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フリーランス医師が開業を決めた3つの理由

 

医者ってなんで開業するのかな?

開業する人ってお金もうけだけが目当てなのかな?

 

 

こんなお悩みに対する記事です。

 

 

まずご報告。

 

私事ではありますが、フリーランス医師から開業医になります。

 

本格的に開業するのは2023年初旬です。

 

 

ということで、今回の記事の結論です。

 

 

💡フリーランス医師が開業を決めた3つの理由
 1️⃣ 勤務医の働き方に限界
 2️⃣ 理想の職場作りへ挑戦
 3️⃣ 年齢などのタイミング

 

 

 

フリーランス医師が開業を決めた3つの理由

 

少し古いデータになりますが、2009年に日本医師会が開業理由を調査した結果です。

(引用:https://www.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20090930_21.pdf

 

 

  • 1位:理想の医療の追求
  • 2位:将来に限界を感じた
  • 3位:精神的ストレスに疲弊

 

となっています。

 

仮に2022年時点で同じ調査を行っても、開業理由の順位は変わらないでしょう。

 

と言いますのは、長年叫ばれている勤務医の働き方に関わる問題が何も変わっていないからです。

 

しかし、いよいよ2024年から医師の働き方改革が本格的に始まります。

 

ところが、個人的な予測ですが、医師の働き方改革導入により「仕事は増え収入が減る」という最悪な事態を招きかねないと考えています。

 

その理由としては、

 

  1. 働き手(勤務医)の数は横ばい
  2. 仕事量(高齢化による影響など)は増加傾向
  3. 長時間勤務後(当直明けなど)の医師は強制帰宅
    →時間外手当やバイト代の減少
  4. 休んだ医師の仕事は他の医師が肩代わり
  5. 平日に休んだ仕事は休日に無報酬で
    →仕事量が結局増える

 

という流れです。

 

根本的な問題は勤務医の数です。

 

特に地方では、勤務医のみならず看護師不足も大きな問題です。

 

働き方改革を世界の中心で叫んだところで、勤務医は喜んでくれません。

 

 

話が脱線しました。

 

 

続いて、私自身が開業を決意した理由を具体的に解説していきます。

 

 

勤務医の働き方に限界

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大多数の医師は医局に属しています。

 

  • 共働きであろうが
  • 小さな子供がいようが
  • マイホームを購入したてだろうが

 

家庭の事情とは関係なく、医局人事で勤務先が決められます。

 

 

私自身、医局に属さず勤務医として10年以上働いてきました。

 

  • 尊敬できる上司
  • やさしいスタッフ
  • 福利厚生がよい病院

 

という今思えば本当に幸せな環境で働けていました。

 

 

しかし、ひょんなことから医局へ入局し、希望しない勤務先へ異動となりました。

 

  • 長距離通勤かつほぼ毎日オンコール
  • 尊敬できない上司と2人で過ごす毎日
  • 医師としての裁量権を奪われて働く日々

 

などが重なり心を病み休職し退職。

 

結果として、勤務医からフリーランス医師へ転向しています。

 

 

職場を異動する前は、勤務医として一生を過ごすつもりでいました。

 

しかし、異動を契機に心を病みフリーランス医師になって気づきました。

 

 

「勤務医には自由がない」ということを。

 

  • 決められた場所で
  • 決められた人と
  • 決められた時間で

 

働く他ありません。

 

 

開業医が完全に自由ではないことは承知しています。

 

ただ、勤務医としての働き方に限界を感じてしまった訳です。

 

 

 

理想の職場作りへ挑戦

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開業するにあたり、一番大切にしている理念は「安心」です。

 

それは、患者さんのみならず一緒に働くスタッフにもあてはまります。

 

 

「理想の職場がないのなら自分で作ればいい」

 

こんな考えが頭に浮かび、開業への道を歩み始めた次第です。

 

  • 患者さん
  • スタッフ
  • 自分自身

 

クリニックに関わる全ての人が、毎日を安心して過ごせる。

 

そんなクリニックを少しずつ作っていきたい所存です。

 

 

当然のことながら、責任は勤務医と比較にならないほど重大になります。

 

 

「開業が上手くいかなかったら勤務医に戻ればいい」

 

なんて生半可な気持ちは捨てています。

 

 

年齢などのタイミング

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医師が開業する平均年齢は40歳前後と言われています。

 

医師として約15年の経験があり、専門性や臨床能力も油にのった時期になりますね。

 

私は30代後半ですので、開業の適齢期と言えば適齢期になります。

 

 

もちろん年齢だけで開業のタイミングが決まるわけではありません。

 

しかし、ほとんどの医師が開業するにあたり多額の融資を受ける必要があります。

 

融資を受けるためには、融資先からの信用が欠かせません。

 

開業に対する強い思いだけではなく、強い思いを裏付ける証拠作りも怠れません。

 

 

私自身は開業に向けて、

 

  • 貯蓄(現金数千万円)
  • スキルアップ(資格取得、学会発表など)
  • 土地探し(2年以上)

 

をコツコツ続けてきました。

 

 

準備が整ったのが、結果として30歳代後半だったということです。

 

 

また、子供が生まれたことも、開業するきっかけの一つになりましたね。

 

子供ができる前後で、家族に対する価値観は大きく変わりました。

 

価値観は人それぞれでしょうが、少なくとも私にとっては家族が何よりも大切な存在です。

 

  • 高難易度手術の件数
  • 筆頭論文の数やインパクトファクター

 

といった他人との比較で価値が生まれるものに対する興味が消えました。

 

  • 家族との時間拡充
  • 医師として親としての人生両立
  • 競争原理主義からの離脱

 

これらを求めていく先に「開業」という道が見えた次第です。

 

 

まとめ:医師が人らしくあるために

フィート, 子供の足, 赤ちゃん, 裸足, 人間, 子供, 可愛い, 小さな, 小さな子供, 小さな足, 足

 

 

まとめにはいります。

 

 

💡フリーランス医師が開業を決めた3つの理由
 1️⃣ 勤務医の働き方に限界
 2️⃣ 理想の職場作りへ挑戦
 3️⃣ 年齢などのタイミング

 

 

  • 勤務医
  • フリーランス医師
  • 開業医

 

どのような立ち位置であっても、医師も人であることに変わりありません。

 

人らしく生きていけるのであれば、その道を進めばよいでしょう。

 

 

医師としてではなく、人としてどう生きたいのか?

 

 

一旦立ち止まって、ゆっくり考えてみてください。

 

正しいという文字は「一 + 止:一旦止まる」ですよ。

 

 

今日も最後ありがとうございました。

 

 

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