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高配当株投資|商社株の買い時

 

高配当銘柄として商社株が人気らしいね!

バフェットさんも購入したって聞いたことあるね!

配当金も安定しているし商社株欲しくなってきた・・・

商社株ってどのタイミングで買えばいいのかな?

 

 

こんなお悩みに対する記事です。

 

 

🖌この記事を書いている人
 ✅ 投資歴:15年
 ✅ 投資スタイル:雑食
   ①メイン:米国&全世界インデックス投資
   ②サテライト:日本高配当株投資
   ③おまけ:グロース株投資
 ✅ 運用額:〇,000万円
 ✅ 家族:4人(妻と年子2人)
 ✅ 仕事:フリーランス医師
 ✅ 趣味:ランニング(マラソン26回完走)
 ✅ マラソン自己ベスト:2時間51分10秒 

 

 

今回の記事の結論です。

 

 

💡商社株の買い時
 ✅ 伊藤忠商事 利回り4.0%(株価3,300円)
 ✅ 三井物産  利回り4.5%(株価2,700円)
 ✅ 三菱商事  利回り5.0%(株価3,000円)

 

 

 

高配当株|商社株の買い時

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そもそも商社ってどんな会社なの?メーカーと何が違うの?

 

自分が理解していない投資商品に投資をしてはいけない

 

ということで、商社について簡単に説明します。

 

商社のことなんて説明聞かなくても知ってるよ!

 

という方は、次の「そもそも商社とは?」はスキップしてください。

 

 

そもそも商社とは?

 

まずメーカーと商社の違いです。

 

💡メーカーと商社の違い
 ✅ 商社とメーカーの違い:自社で物を作っているかどうか
 ✅ メーカー:原材料を加工して製造し販売する
 ✅ 商社:原材料や企業が作った製品を調達して販売する

 

 

国内メーカーの代表が、

 

  • トヨタ(自動車)
  • ファーストリテイリング(ユニクロ)
  • 花王(化粧品)

 

ですよね。

 

 

一方、商社と聞いてもピンとこない方も多いでしょう。

 

  • 製品を仕入れて別の企業へ売る

 

と聞くと「卸(おろし)」を想像しますよね。

 

 

しかし、「卸」と「商社」は似て異なるものです。

 

 

商社は、

 

  • 物流機能を有さない
  • 原料の納入がメイン
  • 金融業や事業投資もする

 

といった点が卸と異なります。

 

 

トヨタの自動車を例に挙げます。

 

  1. 車の原材料(鉄など)を作る企業
  2. 原材料を「商社」がトヨタに納入
  3. トヨタが車を作る
  4. 「卸」がトヨタからディーラー(小売り)に車を納入
  5. ディーラーで一般市民がトヨタの車を買う

 

ということで、「商社」より「卸」の方が一般市民に身近な存在です。

 

 

日本には「五大商社」と呼ばれる商社が存在します。

 

  • 伊藤忠商事
  • 住友商事
  • 丸紅
  • 三井物産
  • 三菱商事

 

どこかで耳にしたことがある名前が並びますね。

 

 

時価総額順(2022年9月時点)では、

 

  1. 三菱商事(約6兆5,000億円)
  2. 伊藤忠商事(約5兆8,000億円)
  3. 三井物産(約5兆円)
  4. 住友商事(約2兆4,000億円)
  5. 丸紅(約2兆4,000億円)

 

となっています。

 

 

今回は時価総額上位の

 

  • 伊藤忠商事
  • 三井物産
  • 三菱商事

 

について、長期保有かつ高配当株投資としての買い時を解説します。

 

 

 

🙇‍♂️まおよしパパからのお願い
 ・今回の記事は商社株の買い時を検討した内容です
 ・あくまでも長期投資が前提の内容です
 ・短期目線ではなくテクニカル的な内容はありません
 ・最終的な株の売買は自己責任および自己判断でお願いします

 

 

8001 伊藤忠商事

 

  • 資源分野(石油、石炭など)
  • 非資源分野(生活消費関連など)

 

にどれだけ強みがあるかで、商社の特徴が分かれます。

 

資源分野は、石油価格等に大きな影響を受けます。

 

よって業績にムラが出やすいです。

 

一方、非資源分野は業績が比較的安定しやすいですね。

 

 

商社の中でも非資源分野が特に強いのが伊藤忠商事。

 

ここ10年の成長は五大商社の中でNo.1です。

 

身近なところでは傘下にファミリーマートがあるところですね。

 

 

業績推移

 

(引用:Kabutan Premium)

 

多少の波はありますが長期的には右肩上がりの成長。

 

2022年は過去最高益をたたき出しています。

 

 

財務

(引用:Kabutan Premium)

 

  • 自己資本比率:30%前後

 

自己資本比率は徐々に上昇傾向、かつ有利子負債倍率も低下しています。

 

財務に関しては問題はない印象です。

 

 

チャート

(引用:Kabutan Premium)

 

停滞している時期はありますが、長期で見れば右肩上がりですね。

 

  • PER(2022年9月):7.7
  • PER(直近10年間平均):7.2

 

ということで、割安という状況ではありません。

 

配当推移

(引用:IR BANK)

 

2013年に1度減配していますが概ね増配傾向ですね。

 

配当性向も20-30%台で増配余地は十分にありそうです。

 

 

配当利回り

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

  • 配当利回り(2022年9月):3.5%
  • 配当利回り(直近5年平均):3.5%

 

直近のコロナショックでは、4.3%まで配当利回りが上昇しています。

 

2023年予想配当金は1株130円。

 

個人的には配当利回り3%後半から4%で購入を検討しています。

 

株価としては3,300円が相場です。

 

 

8053 三井物産

 

日本で最も歴史が古い商社である三井物産。

 

特に資源分野では商社の中で最強です。

 

中でも鉄鉱石と原油の生産権益量は他の追随を許しません。

 

 

業績推移

(引用:Kabutan Premium)

 

資源関連に比重が大きいためか、右肩上がり成長というより、波がありますね。

 

伊藤忠商事と同じく2022年に過去最高益を出しています。

 

 

財務

(引用:Kabutan Premium)

 

  • 自己資本比率:35%前後

 

以前より自己資本比率は改善してきています。

 

有利子負債倍率も低下傾向であり、今のところ財務は問題ない印象です。

 

チャート

(引用:Kabutan Premium)

 

ここ直近10年では、コロナショック後から非常に好調な様子です。

 

  • PER(2022年9月):6.2
  • PER(直近10年平均):8.9

 

割高ではありませんが、決して割安とも言えない水準ですね。

 

 

配当推移

(引用:IR BANK)

 

2013年と2017年で減配していますが、概ね増配傾向です。

 

配当性向は30-40%前後で推移しており問題ありませんね。

 

 

配当利回り

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

  • 配当利回り(2022年9月):3.8%
  • 配当利回り(直近5年平均):4.0%

 

直近のコロナショックでは配当利回りが5.6%まで上がりました。

 

2023年の予想配当金は1株120円。

 

個人的には配当利回り4.5%以上は欲しいところです。

 

株価では2,700円あたりですね。

 

 

8058 三菱商事

 

総合商社の中で総合力はNo.1が三菱商事。

 

坂本龍馬の盟友である岩崎弥太郎が創始者ですね。

 

なんだかんだ言って強いのが三菱といった感じです。

 

 

業績推移

(引用:Kabutan Premium)

 

伊藤忠商事と比べると波があります。

 

三井物産と同様、

 

  • 資源分野からの利益割合が増える→業績にムラが出やすい

 

という傾向が出てきます。

 

 

財務

(引用:Kabutan Premium)

 

  • 自己資本比率:30%前後

 

他の商社と比較しても遜色ありません。

 

 

チャート

(引用:Kabutan Premium)

 

三井物産と同じようなチャート形状です。

 

  • PER(2022年9月):7.50
  • PER(直近10年平均):9.81

 

決して割高ではありませんが、まだまだ本気買いにはほど遠い状態です。

 

安値で仕入れたい銘柄ですね。

 

 

配当推移

(引用:IR BANK)

 

直近10年間で2回減配しています。

 

しかし、他の商社同様に長期では増配傾向です。

 

 

配当性向は、2021年を除いて20-30%で推移しています。

 

安定した配当が期待できそうですね。

 

 

配当利回り

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

  • 配当利回り(2022年9月):3.4%
  • 配当利回り(直近5年平均):4.3%

 

コロナショック時には最高で配当利回り6.4%まで上がりました。

 

流石にここまで高い利回りを期待するのは難しい印象です。

 

 

2023年の配当金予想は150円。

 

個人的には配当利回りが4%後半から5%頃での購入を検討しています。

 

株価では約3,000円ですね。

 

 

バフェットが商社株を買った状況

 

2020年8月末のことです。

 

世界一の投資家ウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイが、

 

  • 日本五大商社株
  • 1年間かけて
  • 購入していた

 

というニュースが流れました。

 

つまり、

 

  • 2019年8月頃からバフェットは商社株を購入していた

 

ということになります。

 

2019年8月時点での株価などを表にまとめます。

 

【バフェットが商社株購入時のデータ】

(引用データ:マネックス証券銘柄スカウター 作成:まおよしパパ)

 

 

私が商社株購入を検討する参考の一つにしている基準ですね。

 

 

まとめ:日本商社の底力侮り難し

山, 火山, ピーク, サミット, 田舎, 雲海, 景色, 風光明媚な, 牧歌的です, 富士山, 日本

 

 

まとめにはいります。

 

 

💡商社株の買い時
 ✅ 伊藤忠商事 配当利回り4.0%(株価3,300円)
 ✅ 三井物産  配当利回り4.5%(株価2,700円)
 ✅ 三菱商事  配当利回り5.0%(株価3,000円)

 

 

個別銘柄の買い時は人それぞれです。

 

なぜなら価値観が全く同じ人はこの世に存在しませんからね。

 

今回解説した商社株の買い時。

 

私個人の価値観を可能な限り排除して解説しました。

 

とはいっても、100%個人的な価値観を排除することは不可能です。

 

しかし、

 

  • 感情任せではなく
  • 過去のデータなどを参考にし
  • バフェットが購入したタイミング(これ重要)

 

等ふまえた上での解説した内容です。

 

明日からの投資戦略に参考になれば幸いです。

 

 

今日も最後までありがとうございました。

 

 

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