✅ 投資スタイル:
【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
【おまけ】グロース(日本個別)
✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:6歳と5歳)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン30回完走)
✅ 本業:某零細クリニックの院長
✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが我々の確かな報酬
今回の記事の内容は次の通りです。
✅ 米国と日本の金融政策動向
✅ 私自身の投資方針
2024年新春|相場雑感
2024年は能登半島地震で幕をあけました。
地元である石川県で暮らす私にとって、忘れられない新年の幕開けになりましたね。
医療従事者として、石川県民の一人として、日々いろいろと考えさせられることが多い2024年新春。
一人の個人投資家としての相場雑感をつづります。
新NISA始動と日本株式市場
新NISAが始まった2024年。
日本株式市場はまさにイケイケの状態。
(引用:Google Finance)
連日のバブル期の最高値更新というニュースが飛び交い、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで上昇しています。
そして、新NISAでも株式市場に資金が流れている様子も伺われます。
人気の投資信託であるeMAXIS slim 全世界株式(通称:オルカン)に1日で1,000億円以上の資金流入があったというニュース。
オルカンだけで1,000億円ということは、それ以外の株式等にも資金が入っていることは想像に容易い状況です。
日本円から日本株式に資金移動が起こることについては、個人的には大歓迎です。
日本起業の成長にもつながり、そして日本全体の景気もよくなると考えられます。
一方、オルカンやS&P500といった投資商品へ資金が流れすぎることについては、やや心配な面もあります。
いわゆる外国株式を購入する人が増えると、日本円の価値が低下するからです。
モノの価値は需給で決まるのが原理原則です。
日本円が売られ、外国株式が買われる構図が長期にわたって続くと、需要が少ない日本円の価値が低迷することが予想されます。
しかしながら、下の図を見ると日本株ではなく世界、特に米国株式へ長期投資をしたくなるのは避けられないですね。
円で暮らす私たち日本人にとって、外国資産を持つことの重要性を今一度認識すべき時が訪れているのかもしれませんね。
米国と日本の金融政策動向
米国はいつから金利を下げるのか。
日本はいつから金利を上げるのか。
今まさに世界が注目しているところですね。
金融政策の動向によって、株式市場はもちろん為替相場も大きく動くことが予想されます。
しかし、先日発表された米国の消費者物価指数や生産者物価指数に対するマーケットや為替の反応は思っていたほど落ち着いた様相でした。
2022年から2023年では、経済指標が発表される度に、株価が乱高下していたことを考えますと、市場全体の雰囲気が落ち着いていることが示唆されます。
恐怖指数の一覧をみても、投資家に安堵が広がっている様相が目にとれます。
今のような安堵した投資家が多い状況では、悪いニュースも良いニュースに捉えられます。
逆に、2022年のような恐怖におびえた投資家が多い状況では、良いニュースも悪いニュースに捉えられます。
人は自分の都合のよいように情報を受け取るようになっているのです。
このような投資家心理を俯瞰的に眺め、逆手にとらないと、
- 高値で買って
- 安値で売る
という行為を永遠に続けるのみです。
金利政策の大きな流れとしては、
- 米国は金利引き下げ
- 日本は金利引き上げ
ということになると考えてはいます。
しかし、コロナウイルスのアウトブレイクやロシア・ウクライナ問題がそうであったように、いつ何時予想せぬ事態が発生し、金利政策が急変更される可能性は常にあります。
政策動向は横目で見ながらも、過度に注目しすぎてもいけませんね。
私自身の投資方針
私自身の投資方針は新年に書いた記事内容と変更ありません。
- インデックス投資:新NISAで愚直に継続
- 高配当株投資:1株ずつコツコツ購入
- グロース株投資:面白い銘柄があれば打診買い
新NISAでの投資方針である、「つみたて投資枠も成長投資枠もインデックスファンドを毎月つみたて購入」という方針も変更ありません。
投資をして16年程経ちますが、売ったり買ったり、ポートフォリオをいじくったり、ごちゃごちゃしていると上手くいかないのが株式投資の世界と感じています。
とか言いながらも、暴落局面があれば高配当株を成長投資枠で買ってしまっている自分の姿も想像しています。
まとめ
まとめにはりいます。
✅ 米国と日本の金融政策動向
✅ 私自身の投資方針
新NISAが始まり投資家人口が増え、市場への資金流入が増加すると予想される2024年。
この勢いに遅れまいとあわてて行動することは、決しておすすめしません。
あくまでも余剰資金の範囲内で、コツコツと長く投資を続けること。
凡人の私にとって、これ以上に勝る投資手法はないと考えています。
今日も最後までありがとうございました。
【おすすめ書籍】
やや難解な内容ではありますが、ハワード・マークス先生の書籍2冊は、個人投資家は必読書です。投資家心理から金利と株式市場の関係性など、幅広く網羅しながらも奥深い内容となっています。私自身も時々思い出したように、本棚から取り出して読み直しています。
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