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未来工業に新規投資|銘柄選定のポイント解説

 

 

個別株投資に挑戦したいのだけど、どんな視点で銘柄を選べばよいのかなぁ・・・

銘柄を選ぶ時、どんなところに気をつければよいのかなぁ・・・

 

 

こんな投資初心者さんのお悩みに対する記事です。

 

 

🖌この記事を書いている人
 ✅ 投資歴:約15年
 ✅ 投資スタイル:
   【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
   【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
   【おまけ】グロース(日本個別)
 ✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:6歳と5歳)
 ✅ 趣味:ランニング(フルマラソン29回完走)
 ✅ 本業:某クリニックの院長
 ✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬

 

 

今回の記事の結論です。

 

 

💡未来工業に新規投資|銘柄選定のポイント解説
 ✅ 利益率は安定?財務は健全?
 ✅ 株主還元の方針に転換はある?
 ✅ 職員を大切にしているかどうか?

 

 

 

🙇‍♂️筆者からのお願い
 ✅ 今回は個別銘柄を紹介する記事になります
 ✅ 売買を推奨している意図は全くありません
 ✅ 最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします

 

 

 

未来工業に新規投資|その理由から学ぶ銘柄選定のコツ

 

隙間時間で眺めている会社四季報。

 

その中で気になる銘柄を見つけ、即座に投資を開始しました。

 

その名も「未来工業」。

 

会社概要はこちらの通りです。

 

(引用:未来工業ホームページより)

 

電材・管材メーカーで岐阜県輪之内町に本社を構えています。

 

  • 住宅建築向けの電気設備資材(電線管、スイッチボックス、地中埋設管、エアコン配管材、照明・支持金具)
  • 管工機材(給排水設備、ガス設備資材)
  • 配線器具

 

を製造販売しています。

 

主要製品は、

 

  • 合成樹脂製可とう電線管「ミラフレキ」
  • 硬質塩化ビニル電線管「J管」
  • ケーブル配線用「スイッチボックス」(国内シェア70%!)
  • 地中埋設管「ミラレックス」

 

などです。

 

ちなみにアマゾンでも購入可能です。

 

 

 

前置きはこのくらいにしておきましょう。

 

 

今回の記事は、私が未来工業への新規投資を行った理由について解説します。

 

 

投資歴15年目のおっさん個人投資家が、

 

  • 銘柄選定の際
  • どのような視点で
  • 企業分析を行っているのか

 

を、未来工業のデータを参照しながら解説します。

 

 

投資初心者さんや個別株投資にチャレンジ中の方が、銘柄選定を行う際の視野が確実に広がり投資家レベルアップする内容となっております。

 

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

利益率は安定し財務は健全か?

 

未来工業を調べていく過程で面白いと感じた一節。

 

それが、「他社と同じモノはつくらない」という点です。

 

大手企業製品にはないアイディアを盛り込んだ商品を開発販売している点で、参入障壁の高さを感じました。

 

実際の利益率は次の通りです。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

営業利益率は10%越えをキープし、同業他社と比較しても非常に利益率は高いです。

 

そして、過去のキャッシュフロー(CF)では一度も赤字を出したことはありません。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

また、財務も非常に安定しております。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

自己資本比率は約80%を保ち、有利子負債も非常に低い。

 

一般的には「自己資本比率が40%以上」あれば、その企業が倒産するリスクは低いと言われています。

 

まさに未来工業は、企業の鏡とも言える堅牢盤石な財務状況ですね。

 

 

株主還元の方針に変更はあるか?

 

何かと話題の株主還元。

 

未来工業も株主還元に対する方針変更を打ち出しています。

 

(引用:未来工業 中期経営計画)

 

 

ここで復習です。

 

  • 配当性向=1株当たり配当金 ÷ 1株当たり純利益(EPS)
  • DOE=1株当たり配当金 ÷ 1株純資産(BPS)

 

という公式があります。

 

ここで、未来工業の1株純利益(EPS)と1株純資産(BPS)を比べてみましょう。

 

  

(引用:IR BANK)

 

EPSは年度毎でばらつきが大きい一方、BPSは確実に増加傾向ですね。

 

「配当性向50%以上またはDOE2.5%以上の高い方を配当金にする」ということは、仮に利益があげられない時期であっても、大きく減配しないことが期待できます。

 

EPSが常に右肩上がりの企業では配当性向だけで問題ありません。

 

しかし、どのような業種であれマクロ経済の影響をさけて、EPSを常に向上させることは非常に困難です。

 

様々な指標を元に配当政策を出している点は、非常に好感が持てますね。

 

 

職員を大切にしているかどうか?

 

株主としては株主への還元が最も気になる点ではあります。

 

しかし、個人的には企業が職員に対しても還元意識があるかどうかも個別株投資においては着目しています。

 

未来工業はホワイトな企業としても有名で、2015年にホワイト企業大賞を受賞しています。

 

www.recme.jp

 

ホワイト企業の特徴をあげます。

 

  • 従業員の平均勤続年数が15年以上と長い
  • 平均年収が600万円以上
  • 1ヶ月の残業時間が20時間以内
  • 有休が取りやすく平均取得率60%超え
  • 住宅手当や特別休暇などの福利厚生
  • 経営状態が良く企業が成長している
  • 女性だけでなく男性の育児休業取得率も高い
  • スキルアップできる仕事に取り組める
  • 研修制度が整っている
  • コンプライアンス遵守

 

ホワイト企業ランキングのトップ3は、次のとおりです。

 

  • 1位:アステラス製薬
  • 2位:オリックス
  • 3位:味の素

 

未来工業のランキングは41位。

 

しかし、売上が1,000億円未満の中小企業では断トツの1位です。

 

 

そして、会社四季報に記載されていた一文。

 

残業ゼロ企業

 

ということで、企業全体の雰囲気の良さが感じられます。

 

実際に従業員数も右肩上がりで伸びています。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

株主だけではなく職員も大切にする企業文化は、同じ事業主としてぜひとも参考にしたいところです。

 

 

まとめ

 

 

まとめにはいります。

 

 

💡未来工業に新規投資|銘柄選定のポイント解説
 ✅ 利益率は安定?財務は健全?
 ✅ 株主還元の方針に転換はある?
 ✅ 職員を大切にしているかどうか?

 

 

個別株投資を行う際に、様々な指標やデータ等を確認する作業は欠かせません。

 

一方で、数字だけ眺めていても企業の本質は見えてきません。

 

私見ではありますが、個別株投資を行う最終的な判断は、

 

「自分がその企業で働き社会に貢献したいか?」

 

と自問自答するようにしています。

 

即「Yes」であれば、株価やチャートはあまり気にせず購入しています。

 

購入するとはいえ、投資の大原則に従い1株ずつ分散しながらではあります。

 

 

1株から日本株が購入可能で、さらに手数料も無料。

 

恵まれた投資環境が整った今だからこそ可能な投資手法ですね。

 

 

今日も最後までありがとうございました。

 

 

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