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リオン|隠れた半導体関連優良銘柄を徹底解説

 

 

🖌この記事を書いている人
 ✅ 投資歴:17年
 ✅ 投資スタイル:
   【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
   【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
   【おまけ】グロース(日本個別)
 ✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:7歳と5歳)
 ✅ 趣味:ランニング(フルマラソン33回完走)
 ✅ 本業:某零細クリニックの院長
 ✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬

 

 

今回の記事の結論です。

 

 

💡リオン|隠れた半導体関連優良銘柄
 ✅ 業績:営業利益率 13.75% ROE 9.24%  ROA 7.27%  
 ✅ 財務:自己資本比率 78.6%
 ✅ 株価指標:PER 13.1倍 PBR 1.21倍 配当利回り 1.91%  
 ✅ 配当:ほぼ累進配当(22年間減配なし)

 

 

 

🙇‍♂️筆者からのお願い
 ✅ 今回は個別銘柄を紹介する記事になります
 ✅ 売買を推奨している意図は全くありません
 ✅ 最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします

 

 

 

リオン|隠れた半導体関連優良銘柄を徹底解説

 

「日本の半導体企業と言えば?」と言う質問に、

 

  • 東京エレクトロン
  • レーザーテック
  • アドバンテスト
  • ディスコ

 

という名前がすぐ出てきたあなた。

 

少し株式投資から距離を置いて、自然の中に身を置いてみましょう。

 

さて、前置き(?)はこれくらいにしておいて、今回はリオンという企業について株式投資の目線から徹底解説します。

 

  • 累進配当
  • バリュー株
  • 配当金再投資

 

といった言葉を見ると二度見してしまう。

 

そんな私と気が合う投資家仲間の皆様にとって、今回の記事が投資戦略の一助になれば幸甚です。

 

 

企業概要

 

リオン(RION CO., LTD.)は計測機器および医療機器の製造販売を手掛ける企業です。

 

1944年に設立された長い歴史があり、騒音計測器や補聴器で高い評価を得ています。

 

補聴器と聴力検査器では日本国内の最大手企業です。

 

主力製品は、

 

  • 補聴器(リオネット補聴器)
  • 医用検査機器
  • 騒音計・振動計・地震計・周波数分析器
  • 微粒子計測器(半導体製造関連向け気中微粒子計、液中微粒子計)

 

となっております。

 

補聴器メーカーと思っていたら、実は半導体関連銘柄という衝撃の事実。

 

味の素が半導体銘柄と同じくらいのインパクト。

 

 

売上構成比率はこちら。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

まだまだ医療機器が中心ですが、半導体絡みの微粒子計測器も徐々に伸びています。

 

(引用:マックス銘柄

 

国内のみならず、海外市場(欧米・中国・韓国・東南アジア)における事業展開も加速しています。

 

ホームページはこちら。

 

 

デザインは渋めながらも、メッセージが秀逸。

 

音のテクノロジーで、世界を変える

 

素敵な企業理念ですね。

 

定性的な面では、

 

  • 半導体の製造に欠かせない技術を持っている(参入障壁)
  • 高齢化社会に伴う補聴器などの医療機器需要の増加(長期潮流)

 

という強みがあります。

 

 

業績推移

 

売上高と営業利益の推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

美しい右肩上がりの成長曲線を描いています。

 

EPS及びBPSも上昇基調で、10年で約2倍に成長。

 

 

続いて、企業の稼ぐ力を示す指標、営業利益率、ROE、ROAの推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

ROEとROAは横ばいですが、営業利益率は緩やかながら伸びています。

 

2025年3月期の予想は、

 

  • 営業利益率:13.75%
  • ROE:9.24%
  • ROA:7.27%

 

ということで同業他社と比較しても非常に高い水準です。

 

 

財務状況

 

財務状況です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

直近17年で、営業CFは常に黒字でフリーCFは1回のみマイナス。

 

「どんだけぇ〜(古い)。」

 

と叫びたくなるくらい、すばらしい経営状況。

 

 

続いて、財務状況です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

自己資本比率は約60〜80%程度で推移しており、ほぼ無借金経営。

 

個人的には、ため込んだ資産を株主還元に使ってくれないかなぁと期待しています。

 

 

配当推移

 

注目の配当金の推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

連続増配ではありませんが、ここでガッカリしないでください。

 

 

(引用:Kabutan Premium)

 

2002年から22年間、一度も減配していません。

 

企業は明言していませんが、ほぼ累進配当銘柄と呼んでも過言ではないでしょう。

 

 

さて、ここで配当性向と株主還元の推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

配当性向は24〜32%であり、株主還元の余力が十分にあると判断します。

 

会社のホームページでも配当政策は明言していますが、曖昧な表現にとどまっています。

 

(引用:リオン株式会社ホームページ IR)

 

日本株の株主還元向上意識が高まっている流れにのって、

 

  • 配当性向引き上げ
  • DOE採用
  • 自社株買い

 

などの手をリオンもそろそろ打ってくるのではと想像しています(私の勝手な)。

 

株価指標と配当利回り

 

直近5年間の株価指標(PERとPBR)です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

PERもPBRも高くもなく低くもなく、なんとも中途半端な状態です。

 

直近5年の予想配当利回りの推移です。

 

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

  • 5年平均利回り:1.88%
  • 5年最高利回り:2.60%
  • 5年最低利回り:1.04%

 

という結果です。

 

決して高配当ではありませんが、株主還元の強化が十分期待できますので、一気に増配などで高配当化する可能性もあると考えます。

 

まとめ

 

 

まとめにはいります。

 

 

💡リオン|隠れた半導体関連優良銘柄
 ✅ 業績:営業利益率 13.75% ROE 9.24%  ROA 7.27%  
 ✅ 財務:自己資本比率 78.6%
 ✅ 株価指標:PER 13.1倍 PBR 1.21倍 配当利回り 1.91%  
 ✅ 配当:ほぼ累進配当(22年間減配なし)

 

 

個別株を購入する際、定量的な面と定性的な面に分けて考えるようにしています。

 

定量的とは数字で表されるものです。

 

  • 営業利益率
  • ROE・ROA
  • 配当性向
  • 自己資本比率

 

などになります。

 

一方、定性的とは数字で表せないものです。

 

  • 参入障壁
  • 長期潮流
  • 企業理念
  • 競争優位性

 

などですね。

 

今回紹介したリオンという銘柄は、定量的な面でも定性的な面でも大きな問題がないと考え私は購入を決断し長期で保有の予定です。

 

とは言え、「銘柄に惚れるな」と言う投資の格言があるように、私の考えたストーリーが崩れた場合にはいずれ売却するかもやしれません。

 

 

今日も最後までありがとうございました。

 

 

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