高配当株投資を始めたんだけど、含み益が増えすぎて売ろうかどうか迷っているんだよね・・・
それなら一旦売って、また安くなったら買い直したらいいんじゃない?
でも売っちゃうと配当金もらえなくなるんだよねぇ・・・
こんなお悩みに対する記事です。
✅ 投資:15年目
✅ 投資スタイル:
コア:インデックス(全世界&全米)
サテライト:高配当(日本個別&米国ETF)
おまけ:グロース(日本個別)
✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:5歳と4歳)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン27回完走)
✅ マラソンベストタイム:2時間51分10秒
✅ 本業:医療従事者
✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬
今回の記事の結論です。
✅ 企業より現金に価値を感じた時
順番に解説していきます。
投資初心者向け|高配当株の売り時は?
押しも押されもせぬ高配当株投資ブーム。
本屋に行けば、
- 100万円の配当金を手に入れる方法
- 高配当株投資でFIRE
といった謳い文句の書籍や雑誌が山積み状態。
実際のところ、高配当株の成績はどれほどよいのでしょうか?
日経高配当50*のチャートを見てみましょう。
*:日経平均構成銘柄のうち高配当50銘柄集めたもの
(引用:Kabutan Premium)
2020年のコロナショックで底を付けた後、約3年で基準価額が2倍に成長しています。
年平均リターンになおすと24%という脅威的な数字。
世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏の投資成績は年平均リターン約20%。
このような環境下、2-3年前から高配当株投資を始めた方の多くが、含み益を抱えているのではないでしょうか。
私自身、高配当株投資は長女が生まれた6年前に始めました。
山あり谷あり試行錯誤の時期を経て、概ね含み益がある状態を維持しています。
基本的には、「含み益がどれだけ増えても高配当株は売却しない」というのが、私の現状でのスタンスです。
その理由をふまえつつ、高配当株の売り時について解説していきます。
- ここで売却したら10年分の配当金と同じ利益が得られるぞ
- 一旦利益確定して安くなったタイミングで買い直すぞ
と考えている投資初心者の皆様。
今回の記事をぜひ最後までお読みください。
配当金がいらなくなった時
- 高配当株投資を始めた目的は?
- 高配当株投資を続けている理由は?
瞳を閉じ胸に手をあて、自分自身に問いかけてみてください。
- 配当金で生活を楽にしたい
- 配当金で家族旅行に行きたい
- 配当金でセミリタイヤしたい
そうですよね。
配当金が欲しいのですよね。
配当金の使い道は人それぞれであったとしても、人生を豊かにしてくれる配当金が欲しくて高配当株投資をされている方が大多数でしょう。
至極当然ではありますが、高配当株を売却すれば配当金は得られません。
別の言い方をすれば、投資した企業のオーナーである権利を放棄したということです。
そもそもオーナーとしての権利を放棄したくなるような企業の株を購入していれば話は別ですが、
- 三菱商事
- 信越化学工業
- オリックス
等の超優良企業のオーナーである権利を手放すことに抵抗はありませんか?
企業より現金に価値を感じた時
高配当株にかかわらず、株を売却すると手元にくるのは現金です。
少なくとも令和時代において、株と交換可能なものは現金です。
お米を証券取引所に持って行って株と交換できたのは、江戸時代の話です。
株式投資とは、お金で株を買うことです。
では、株を売ってお金買うのは、株式投資ならぬ現金投資ということです。
すなわち、株を売ると言うことは現金に価値を見いだし投資する行為に他なりません。
あなたの手元に戻ってきた現金は何を生み出しますか?
仮に銀行に預けて、どれだけ現金の価値が増えるでしょうか?
今すぐ現金が必要な事態であればやむを得ませんが、余剰資金の範囲で株式投資を行っているのであれば、早々に株式を売却する事態にはならないはずです。
まとめ
まとめにはいります。
✅ 企業より現金に価値を感じた時
- 投資は余剰資金で行うもの
- 投資も人生も人それぞれで正解はない
- 投資成績を他人と比べても意味がない
当ブログで繰り返し伝えていることです。
一言に高配当株投資といっても、人の数だけ方法があります。
定期的に利益確定の売却を行う方法もあれば、バイ&ホールドの戦略をとる方もいます。
何はともあれ、
- 自分の頭で考えて
- 自分自身が腹落ちし
- 自分の目的に合った
投資方法を貫くことが肝要です。
個人的には短期的な売買を繰り返すより、様々な作物を実らせる農地を広げるかのごとく、焦らず着実に高配当株を増やしていくスタイルが合っていますので、高配当株を基本的に売らずにホールドする手法をとっています。
とはいえ、人生何が起こるか分かりません。
状況に応じては、高配当株の売却を行う事態もあり得るでしょう。
柔は剛を制すとはよく言ったものです。
芯はありながら柳のように立ち振る舞う
投資だけでなく何事においても長く続ける秘訣と考えています。
今日も最後までありがとうございました。
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