✅ 投資スタイル:
【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
【おまけ】グロース(日本個別)
✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:7歳と5歳)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン32回完走)
✅ 本業:某零細クリニックの院長
✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬
今回の記事の結論です。
✅ 株式市場は調整局面
✅ 株価下落への対応方法
2024年4月|投資16年目の相場雑感
新NISA開始に始まり、34年ぶりの日経平均株価の更新と34年ぶりの円安となっている2024年。
まだまだ波乱含みの展開がありそうですね。
さて2024年が始まって早4ヵ月がたち、現時点での相場雑感をまとめてみます。
止まらない円安
円安の進行が止まりません。
(引用:Trading View)
この背景としては、米国経済指標が強いことが考えられます。
雇用が強く、物価高も下げ止まりとなっては、FRBが利下げに政策を転換する時期がますます不明瞭になります。
しかし、この記事を書いている4月20日時点で、日銀の植田総裁が「追加利上げの可能性高い」と言及した報道がありました。
これまでの口先介入では微動だにしなかったドル円ですが、週明けからは様相が変わるかもしれませんね。
ファーストリテイリング(ユニクロ)のCEOの柳井氏が現状の円安について、「よいわけがない」と言い切っていましたね。
輸出産業にとっては追い風となる円安ですが、行き過ぎてもよくありませんね。
貨幣の価値が国の価値の代替指標と考えると、ますます日本の価値が下がるとも捉えられます。
これから更に円安が進むのか、または円高に切り返すのか。
分からないからこそ、円建ての資産とドル建ての資産両者を持つことがリスクヘッジになります。
私自身はこれまで同様に、ドル建て資産は全世界株式または全米株式のインデックスファンドを中心に購入しつつ、円建て資産は日本個別株(高配当中心)に積み上げ続ける方針です。
株式市場は調整局面
好調だった日本株式市場も最近は下落傾向となりました。
(引用:Trading View)
3月末の天井から約10%下落しています。
伸び続ける枝もなければ、落ち続けるナイフもない。
という投資格言があるように、いつまでも好調な相場が続くこともありませんし、逆にいつまでも軟調な相場が続くこともありません。
何事にもサイクルがあるように、株式市場にもサイクルがあります。
しかし、そのサイクルが不規則で、時に小さく時に大きく振れるため、今自分がどのサイクルの位置にいるかを把握することは容易ではありません。
しかし、投資家の不安や恐怖の指標としてVIXやFear and Greed Indexがある程度参考になることもあります。
(引用:Trading View)
2020年のコロナショック時がどれだけパニック状態だったか一目でよく分かります。
また、2023年から2024年はじめの相場が平穏であったことも覗えます。
(引用:CNN)
投資家の心理が冷え込んできた様子が、この指標からも捉えられます。
私自身はむしろ買い場がそろそろ来るのではと、内心ワクワクしています(と書くと変態に思われるかもしれませんが・・・)。
株価下落への対応方法
新NISAが2024年から始まったこともあり、今年から株式投資を始められた方も多いと思われます。
- 数ヶ月かけて出た利益が、数日でほとんどなくなった。
- 利益が出ているうちに、もっと早く売っておけばよかった。
- 儲かると聞いて株を始めたのに、全然儲からないし損をした。
このような声がX等のSNSで見受けられますが、このような声が増えれば増えるほど逆にチャンスと考えましょう。
本ブログで再三にわたり強調していることではありますが、大切なので繰り返しお伝えします。
株式投資の大原則は、
- 長期・分散・積立
- インデックス投資が王道
- 余剰資金の範囲で投資をする
- 個別株投資は趣味程度にとどめる
- 自分が理解できていない商品を買わない
- 他の人の投資成績を気にせず比較をしない
- ややこしい商品ではなくシンプルな商品を選ぶ
などです。
また、暴落がきたとか色々と騒ぎ立てる媒体(S〇S等)と距離をとり、古典的な投資書籍などから知識を増やし過去の歴史を学びましょう。
いつの時代でも継続して学び続けることが、最強の防御となり武器となり、そして簡単に盗まれることのない資産になります。
そして、下落相場という貴重な経験ができたという風に捉えると、今後も長く市場に居続ける胆力を高めることに繋がります。
思い出してください。
今までの人生を振り返ると、やりたくないことやつらいことを乗り切った後に、本当の実力がついたと感じたことが必ずあるはずです。
まとめ
まとめにはいります。
✅ 株式市場は調整局面
✅ 株価下落への対応方法
株式投資の醍醐味は、長期保有すれば皆が利益を享受できる可能性があることです。
短期的な売買で互いの利益を奪い合うことなく、全ての市場参加者が恩恵を受けるためには、長く投資を続けかつ市場に居続けることです。
まずは生き残れ。儲けるのはそれからだ。(ジョージ・ソロス)
まとまった資金を一括で投資せず、株価変動を読もうとせず、余剰の範囲で株式資本へ資金を投入し長期保有する。
極めて地味な手法ではありますが、万人向けの再現性の高い方法と愚考しております。
とは言え、人生も株式投資も人それぞれ。
自分が好きなように、そして楽しめていれば、それもそれでよいかと思ったりします。
今日も最後までありがとうございました。
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