今年に入って日経平均が下がっているみたいだね・・・。
いつまでどれくらいまで下がるのか怖くて投資できないね・・・。
こんなお悩みに対する記事です。
✅ 投資スタイル:雑食
①メイン:米国&全世界インデックス
②サテライト:高配当(日本個別&米国ETF)
③おまけ:グロース(日本個別)
✅ 家族:妻と子供2人(一姫二太郎)
✅ 職業:フリーランス医師
✅ 趣味:ランニング(マラソン26回完走)
✅ マラソン自己ベスト:2時間51分10秒
今回の記事の結論です。
✅ どこまで:最大下落率64%
✅ 過去の暴落時下限:PBR≒0.8
ひとつずつ解説していきます。
日経平均はいつまでどこまで下がるのか?
- ドラえもん:のび太とママの説教
- 寝かしつけ:パパと背中スイッチ
- 株式投資:投資家と株価暴落
何事にも避けられない出来事はありますね。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
ービスマルク
という言葉があります。
しかし、歴史を学んだところで暴落を避けることはできません。
一方、暴落時に何をすべきかは歴史から学べます。
過去の暴落を知り、今の状況をどのようにして乗り越えるか。
具体的に解説していきます。
過去の暴落を振り返る
100年に1度とも言われるリーマンショック。
リーマンショック以外にもここ20年ほどで暴落はたびたび訪れました。
直近ではコロナショックが最も記憶に新しいところですね。
2000年以降に起こった代表的な暴落は、
- ITバブル崩壊
- リーマンショック(サブプライムローン)
- 東日本大震災
- チャイナショック
- コロナショック
ですね。
2000年以降の日経平均のチャートです。
赤枠で囲った部分が暴落時期になります。
暴落期間の長さや下落率はまちまちですが、定期的に起こっていますね。
下の表は、暴落時の具体的なデータになります。
(引用:オートモードで月に18.5万円が入ってくる高配当株投資 まおよしパパ作)
2021年末から、
- ウクライナ問題
- 資源価格の高騰
- コロナバブルの崩壊
- 中国経済成長の鈍化
- 歴史的な高インフレ
などが重なり日経平均は下落基調です。
私自身はITバブル崩壊は経験していませんが、
- 3年間かかって
- ブルトラップを繰り返しながら
- じわじわ下がる
現在の相場に似ているような印象です。
日経平均の直近高値は、2021年9月につけた30,650円。
ITバブル崩壊時の
- 下落期間:3年
- 下落率:-64%
というデータをあてはめてみると、
- 下落期間:2024年9月まで(3年間)
- 最安値:11,035年(下落率-64%)
ということになります。
過去暴落時の下限はPBR≒0.8
日経平均11,000円まで下がるの?はよ損切りしなきゃ!
落ち着きましょう。
ここから非常に重要な数値を発表します。
次のグラフは日経平均株価のPBR推移を示したものです。
(引用:https://www.okasan-online.co.jp/tradeinfo/theme/2020/0313/)
- リーマンショック
- コロナショック
いずれの暴落時においても、
- 日経平均はPBR0.8を割っていない
のです。
✅ 日本語では株価純資産倍率
✅ PBR=株価÷1株純資産(BPS)
✅ PBR=1.0:基本(解散価値)
✅ PBR>1.0:割高
✅ PBR<1.0:割安
PBRについて詳しく知りたい方は、こちらのサイトがおすすめです。
2022年9月時点での日経平均の1株純資産(BPS)は約24,000円。
- BPS×PBR=株価
という公式にあてはめますと、
- 24,000×0.8=19,200円
となります。
以上から、
- 日経平均は約19,000円まで下がる可能性あり
と計算上はじき出されます。
しかし、個人的には日経平均は19,000円まで下がらないと考えています。
下のグラフは2010年から2022年の日経平均PERとPBRを示したものです。
ー日経平均 ーPER ーPBR
(引用:世界の株価日経平均PER PBR 日経平均株価適正水準)
2022年7月時点のPBRは1.2であり割高感があります。
しかし、PERは右肩下がりでむしろ割安な印象です。
最近の決算内容を見ますと、過去最高益を出している企業も多数みられます。
日本の企業はがんばっています。
株を買って応援しましょう。
注意:
実際のところ、PERやPBRだけでは割安割高の判断は困難です。
これ以上深掘りすると脳が悲鳴をあげはじめるので、やめておきますね。
まとめ:暴落という波を乗りこなそう
まとめにはいります。
✅ どこまで:最大下落率64%
✅ 過去の暴落時下限:PBR≒0.8
株価が下がり始めると、
- 資産がどんどん減っていき
- だんだん耐えきれなくなって
- ついには株を売ってしまう
ところが、
- 売ってしまった時が底値で
- 売った翌日から株価が上がり出す
という事態が最も避けるべきです。
長期投資を継続するにあたり、
- 暴落がいつまで続き
- どれくらい下がるのか
を事前に想定しておくことが肝要です。
知識なくして長期投資は継続できません。
知識を得ることで暴落時でも、
- 狼狽することなく
- 市場から退場せず
- コツコツと投資を継続する
強い握力が手に入ります。
とか偉そうなふりをして、やっぱり嫌です暴落。
とはいっても、
- 伸び続ける枝
- 落ち続けるナイフ
どちらも存在しません。
つらい時期ではありますが、ともに乗り越えていきましょう。
今日も最後までありがとうございました。
【おすすめ書籍】
投資ブームの影響で株式投資に関する書籍が非常に多くなりましたね。しかし、いずれの書籍もジェレミー・シーゲル先生の影響を強く受けている印象です。何事も基礎源流を学んでおくことが強い土台を形成します。
【関連記事】
一昔では信じられないほど株式投資が容易に行える時代になりました。投資初心者さんならば、1株ずつ購入できる窓口として、SBI証券またはネオモバイル証券がおすすめですね。
株式投資で大切なことは多々あります。しかし、一番大切なことは余剰資金で行うことです。株式投資は目的ではなく、人生を豊かにする道具の一つであることを努々忘れてはなりません。
人気の商社株に関するまとめ記事です。個人的には、皆が注目している間は買い時ではないと考えています。