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高配当株投資|食品セクターの優良中小型株

 

 

最近、食料品の値段高いよねぇ・・・

食品メーカーの売上もきっと増えてるよね・・・・

なんか良い食品メーカーの銘柄ないかなぁ・・・

 

 

こんなお悩みに対する記事です。

 

 

🖌この記事を書いている人
 ✅ 投資歴:約15年
 ✅ 1株投資歴:約4年
 ✅ 投資スタイル:
   【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
   【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
   【おまけ】グロース(日本個別)
 ✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:6歳と4歳)
 ✅ 趣味:ランニング(フルマラソン29回完走)
 ✅ 本業:某クリニックの院長
 ✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬

 

 

今回の記事の結論です。

 

 

💡食品セクターの優良な中小型株
 ✅ 2003 日東富士製粉
 ✅ 2296 伊藤ハム米久HD

 

 

 

🙇‍♂️筆者からのお願い
 ✅ 今回は個別銘柄を紹介する記事になります
 ✅ 売買を推奨している意図は全くありません
 ✅ 最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします

 

 

 

高配当株投資|食品セクターの優良中小型株

 

食料品の値上げが止まりませんね。

 

2023年の食品値上げ品目数はこちらのようになっています。

 

 

長らく続いたデフレ大国の日本で暮らす私たちにとって、日常生活に大きな影響を及ぼしています。

 

食料品の値上げの原因を示したものがこちらです。

 

 

やはりロシアウクライナ問題に絡んだ原材料価格の高騰が、食料品値上がりの主たる要因です。

 

個人的には円安がもっと大きな影響を与えていると思いきや、エネルギー価格や物流価格などのコスト面が食料品の価格に大きな影響を与えている点には驚きました。

 

さて、高配当株投資において、ポートフォリオのバランスを保つことは非常に重要になってきます。

 

その中でも食品セクターは比較的ディフェンシブなセクターであり、景気後退期においても著しく業績や株価などが変動しにくい傾向があります。

 

高配当株ポートフォリオのバランスを整えてくれる食品セクターの企業。

 

その中から、今回は優良な中小型銘柄を紹介します。

 

ぜひ最後までご覧ください。

 

2008 日東富士製粉

 

名前の通り粉を製造している会社で、日清製粉、ニップン、昭和産業に次ぐ国内第4位の企業です。

 

小麦・その他農産物を原料に、

 

  • 業務用製粉製品(小麦粉、パン用粉・麺用・パスタ用粉、冷凍生地など)
  • 家庭用小麦粉(小麦粉製品、乾麺)

 

の製造販売を行っています。

 

そして、バフェットも注目している商社の一角、三菱商事の子会社です。

 

三菱商事を経由して食品メーカー・外食チェーン・ベーカリー等へ供給しています。

 

おそるべし三菱商事。

 

その他、ケンタッキーフライドチキンや牛角等のフランチャイジー店舗の運営も行っています。

 

 

【営業利益の推移】

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

ややジグザグしながらではありますが、営業利益は右肩上がりになっています。

 

 

【営業利益率・ROE・ROAの推移】

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

営業利益率、ROE、ROAなどの指標面では、同業他社と比較すると十分優良と判断できますね。

 

一般的に食品セクターの利益率は他の業種と比較すると、やや低くなる傾向があります。

 

 

【PER・PBR・配当利回り】

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

PER、PBRという視点からは、決して割安でも割高でもないという状況です。

 

配当利回りについては、

 

  • 直近5年平均:3.37%
  • 直近5年最高:4.42%
  • 直近5年最低:2.34%

 

となっており、利回り的にももう少し欲張りたいところです。

 

【配当金の推移】

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

配当金は2015年に減配していますが、概ね増配基調です。

 

2023年3月期の決算短信の一部を抜粋します。

 

  • 安定的かつ継続的な配当の維持を基本
  • 2025年3月期迄は連結ベースの配当性向40%以上

 

という文言がありますので、減配するリスクは比較的少ないと見込まれます。

 

 

2296伊藤ハム米久HD

 

伊藤ハムと米久が2016年に経営統合して生まれた企業です。

 

日本ハムに次ぐ、国内2位の大手食肉加工品グループとなります。

 

  • 食肉加工品(ハム・ベーコン、ソーセージ、ウインナーなど)
  • 食肉(国内食肉、輸入食肉、加工食品)

 

の製造が中心で、ハム・ソーセージは国内トップです。

 

主力商品としては、

 

  • ソーセージ:アルトバイエルン
  • ハム・ベーコン:朝のフレッシュシリーズ

 

が有名ですね。

 

また、伊藤ハム米久HDも三菱商事の持分法適用会社となっております。

 

おそるべし三菱商事(2回目)。

 

 

【営業利益の推移】

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

2019年に大幅なマイナスとなっておりますが、その後は何とか盛り返しています。

 

しかし、冒頭でも述べたように原材料価格の高騰等により、経営的には厳しい様子がうかがわれます。

 

 

【営業利益率・ROE・ROAの推移】

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

営業利益率は2%台で推移しており、ROEもROAも決して同業他社と比較して高いわけではありません。

 

このあたりの数字をどのように解釈するかは、投資家の間でも意見が分かれそうなところですね。

 

 

【PER・PBR・配当利回り】

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

PERではまだ割安という印象はありませんが、PBRと配当利回りからは割安感も漂っている様子です。

 

直近5年の配当利回りは、

 

  • 平均:2.78%
  • 最高:3.59%
  • 最低:1.85%

 

となっております。

 

 

【配当金の推移】

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

まだ7年程のデータしかありませんが、減配は今のところなく累進配当となっています。

 

株主還元の方針については、こちらをご覧ください。

(引用:伊藤ハム米久HD 2023年3月期決算説明資料より)

 

中期計画では、

 

  • 配当性向40%を目途に30〜50%の範囲で安定的に増配

 

とあります。

 

少なくとも株主還元に対する相応の意識は感じられますね。

 

 

まとめ


まとめにはいります。

 

 

💡食品セクターの優良な中小型株
 ✅ 2003 日東富士製粉
 ✅ 2296 伊藤ハム米久HD

 

 

様々な企業の決算短信を読みましたが、共通して書かれている文言として「先行き不透明」という表現です。

 

食品セクターのみならず製造業全般に言えることですが、原材料費やエネルギー価格が高騰している現状で確実に利益を生み出すことは至難の業です。

 

しかし、コロナ流行に伴う観光業の業績低迷、その後のインバウンドによる業績高騰という流れと同じく、食品セクターにもいずれ必ずリバウンドが訪れると考えています。

 

相場は常にサイクルするものです。

 

流行ばかりを追い求めず、長期的な視点で投資活動を継続したいものですね。

 

 

今日も最後までありがとうございました。

 

 

【おすすめ書籍】

子ども向けに書かれた書籍ではありますが、社会全体を俯瞰しお金の流れや働く意義について、深く考えさせられます。親が子どもに金融教育を行うことが当たり前になる時代において、必読の書とも言えますね。

 

 

 

 

 

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