投資ってなんだか難しそうで・・・
色々種類があって分からないよね・・・
こんなお悩みに対する記事です。
✅ 投資スタイル:雑食
①メイン:米国&全世界インデックス
②サテライト:高配当(日本個別&米国ETF)
③おまけ:グロース(日本個別)
✅ 家族:妻と子供2人(一姫二太郎)
✅ 職業:フリーランス医師
✅ 趣味:ランニング(マラソン26回完走)
✅ マラソン自己ベスト:2時間51分10秒
今回の記事の結論です。
✅ ドル建て資産になる
✅ 未来を読む必要がない
✅ キャピタル&インカムゲインが狙える
ひとつずつ解説していきます。
VTと現金が精錬を極めたポートフォリオ
Simplicity is the ultimate sophistication.
- Leonardo Da Vinci
洗練をつきつめるとシンプルになる。
投資に限らず何事にも言えることではないでしょうか。
- VT
- VTI
- VYM
- SPYD
- HDV
私が現在保有しているETFです。
ポートフォリオをよりシンプルにすべく、
- VT
- VTI
- VYM
しか最近は購入していません。
- VTと現金
というシンプルなポートフォリオの魅力について順に解説します。
そもそもVTとは?
「VT」と聞いてもピンとこない方のために、ざっくりと解説します。
世界中に存在する約8,000社の株がまとめて入ったETF
ETFとは株の詰め合わせパックです。
ETFについての解説はこちらの記事をご参照ください。
細かいことを覚える必要はありません。
VTの細かい情報を覚える暇があれば、
- 大切な人と過ごす
- 大好きな趣味をする
- 何も考えずぼんやりする
- 当ブログをくまなく見る
以上のことに時間を使った方が人生は確実に豊かになります。
とりあえず、
VTを買えば世界全体の株を丸ごと買っている
というイメージで問題ありません。
なぜVTなのか?
数多の投資商品の中、なぜVTだけでよいのか?
その理由について解説します。
分散効果が高い
株式投資の大原則は次の4つです。
- 長期
- 分散
- 定期
- 低コスト
分散という点においてはVTだけで事足ります。
- 個別株(日本や米国)
- 投資信託
- ETF
- REIT
など世には様々な投資商品があります。
しかし、色々な商品を買う必要はありません。
VTだけでいいんです。
想像してみてください。
- たった一つのETFを保有するだけで
- 8,000銘柄の株を保有し
- 管理費は激安
これ以上便利なETFがこの世に存在するでしょうか?
ドル建て資産になる
私たち日本人は、
- 給与等の収入は「円」でもらい
- 買い物などの支出は「円」で払う
という生活を送っています。
2022年に入ってから何かと話題の「円安」。
日常生活に「円」しかないため実感しにくいですが、
- 円安が進む=「円」の価値が低下している
ことを意味します。
銀行に預けている「円」は元本が保証されています。
しかし、
- 元本の保証≠価値の保証
という点を忘れてはなりません。
グローバル化が進む中、為替変動への対策は必須です。
為替変動の対策として、
- 外貨を保有する
- 外貨建て資産を保有する
という方法があります。
外貨を保有する方法も悪くはありません。
しかし、
- 手数料
- 手間
- 換金タイミング
などを考慮すると、
- 外貨建て資産を定期購入し保有する
方がおすすめです。
VTを保有することは外貨建て資産を保有していることになります。
また、後述しますがVTの分配金はドルで振り込まれます。
資産のみならず収入も外貨で得られるという面でも、VTは魅力的ですね。
未来を読む必要がない
未来は誰にも分からないのが唯一無二の真理ですね。
現在は米国が世界経済の中心です。
しかし、数十年後はどの国が世界経済の中心を担っているでしょうか?
今後の人口動態などを考慮すると、
- インド
- 中国
- アフリカ
が台頭してくると予想されています。
しかし、VTを購入していれば未来を予測する必要はありません。
なぜなら、時代の流れに応じて銘柄を自動で入れ替えてくれるからです。
2022年時点でVTの構成比率は、
- 米国 約60%
- 日本 約7%
- 中国 約5%
となっています。
しかし、20年後の2040年には、
- 中国 20%
- インド 20%
- 米国 20%
- 日本 5%
となっているかもしれませんね。
キャピタルゲインもインカムゲインも狙える
VTが設定された以降の長期チャートです。
(引用:Kabutan Premium)
度々暴落に見舞われてはいますが、長期的には右肩上がりですね。
資本経済主義が崩壊しない限り、株式は長期成長します。
VTは株式の代表ですから、VTも同じような成長が期待できます。
また、VTからは年に4回分配金を受け取ることができます。
VTの分配金利回りは約2%で、ここ10年ほぼ変動していません。
以上から、VTを購入するだけで、
- キャピタルゲイン
- インカムゲイン
両方得られるわけです。
わかりにくいと思いますので、具体例を挙げます。
- 2009年:VT1株を25ドルで購入
- 分配利回り2% 0.5ドルの分配金
- そのまま12年間放置
- 2021年:VT1株は100ドルまで値上がり
- 分配利回り2% 2ドルの分配金
結果として、
- キャピタルゲイン:12年で資産価値が4倍
- インカムゲイン:元本25ドルに対して分配金2ドル(利回り8%)
となります。
高配当ETFもびっくりの結果ですね。
まとめ:シンプルがやっぱり一番
まとめにはいります。
✅ ドル建て資産になる
✅ 未来を読む必要がない
✅ キャピタル&インカムゲインが狙える
私自身、15年ほどインデックス投資をメインにしています。
株式投資では、
- あれこれ手を出すより
- シンプルを心がけた方が上手くいく
ことが多いと感じています。
個人的には、
- VTやVTIをメインに積立購入
- 分配金は当面再投資
- 時期がきたら分配金は生活費にあてる
- VTは売却せず相続させる
という予定です。
投資も人生も人それぞれで正解はありません。
ただし、投資という道具に人生を支配されないよう気をつけましょう。
今日も最後までありがとうございました。
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