これらに満額投資をすることにこだわる必要は全くありません。
人間誰しもスペースがあると詰め込みたくなるものです。
「つみたてNISAの年額40万円分投資しないと勿体ない」
「iDeCoの満額投資しないと気が済まない」
こんな風に思っていませんか?
非課税枠を埋めないともったいない気持ち。
とても分かりますし私も同じ気持ちです。
それでも非常に大切なポイントなので繰り返します。
非課税制度を無理にフル活用する必要はありません。
投資をしているのに不幸になる唯一の方法を教えます。
それは投資金額や投資成績を他人と比べることです。
つみたてNISAやiDeCoを満額投資している人が、
豊かな人生や老後を送れる保証はありません。
過去も現在も未来も今この瞬間の連続です。
かけがえのない今を犠牲にしてまで、
投資金額を増やす必要は全くありません。
マラソンも(ここでランナーアピール?)
投資も
人生も
マイペースが一番ですよ。
今日も最後までありがとうございました。
【おすすめ書籍】
お金は寝かして増やしなさいというフレーズの通りです。下手にいじくるほど、お金は減っていく物です。
【関連記事】
投資を始めるのであれば証券口座の開設が必須です。
現状でおすすめ順としては、①SBI、②楽天、③マネックス、といった感じです。
つみたてNISAそのものより、銘柄選びの方がより大切です。
10年前では想像できないほど、投資環境は良くなりましたね。