新NISAで全世界株式に連動したインデックス投資をしようと思うんだ。
インデックス投資には投資信託とETFの2種類があるけど、どっちがよいのかなぁ?
こんなお悩みに対する記事です。
✅ 投資スタイル:
【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
【おまけ】グロース(日本個別)
✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:6歳と4歳)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン29回完走)
✅ 本業:医療従事者
✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが我々の確かな報酬
今回の記事の結論です。
✅ 理由1️⃣:オルカンとVTでコストがほぼ同じになった
✅ 理由2️⃣:ファンド内再投資で非課税枠の消費を抑えられる
新NISAでVTとオルカンどっちを買う?
インデックス投資の王道パターンは次の2つです。
- 米国株式連動インデックス(S&P500など)
- 全世界株式連動インデックス(ACWIなど)
ちなみに、子どもの好きな食べ物の王道パターンは次の2つです。
- カレーライス
- ハンバーグ
投資に正解はありませんので、各々が思い描く未来に応じた選択をすればよいと常々考えています。
しかし、いずれのインデックスも資本主義経済が今後も持続する限りは、安心して長期保有できますね。
一昔前までは、投資信託の信託報酬(いわゆるコスト)が非常に高く、コストを抑えて投資をするためにはVTなどのETFを購入する必要がありました。
しかし、近年は低コストで優良な投資信託が次々と誕生しています。
さて、2024年から始まる新NISAで全世界株式に連動したインデックス投資を行う際、
- ETF:VT
- 投資信託:eMAXIS slim 全世界株式(通称:オルカン)
どっちを買えば良いでしょうか。
結論としては、
- オルカンがおすすめ
ということになります。
その理由を順番に解説していきます。
新NISAに向けて準備を始めている方にとって、何かしら参考になれば幸いです。
オルカンとVTでコストがほぼ同じ
新NISAに向けて投資信託のコスト削減バトルが過熱しています。
そんな中、ついにオルカンを運用する三菱UFJ国際投信も手をうってきました。
信託報酬率を、0.1133%から0.05775%に引き下げるという大盤振る舞い。
ちなみに信託報酬とは、投資信託を保有している際にかかる費用になります。
ざっくりとしたイメージでは、100万円分のオルカンを保有していたとすると、
- 100万円×0.05775%=約600円
が年間にかかるコストになります。
たった年間600円で、全世界株式を時代に応じてバランスをとりながら保有することができると考えると、夢のような話です。
一方、ETFを保有するコストは経費率といいます。
VTの経費率は0.07%であり、オルカンがVTより保有するコストが低くなっています。
また、VTなどの外国株式ETFを購入する際は円をドルに変える必要があります。
円をドルに変える際もコストがかかるので、円のままで買えるオルカンの方がVTよりさらにコストをかけずに購入し保有することができますね。
ファンド内再投資で非課税枠の消費を抑えられる
オルカンのような分配金再投資型の投資信託では、分配金は支払われず勝手に再投資されます。
再投資された結果として、オルカンの基準価額が上昇し保有する資産額も増えることになります。
一方、VTのようなETFでは必ず分配金は一度手元に振り込まれるので、再投資をしたい場合は自分でVTを購入する必要があります。
この際に新NISAの非課税枠を消費してしまうので、いずれ分配金で再投資をしようとすると課税枠で購入せざるを得なくなります。
オルカンの場合は非課税枠をすべて埋め終わった後も、分配金の自動再投資によって増えた利益全体が非課税になりますので、VTよりも税効率がよくなります。
詳しくはこちらの記事もご参照ください。
まとめ
まとめにはいります。
✅ 理由1️⃣:オルカンとVTでコストがほぼ同じになった
✅ 理由2️⃣:ファンド内再投資で非課税枠の消費を抑えられるから
私が株式投資を始めた15年前と比較し、
- ネット証券のサービス拡充
- 有料で低コストな投資信託の誕生
- 単元未満株で日本株投資がスマホで可能
など、株式投資を行うには非常に恵まれた環境になりましたね。
この恵まれた環境をしっかり享受するためにも、日々の行動と勉強の継続が大切になりますね。
新NISAの使い方も人それぞれではありますが、少なくとも詐欺商品などを購入せぬようしっかり身を固めていきたいところですね。
今日も最後までありがとうございました。
【関連書籍】
日本人による日本人のためのインデックス投資本といえば、こちらの書籍ですね。新NISAで投資を始めようと考えている方は、必読の一冊です。
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