FIREって憧れるけど、実際のところどうなんだろうね・・・
経済的自由には憧れるけど、早期退職してどうするんだろう・・・
こんなお悩みに対する記事です。
✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:5歳と4歳)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン27回完走)
✅ マラソン自己ベスト:2時間51分10秒
✅ 本業:医療従事者(2023年3月開業)
✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬
今回の記事の結論です。
✅ 働く場所を選べる自由
✅ 医療の方針を選べる自由
経済的自由を失った代わりに得た自由
- 経済的自由(Financial Independent)
FIREブームの煽りもあり、この甘美な言葉に魅了される人が後を絶ちません。
一方、
- 早期退職(Ritire Early)
についてはあまりフォーカスされていない印象があります。
早期退職で大切な部分は、何から早期退職するかという点です。
- 理不尽な職場や上司
- やりがいのない仕事
- ブラックな職場環境
多くの方が現状から脱出したいという願いを抱き、FIREに興味を持たれているのでしょう。
何を隠そう、私自身もFIREには興味はあります。
しかし、医師という仕事から早期退職したいという願いはありません。
医師と一言にいっても、様々な働き方があります。
- 診療科目(内科、外科など)
- 勤務形態(勤務医、開業医など)
- 施設規模(大学病院、中規模病院、個人医院など)
- 臨床または研究
などですね。
よほどの例外を除いて、医師が開業する場合は相応の借入が必要です。
私自身、約13年ほど勤務医生活を送り、その後1年半ほどフリーランスとして働き、開業するに至りました。
ごく一部の例外を除き、開業にかかる費用を借入する必要があります。
具体的な金額は伏せますが、私も多額の借入をして開業しました。
経済的自由どころか、経済的不自由な状態になったわけですね。
そんな経済的不自由になっても、開業でしか得られない自由もあります。
開業して間もない身ではありますが、今感じている開業医の自由について解説します。
働く人を選べる自由
誰と共に働くか。
普通に会社勤めをしている方や勤務医の方は、上司も部下も選択できません。
一方、開業することで共に働く人を選べるようになりました。
開業の4ヵ月前ほどにスタッフ募集をハローワークに出したりインスタグラムで募集をかけたりなどしました。
最終的に候補者を絞り、面接の結果、採用するスタッフを決めました。
患者さん、患者さんのご家族、そして当クリニックに関わる全ての方が、心穏やかな日々を通じて豊かな人生を送る一助になること
これが私のクリニックの理念。
この理念に共感してくださった方を選ばせて頂きました。
スタッフのみなさま、とても優秀で毎日助かっています。
働く場所を選べる自由
開業書籍、セミナー、開業斡旋業者、そして先輩開業医の先生方が口をそろえて同じことを言います。
開業が成功するかどうかは場所選びでほぼ決まる
私自身、開業場所の選定および決定に2年以上の時間を費やしました。
少しよい場所が見つかっても、少しでも妥協点があれば見送りました。
このまま開業場所が見つからないのではないかという不安、よい場所がとられてしまうのではないかという焦燥感に正直苦しみました。
それでも最終的に心の底から納得できる場所が見つかり、開業することができました。
私自身が開業場所で重視した点は、
- 大通り沿いで目立ちやすい
- 自宅から近い(車で5分程度)
- 競合があまり多くない
- 調剤薬局が近くにある
といったところです。
医療の方針を決められる自由
医師の直観や経験に頼らず、大規模な研究結果に基づくデータを拠り所に医療方針を決める。
いわゆるEBM(Evidence Based Medicine)というものです。
私自身、この考え方が正しいとずっと思っていました。
しかし、実際はそうではないのですね。
患者さん1人1人、顔も性格も違えば考え方や価値観も異なります。
1人1人の考え方に寄り添いながら、EBMから離れすぎない医療を提供すること。
こんな医療を提供したいと常々考えています。
大きな組織に属していると、ある程度治療方針が固められてしまいますね。
開業することで誰からの指図を受けることなく、より患者さんの願いや想いに寄り添いやすくなったと感じています。
とはいっても、全く科学的な根拠がない治療を積極的に勧めることはしません。
まとめ
まとめにはいります。
✅ 働く場所を選べる自由
✅ 医療の方針を選べる自由
何かを得れば何かを失い、何かを失えば何かを得る。
世の中は常に二面性がありますね。
どちらを見るかを選ぶのも自分自身です。
そういう点では、経済的に自由だろうが不自由だろうが、もうすでに誰しもが自由なのかもしれませんね。
今日も最後までありがとうございました。
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