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未来の高配当株|財務健全な連続増配銘柄2選

 

 

花王や三菱HCCみたいな有名どころ以外の、連続増配銘柄知りたいなぁ・・・

連続で増配していてかつ、財務も健全な銘柄ってないかなぁ・・・

 

 

こんなお悩みに対する記事です。

 

 

🖌この記事を書いている人
 ✅ 名前:まおよしパパ
 ✅ 投資歴:15年
 ✅ 投資スタイル:
   【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
   【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
   【おまけ】グロース(日本個別)
 ✅ 運用額:〇,000万円
 ✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:6歳と4歳)
 ✅ 趣味:ランニング(フルマラソン28回完走)
 ✅ 本業:医療従事者
 ✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬

 

 

今回の記事の結論です。

 

 

💡未来の高配当株|地味な連続増配銘柄2選
 ✅ 4746 東計電算
 ✅ 1414 ショーボンドHD

 

 

🙇‍♂️筆者からのお願い
 ・今回の記事では、具体的な銘柄を取り上げて解説します。
 ・一個人の見解であり、売買を推奨しているわけではありません。
 ・最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします。

 

 

 

 

未来の高配当株|財務健全な連続増配銘柄2選

 

「高配当株」と一言にいっても定義は様々です。

 

「利回り3%以上あれば高配当」と言う方もいれば、「利回りが4%以上でないと高配当と呼べない」という方もいます。

 

ここで大切なのは具体的な数字ではありません。

 

あなたが「高配当」と考える利回りでよいのですね。

 

私自身、「配当利回り>3.5%」であれば高配当と考えています。

 

しかし、利回りが1〜2%台の銘柄も購入しています。

 

と言いますのは、現時点では高配当ではなくとも増配によりいずれ高配当と呼べる状態になると考えているからです。

 

 

 

東計電算

企業概要

独立系の情報処理サービス会社です。

 

  • 情報処理業務(データセンター・ネットワークの運用・保守・管理)
  • システム開発(業務ソフト、ソリューション)
  • アウトソーシング(BPO、派遣)
  • 機器販売・リース業務

 

と業務内容は多岐にわたります。

 

特色として、

 

  • 完全内製ビジネススタイル(一次請けのみの受注し二次請けをしない)
  • 物流分野での実績(通販サイトの運営から受注・出荷まで一元管理する通販システム「E-ASPRO」)

 

があります。

 

このような企業は参入障壁が高いのみならず、スイッチングコストという利点がありますね。

 

スイッチングコストとは、他社のサービスに切り替える際に、非常にコストや手間がかかってしまうため、一旦契約すると中々解約されてないということです。

 

近年サブスクリプション、いわゆるサブスクビジネスが流行していますが、まさに課金型ビジネスで高い利益を出している企業になります。

 

業績・株価指標

 

営業利益・EPSなど

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

儲ける力を示す営業利益率に注目しましょう。

 

直近15年でマイナス成長だったのは4年のみで、概ね順調に成長しています。

 

世界一の投資家であるウォーレン・バフェットが最も注目する指標であるEPS(1株当純利益)。

 

EPSも着実に上昇気流に乗っていますね。

 

 

営業利益率・ROE・ROA

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

営業利益率は20%を超え、ROEおよびROAも高い水準で推移しています。

 

業種にもよりますが、

 

  • 営業利益率>10%
  • ROE>8%
  • ROA>5%

 

となっていると、優秀な企業と言えますね。

 

東計電算に関しては、同業種と比較しても稼ぐ能力は非常に高いです。

 

 

 

自己資本比率は80%超えをキープしており、かつ無借金経営。

 

個別株、特に中小型株を選定する場合、個人的には自己資本比率を非常に重視しています。

 

個人的な銘柄選定において、自己資本比率が40%を超えていればまず合格と考えています。

 

自己資本比率が80%を超えている企業は、まず倒産するリスクが非常に低く、かつお金の回し方が非常に上手いですね。

 

 

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

直近5年のPERレンジは10.3〜18.5。

 

2023年3月時点でPER15.5ですので、少し手を出しにくい状況です。

 

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

過去5年のPBRレンジは、1.11から2.18。

 

2023年3月時点でのPBRは2.04。

 

PER同様、決して割安とは言えない状態です。

 

配当金推移・配当性向・配当利回り

(引用:IR BANK)

 

2011年に一度だけ減配しています。

 

しかし、基本的には配当金は右肩上がりで、直近10年では連続増配しています。

 

配当性向も50%未満をキープしており、EPSが今後も順調に伸びていけば、今後も増配が期待できそうです。

 

 

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

配当利回りは、

 

  • 直近5年平均:2.77%
  • 直近5年最大:3.53%
  • 直近5年最小:2.14%

 

となっております。

 

利回り的には3.2%を超えていると、割安という印象をもっています。

 

 

チャート

長期保有という前提で、週足チャートを提示します。

(引用:Kabutan Premium)

ボックス相場が数年続くこともありますが、基本的に右肩上がりのチャートです。

 

過去は未来を保証するわけではありません。

 

しかし、右肩上がりの長期チャートが今後も続くことを予想して、米国株や全世界株のインデックス投資をしているのは、私だけではないはずです。

 

 

ここで、本当は教えたくない東計電算の買い時ポイントを教えます。

 

(引用:Kabutan Premium)

 

ご覧の通りで、11月と2月の決算発表時に増配発表を行う確率が非常に高いというのが東計電算の特徴です。

 

 

増配発表後は非常に高い確率で株価が上昇してしまうので、個人的には決算発表前の9〜10月、12月〜1月あたりで、株価が下落していればコツコツ拾っていくようにしています。

 

 

ショーボンドホールディング

企業概要

 

社会インフラ(道路・トンネル・鉄道・港湾・上下水道・建築)の補修・補強に特化した総合メンテナンス会社です。

 

コンクリート建造物の補修・補強工事の最大手であり、橋梁のメンテナンスは国内トップ。

 

国内事業のみならず、三井物産と海外事業展開に向けた合弁会社も2019年に設立しています。

 

主要取引先は、国土交通省と中・東・西日本高速道路です。

 

 

国土交通省(国交省)から発表されている、所管のインフラ維持管理・更新費の推計を示したグラフがこちらになります。

(引用:国土交通省HP)

 

今後も緩やかにインフラ整備・補修の需要が高まることが示唆されます。

 

インフラの補修・補強工事が必要になるのは、建設後50年が目安です。

 

建設後50年を超える橋梁やトンネルの割合は、今後20年で急速に増加する見通しです。

 

全国73万カ所に存在する橋梁のうち、建設後50年が経過したものは2020年時点で30%ですが、2040年には75%にまで引き上がります。

 

このような背景から、横河ブリッジホールディングス、ライト工業、そしてショーボンドホールディングスなどの企業が長期潮流にのっていると予想しています。

 

 

業績・株価指標

営業利益・EPSなど

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

過去15年のうち、2012年だけ営業利益とEPSが減っています。

 

2012年以降は着実に右肩上がりの成長を見せています。

 

 

営業利益率・ROE・ROA

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

営業利益率は徐々に増加傾向で20%を超えてきています。

 

ROEおよびROAもいずれも10%を超えており、参入障壁の高さがうかがえます。

 

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

自己資本比率は80%超え、かつ有利子負債なし。

 

まさに隙なしの鉄壁財務。

 

今後、日本でも金利上昇局面が訪れた際は、ショーボンドホールディングスのような財務健全な企業価値はますます高まるはずです。

 

なぜなら、借金が必要な企業(特にグロース系)にとっては金利上昇は不利ですが、無借金の企業にとっては金利が上がろうが下がろうが業績に影響が出にくいからですね。

 

過去5年のPERレンジは、21.1から33.5。

 

直近のPERは、22.0。

 

金利や社会情勢といったマクロ要因はまだまだ不透明な状況ではありますが、個人的にはこれ以上の株価下落余地は少ないと考えています。

 

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

過去5年のPBRレンジは、2.20から3.71。

 

直近のPBRは、2.96。

 

PBRだけ見ると、そこまで割安感はないですね。

 

 

配当金推移・配当性向・配当利回り

(引用:IR BANK)

配当金は14年連続で増配しています。

 

配当性向も徐々に上がってきており、株主還元の意識を感じさせます。

 

配当性向50%前後であれば、まだ増配の余地はあると考えています。

 

 

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

配当利回りは、

 

  • 直近5年平均:1.92%
  • 直近5年最大:2.35%
  • 直近5年最小:1.49%

 

となっております。

 

コロナショック時の配当利回りが2.24%だった点も考慮すると、利回り的には2%を超えていればコツコツ購入してもよいラインと考えます。

 

 

東計電算と同様、ショーボンドにも業績修正の癖があります。

(引用:Kabutan Premium)

 

  • めったに減益や減配の発表をしない
  • 本決算でほぼ100%増配発表をする

 

という点です。

 

ここら辺もふまえて、購入するタイミングを判断しても面白いですね。

 

チャート

週足チャートはこちらのようになります。

(引用:Kabutan Premium)

 

ボックス相場が数年続く場合もありますが、基本的には右肩上がりの美しいチャートです。

 

インデックスではなく個別株であったとしても、基本的には業績と連動しながら、株価も右肩上がりに増加する銘柄を長期保有したいですね。

 

 

まとめ

 

まとめにはいります。

 

 

💡未来の高配当株|地味な連続増配銘柄2選
 ✅ 4746 東計電算
 ✅ 1414 ショーボンドHD

 

 

私自身もそうですが、今現在の配当利回りが高い銘柄に目を奪われがちになります。

 

しかし、長期投資が前提であれば、長く安定して配当金を享受できる銘柄に投資した方が、トータルリターンは高くなります。

 

今回紹介した銘柄以外では、

 

  • ナカニシ
  • マニー
  • テルモ

 

などの企業も現時点での利回りは1.5〜2.0%であり高配当とは言えません。

 

しかし、これらの銘柄は、ニッチトップで参入障壁が非常に高く、かつ財務健全であるため、比較的安心して長期保有できますね。

 

保有期間中に株価の変動は多少あるにせよ、長期保有するほどスルメ昆布のような感じで旨みがじんわりとでてくる感覚ですね(表現がイマイチ・・・)。

 

高配当株投資に限らず、ある企業の株を購入する際は、配当利回りだけ見るのではなく、企業が社会に生み出す価値、参入障壁、長期潮流などの要素も加味した上で判断する必要があります。

 

とはいえ、投資に絶対的な正解はありませんから、自分自身で考え思いはせたストーリーに沿った銘柄を最終的に選択することが肝要です。

 

自分自身の分身として長く持ち続けたい。

 

心の底からそう思える銘柄を探し出会うこと。

 

場合によっては、お別れすることもありますが・・・。

 

インデックス投資にはない個別株投資の楽しさであり醍醐味ですね。

 

 

今日も最後までありがとうございました。

 

 

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