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株式投資の勝率を上げたい人は必読|信用倍率と高値期日

 

売上げや財務が良い企業の株を買ったのに全然株価が上がらない・・・

人気な会社の株を買ったはずなのにどうして株価が下がり続けるの・・・

 

 

こんなお悩みに対する記事です。

 

 

💡この記事でわかること
 ✅ 短期〜中期の株式投資で勝率を上げるコツ
 ✅ 信用倍率や高値期日の意味

 

 

さっそく結論からいきます。

 

 

💰個別株投資の勝率を上げるコツ
 ✅ 信用倍率が低い銘柄を選ぶ
 ✅ 高値期日を過ぎてから買う
 ✅ 順張りをする

 

 

ひとつずつ解説していきます。

 

 

 

個別株投資の勝率を上げるコツ

ストームトルーパー, 卵, レゴ, 嵐, トルーパー, 残高, 協力, 協力する, チーム, チームワーク

 

「1億人総株主」

 

株式を所有していない我が日本の総理大臣の言葉が話題ですね。

 

こちらはさておき、つみたてNISAやiDeCo等を始める方が徐々に増えてきています。

 

(参照:つみたてNISA口座数は前四半期末比9.6%増、買付額は21.2%増―金融庁調査(2021年12月末時点速報値)| モーニングスター

 

 

その中でも、米国株や全世界株の指数に連動した投資信託の定期積立が人気のようですね。

 

いわゆる「インデックス投資」と呼ばれるものですが、投資初心者さんのみならず、ベテラン投資家さんでもコア(中心)に据えている投資方法になります。

 

私はインデックス投資と高配当株投資を投資のコアとして継続中ですが、短期や中期での個別株投資もサテライトとして行っています。

 

投資初心者人口の増加に伴い、

 

  1. インデックス投資で長期積立投資を始めた
  2. 徐々に投資経験を積み他の投資に興味が出てきた
  3. 個別株投資や短期や中期投資を始めてみた
  4. 損ばかりして結局インデックス投資のみ継続

 

というパターンをたどる方が、今後増えていくと勝手に想像しています。

 

といいますのは、私自身も短中期の個別株投資で幾度も痛い目にあった経験があります。今も痛い目にあっていますが・・・。

 

  • ファンダメンタルズ分析(PER、PBR、ROEなど)
  • テクニカル分析(MACD、RSI、ボリンジャーバンドなど)

 

など個別株投資を行うにあたり、勉強すべきことは山ほどあります。

 

 

今回は、投資初心者さんが特に見落としがちである「信用倍率」高値期日」の2点について解説します。

 

なるべくかみ砕いた表現で説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

信用倍率とは?

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現物取引と信用取引

 

株を売買する方法として、

 

  • 現物取引
  • 信用取引

 

の2種類があります。

 

現物取引は、実際に自分がもっているお金や株で売買することです。

 

一方の信用取引は、手元のお金を担保にして株を売買することです。

 

 

ざっくりとした表現をすると、

 

  • 現物取引:自分のお金で株を買ったり売ったりする
  • 信用取引:借金をして株を買ったり売ったりする

 

といった感じになります。

 

 

さらに信用取引の中には、

 

  • 信用買い
  • 信用売り(空売り)

 

の2種類があります。

 

信用買いは、お金や持ち株を担保にして株を買うことです。

 

信用売り(空売り)とは、株を誰かから借りてきて売ることです。

 

 

基本的に、「株を安く買って高くなってから売る」という流れが株式投資で利益を出す方法になります。

 

しかし、「株を高く売って安くなってから買う」という流れで利益を出す方法が信用売り(空売り)です。

 

 

分かりやすいように消しゴムで空売りを例えます。

 

  1. あなたは、100円の消しゴムをAさんから借ります
  2. Aさんから借りた消しゴムを、あなたはBさんに100円で売ります
    ここであなたの手元には100円あります
  3. その後、消しゴムが80円に値下がりしました
  4. あなたは、消しゴムを80円で文房具屋で買います
    ここであなたの手元には20円が残ります
  5. あなたは、80円で買った消しゴムをAさんに返します
  6. あなたの儲けは手元の20円

 

ということです。

 

要するに、信用売り(空売り)は「これから株価が下がるだろう」と想定して行う行為です。

 

 

信用倍率

 

信用倍率とは「信用買い残÷信用売り残」で計算されます。

 

なんのこっちゃということになりますよね。

 

  • 信用買い残:信用買いされたままの株数≒信用買いしている人数
  • 信用売り残:信用売りされたままの株数≒信用売りしている人数

 

それぞれの立場になって想像してみましょう。

 

【信用買いした人】

  1. 株価の値上がりを期待して株を信用買いした
  2. 思ったほど株価が上がらないどころか株価が下落
  3. 株を売りたいけど売れない(損するから)

 

要するに「信用買いをした人=株を売りたい人」です。

 

 

【信用売りをした人】

  1. 株価の値下がりを期待して信用売り(空売り)
  2. 思ったほど株価が下がらないどころか株価が上昇
  3. 株を買い戻したいけど買えない(損するから)

 

要するに「信用売りをした人=株を買いたい人」です。

 

 

ここでもう一度、信用倍率の計算方法を提示します。

 

「信用倍率=信用買い残÷信用売り残」

 

別な表現をしますと、

 

「信用倍率≒株を売りたい人÷株を買いたい人」

 

ということになります。

 

  • 信用倍率が高い→「株を売りたい人数>株を買いたい人数」
  • 信用倍率が低い→「株を売りたい人数<株を買いたい人数」

 

という関係になりますね。

 

 

野菜や果物でもそうですが、需要(買う側)と供給(売る側)のバランスで値段は決まります。

 

  • 需要(買う側)>供給(売り側)→値段は上がる
  • 需要(買う側)<供給(売り側)→値段は下がる

 

 

ここで一旦まとめます。

 

 

信用倍率が低い→需要が供給より多い→株価が上がりやすい

 

 

という流れになります。

 

 

信用倍率を確認する方法としては、「株探」というサイトがおすすめです。

 

kabutan.jp

 

下図の赤丸で囲った部分に信用倍率が記載されています。

 

 

ただし、銘柄によって信用倍率の平均値は差がありますので注意が必要です。

 

現在と過去の信用倍率を比較したい場合は、下図の「時系列」、「週次信用残」をクリックすると確認できます。

 

 

 

高値期日とは?

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一般的な信用取引では、取引してから6ヵ月以内に取引を完了させる必要があります。

 

いわゆる制度信用取引と呼ばれるものです。

 

無期限信用や1日信用という信用取引もありますが、制度信用取引が最も主流です。

 

要約します。

 

  • 信用買いした株は6ヵ月以内に売る必要がある
  • 信用売り(空売り)した株は6ヵ月以内に買い戻す必要がある

 

この6ヵ月が高値期日になります。

 

レーザーテックという銘柄を例に出して説明します。

 

 

2022年1月4日に36,090円という直近高値を付けています。

 

その後、株価は右肩下がりになっています。

 

3月14日で底値をつけて一旦上昇しますが、株価は再度下落へ転じています。

 

ここで思い出して欲しいのが信用倍率です。

 

レーザーテックの信用倍率は3.78倍となっています。

 

正確な表現ではありませんが、信用買い残(株を売りたい人)が信用売り残(株を買いたい人)より3.78倍も多いという状況です。

 

2022年1月4日の最高値で信用買いをした人(=高値つかみをした人)は、仮に損失が出したとしても信用期日の7月4日までに株を売らなくてはならないのです。

 

ですので、株価が少し上がってきたところで、高値つかみした人たちが損失を少しでも抑えようと株を売ってきますので、株価が順調に上昇しないのです。

 

仮に私がレーザーテックを購入するならば、高値期日が過ぎた7月4日以降かつ、株価が右肩上がりになったことを確認してから購入を検討しますね。

 

いわゆる順張り投資になります。

 

 

まとめ:株式投資は負けにくいところで戦う

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まとめにはいります。

 

 

個別株投資の勝率を上げるコツ
 ✅ 信用倍率が低い銘柄を選ぶ
 ✅ 高値期日から6ヵ月過ぎてから買う
 ✅ 順張りをする

 

 

今回解説した信用倍率や高値期日は、あくまでも短期から中期投資が前提です。

 

また、信用倍率が低く高値期日が6ヵ月過ぎた銘柄を買ったら必ず利益がでる訳でもありませんので、くれぐれもご注意ください。

 

最終的な投資の判断は自己判断でよろしくお願いします。

 

いくら優良な企業であっても、信用倍率が高すぎたり、高値期日を過ぎていない時期は株価が上昇しにくい傾向を知っているだけでも、投資の勝利は大きく変わってきます。

 

勝ちにくい土俵で戦うより、負けにくい土俵で戦った方が、勝率は確実に高くなります。

 

みなさまの投資成績が1%でも向上すれば幸いです。

 

 

今日も最後までありがとうございました。

 

 

【おすすめ書籍】

表紙は正直怪しい感じですが、中身は真っ当な株式投資の解説本です。マンガ構成になっており、個別株投資を始めたい方にとっては、最もとっつきやすい書籍の一つですね。

 

 

 

 

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