インデックス投資みたいな長期投資ってしんどいなぁ・・・
もっと楽して資産を増やせる方法ないのかなぁ・・・
こんなお悩みに対する記事です。
今回の記事の結論です。
✅ 入金力が結局ものをいう
✅ 余剰資金での投資が基本
インデックス投資15年目
気がつけばインデックス投資を始めて約15年という時が過ぎました。
つみたてNISAを損切りする人がいるような荒れた相場である今だからこそ、インデックス投資を15年続けて率直に感じていることを記事にしておきます。
- インデックス投資を始めて間もない方
- これからインデックス投資を始めようとしている方
にとって何かしらの参考や気づきになれば幸いです。
追い風の時も向かい風の時もある
インデックス投資で得られる毎年のリターンはどれくらいか?
正直に言います。
15年間で計算したこともなければ、正確に把握したこともありません。
体感的には、「どんどん資産が増えるなぁ」という年もあれば、「どんどん資産が減っていくなぁ」という年もありました。
2021年はインデックス投資にとって追い風だった一方、2022年は向かい風の1年になりそうですね。
実際のところ、これまでの含み益もどんどん減ってはきています。
しかし、風向きが永遠に同じということはありません。
また、風の強さも弱くなったり強くなったりするものです。
いつ風向きが変わるかは、誰にも分かりませんけどね。
入金力が結局ものをいう
長期という時間軸の前提はありますが、インデックス投資の最大の強みは、素人がプロ並みの運用成績を出せる点です。
一方、インデックス投資の最大の弱みは、入金力がものをいう点ですね。
- Aさん:毎年10万円のインデックス投資
- Bさん:毎年100万円のインデックス投資
入金力が違うAさんもBさんも、同じインデックス投資をしている点では請け負うリスクは同じです。
仮に年利3.6%のリターンで計算してみます。
20年後のリターンは、
- Aさん:元本200万円→約400万円 リターン200万円
- Bさん:元本2,000万円→約4,000万円 リターン2,000万円
という結果です。
インデックス投資に限らず、金融投資において入金力が高いに越したことはありません。
かといって、少額のインデックス投資が意味をなさないわけではありません。
むしろ、
- 少額からインデックス投資を始める
- インデックス投資と並行して自己投資で収入を増やす
- 投資の経験値を徐々に増やす
- 収入が増えても支出(浪費)を極端に増やさない
- 増えた余剰資金をインデックス投資へまわす
という流れが個人的には一番自然だと考えています。
RPGで例えると「強くてニューゲーム」みたいな感じで、最初から入金力が高いに越したことはないのですけどね。
余剰資金での投資が基本
2022年時点、つみたてNISAとiDeCoの非課税枠内でインデックス投資を継続しています。
さらに余剰資金があれば、
- 米国ETF(VT、VTI、VYM等)
- 高配当株(日本個別株:ネオモバイル)
に投資をしています。
私が投資を始めた15年前は、月1万円前後の資金でインデックス投資を行っていましたね。
振り返ってみれば、インデックス投資にもっと入金できたと感じることもあります。
しかし、何でもかんでも投資入金額を増やせばよいというわけでもありません。
お金の価値は何かと交換して初めて生まれます。
- 友人との交流(飲み会)
- セミナー受講などの自己投資
- 妻や子供たちと行く旅行
先日、義母と妻と私の3人で相続について話し合う機会がありました。
その時に義母が言った言葉が私の心に深く刺さりました。
「これくらいの年になるとね、お金があっても使うところがないのよ」
インデックス投資をされているみなさん。
一番大切な今を犠牲にしすぎていませんか?
インデックス投資で資産は増えますが、失っているものを忘れてはいけません。
まとめ:インデックス投資も手段のひとつ
まとめにはいります。
✅ 入金力が結局ものをいう
✅ 余剰資金での投資が基本
私がインデックス投資を始めた頃には、SNSおろかYouTubeも存在していませんでした。
本屋で資産形成関連の書籍を購入し、右も左も分からずインデックス投資を始めましたね。
時代は流れ、様々な投資情報が手に入りやすくなっています。
情報が手に入りやすい一方で、玉石混合の情報の中から優良な情報を取捨選択する能力が欠かせなくなっていることも事実です。
ブログで情報発信している私が言うのもなんですが、ネット情報よりも書籍の情報の方が信憑性が高いですね。
何はともあれ、インデックス投資は手段のひとつに過ぎません。
インデックス投資が目的にならぬよう、今一度ゆっくり考えてみてくださいね。
今日も最後までありがとうございました。
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