新NISAでインデックス投資をするときに、投資信託とETFのどっちがいいのかな?
こんなお悩みに対する記事です。
✅ 投資:15年目
✅ 投資スタイル:
コア:インデックス(全世界&全米)
サテライト:高配当(日本個別&米国ETF)
おまけ:グロース(日本個別)
✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:5歳と4歳)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン27回完走)
✅ マラソンベストタイム:2時間51分10秒
✅ 本業:医療従事者
✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬
今回の記事の結論です。
新NISAでインデックス投資|投資信託とETFどっちがよい?
何かと話題の新NISA。
どのように運用したらよいか?
と、悩まれている方がリヒテンシュタインの人口を超えました。
それだけ柔軟な制度であるということを、逆に喜びたいところですね。
さて、インデックス投資を新NISAで行う場合、投資信託とETFのどちらがよいかという点について、個人的な見解を述べていきます。
注:新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があります。
「つみたて投資枠」では指定された投資信託しか購入できません。
一方、「成長投資枠」では株式、ETF、投資信託などの商品が比較的自由に購入可能です。
今回は、「成長投資枠」での話になります。
分配金のファンド内再投資
新NISAを活用するにあたり、投資信託とETFの違いで最も注目すべき点は分配金の取り扱いです。
ETFの分配金は基本的に必ず受け取ることになります。
ETFの分配金を再投資しようとすると、新NISAの非課税枠を使用することになるため、再投資する度に非課税枠が減ってしまうことになります。
一方、投資信託では「分配金なし」のタイプを選択すると、自動的に投資信託内で再投資されます。
分かりやすいように、具体例をあげます。
- ETF:本家VTI
- 投資信託:楽天VTI
を新NISAを使って購入するケースを想定しましょう。
注:今回の説明では簡略化するために、楽天VTIは本家VTIを投資信託運用会社を通じて購入しているものとします。また、本家VTI1株=楽天VTI1口の価値とします。
【ETF:本家VTI】
①VTIを100株保有している。
②VTIから分配金2万円を受け取る。
②2万円でVTIを新NISAの非課税枠で1株購入。
③VTIは101株に増え資産は増えたが、新NISAの非課税枠も2万円分減った。
【楽天VTI】
①楽天VTIを100口保有している。
②本家VTIからの分配金2万円は楽天VTIの運用会社が受け取る。
③楽天VTI運用会社が受け取った分配金でVTI1株を買う。
④楽天VTIの1口が本家VTI100株から101株の価値になる。
⑤楽天VTIの1口あたりの基準価額が上がる。
⑤新NISAの非課税枠は減らない。
ごちゃごちゃ言いましたが、これだけは覚えておいてください。
- 分配金なしの投資信託を買えば、非課税枠を消費せずに再投資可能
ということです。
投資信託の低コスト化
私が投資を始めた15年程前と比較し、非常に低コストで優良な投資信託が数多く存在します。
具体的には、
- eMAXIS slimシリーズ
- 楽天シリーズ
- SBI・Vシリーズ
などですね。
米国株式や全世界株式に連動した投資信託では、いずれも信託報酬は0.1%前後です。
100万円投資していても年間でかかる費用は1,000円程度です。
想像してみてください。
- 世界中の何万とある企業の中から
- 厳選した銘柄を選択して
- 業績や決算内容を確認して
- 定期的に銘柄を入れ替える
これをあなたは1,000円でやりますか?
ETFに比べて経費率などのコストは投資信託の方が高いのは事実ですが、為替コスト等も考慮すると目をつぶってもよい程度でしょう。
正直に言います。
今から投資を始められる方は本当に恵まれていますよ。
まとめ
まとめにはいります。
新NISAをどのように活用するか。
- 年齢
- 資産
- 家族構成
- 投資目的
- 仕事
- 信念
1人1人の人生が異なるように、 新NISAの使い方も千差万別です。
しかし、インデックス投資を新NISAでするのであれば、優秀な投資信託が購入可能になった現代においては、投資信託がベターと考えます。
今日も最後までありがとうございました。
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新NISA自体はすばらしい制度ではありますが、何事も使いようによっては凶器になり得ます。
株式投資はあくまでも目的ではなく道具に過ぎないということを忘れないことが大切です。
制度の変わり目は色々と迷うこともありますが、結局は単純に考えることが上手くいくコツですね。