ほったらかし投資術って聞いたことある?どんな投資方法なんだろう?
ほったらかしでお金持ちになれるのなら、なぜみんなお金持ちになれないの?
こんなお悩みに対する記事です。
今回の記事の結論です。
2️⃣ 投資を続ける忍耐力がない
3️⃣ 上手くやろうとして動きすぎる
ひとつずつ解説していきます。
ほったらかし投資術が難しい理由
今回の記事はこちらの書籍を参考にさせて頂きました。
書籍の内容をざっくりまとめますと、
- 投資の基本:長期・分散・低コスト
- 投資する先:全世界株式インデックスファンド
- 投資の原則:売買ではなく市場に居続けること
ということになります。
注:私の独断と偏見です
インデックス投資を10年以上継続している私ですが、
投資とは「リスク・プレミアムのコレクション」
パッシブ投資とインデックス投資の違い
など目から鱗が落ちる点が多々ありました。
投資初心者のみならず、投資歴がある方でも読み応えがある内容になっております。
ぜひお手にとって・・・。
話が脱線しました。
書籍の中で印象に残った一つに、「ほったらかし投資術実践の勘所」という章がありました。
「ほったらかし投資術」が万人にとって投資の最適解であるにも関わらず、なぜ「ほったらかし投資術」を続けることが難しいのか?
個人的な見解を含めて解説していきます。
投資を始めることが面倒
投資を始めるためには何が必要でしょうか?
- 証券口座を開設する
- 購入する銘柄を選ぶ
- 銘柄を(定期的に)購入する
というステップが最低限必要です。
最初のステップである「証券口座の開設」でつまづく方が大多数ではないでしょうか。
- なんとなく面倒くさいし・・・
- 投資って結局損することもあるし・・・
- 貯金だけで精一杯だし・・・
- 今日は疲れたし・・・
こんな感じで、口座開設の封筒が未開封のままという私の妻あなた。
ご心労お察しします。
そんなあなたに朗報です。
- ネット証券口座なら数時間で手続き完了
- 証券口座は現代における「富の倉庫」
- 証券口座を持っていないお金持ちはいない
どうでしょう?
口座開設のやる気が1mmくらい出てきましたか??
「ほったらかし投資術」の書籍で紹介されている証券口座は、
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
の3つです。
個人的には、楽天証券かSBI証券のいずれかで良いと思います。
楽天証券とSBI証券で迷っている方は、こちらの記事をご参照ください。
投資を続ける忍耐力がない
- 投資
- ブログ
- マラソン
- ダイエット
「継続が大切よ」
小学生の頃、担任の先生に1億回ほど言われましたよね。
継続が大切なことはみんな分かっています。
それでも続けられないのが人の性ですよね。
書籍やネットで紹介されている「継続するコツ」は、
- 小さなステップから始める
- 小さな成功体験を繰り返す
- 明確なゴールを設定する
といった類いが定番ですよね。
投資という点では、「月々数千円インデックスファンドを購入」が最初の小さなステップになりますね。
しかし、インデックスファンドを月々数千円購入したところで成功体験が得られないのが現実です。
成功体験どころか、インデックスファンドを買った翌日に株価暴落なんてこともあるのが投資の世界です。
また、投資で明確なゴールを設定することも、投資初心者の方にとっては高いハードルですよね。
- 教育資金
- 老後資金
が目的と一言にいっても、変化が激しい現代で未来に必要となる資産を正確に計算すること自体が困難ですからね。
ゴールが見えないマラソンほどつらいものはありません。
ごちゃごちゃ言いましたが、ほったらかし投資術を10年以上に渡って継続するためには、相応の忍耐力が必要ということです。
上手くやろうとして動きすぎる
インデックス投資は購入した後は長期保有が原則です。
一方で、アクティブ投資は売買を繰り返し利益を追求する手法です。
- MACDやRSIといったテクニカル分析
- 財務諸表などのファンダメンタルズ分析
- マクロ経済分析
こんな感じで株を売買して爆益を出す。
スタイリッシュで憧れますよね。
ここで悲しい現実をお知らせします。
売買を繰り返すことで利益を手にしているのは、投資家自身ではありません。
売買の度に発生する手数料を手にしている証券会社が、利益を手にしているのです。
あれこれ手を出し動きすぎるほど、手数料があなたの財布から失われ、証券会社の懐に消えていきます。
証券会社が個人投資家にぶら下げている餌(買い付け手数料無料やポイントサービス)に引っかからないよう注意しましょう。
まとめ:Simple is best, but difficult.
まとめにはいります。
2️⃣ 投資を続ける忍耐力がない
3️⃣ 上手くやろうとして動きすぎる
何事も初めの一歩に最も力が必要ですよね。
それでも一旦進み始めると、以外と簡単に進み始めるものです。
究極的には、
- 全世界株式ファンド(VTなど)
- 現金
を適当な比率で構成したポートフォリオが最強なのかもしれませんね。
投資はシンプルが一番
頭では理解していても、私自身はできていません。
「寄り道しちゃダメよ」
「ダメよ」と言われたらやりたくなるでしょ。
寄り道した先に面白いものが待っているかもしれないじゃない。
だって人間だもの。
今回の記事が、「投資を始めたい」と願うあなたの背中をそっと押してあげられる存在になれば本望です。
毎度ながらまとまりのない記事になってしまいました。
今日も最後までありがとうございました。
【おすすめ書籍】
インデックス投資界の重鎮2人が書き下ろした書籍です。投資初心者の方は、必読の一冊ですね。
【関連記事】
毎年行われている「投信ブロガーが選ぶ!Fund of Year」シリーズ。目新しいものがないということは、最適解が出そろったという裏返しになっていますね。
インデックス投資家が株価暴落時にすべきこと。今まで通り、「定期・分散・積立」を愚直に続けることにつきます。
投資と貯金はどちらも資産形成では欠かせないものです。生活防衛資金がある程度貯まるまでは、投資より貯金に比重を置く方法を推奨します。