はぁ〜会社嫌だ・・・。FIREしたい・・・。
SNS見てると、医師でもFIRE目指している人もいるみたいだね・・・。
医師でFIRE?せっかく医師になったのに??早く医師やめたいの???
✅ 投資歴:15年(ほぼほったらかし投資)
✅ 投資スタイル:
①インデックス②高配当③おまけのグロース
✅ 家族:4人(妻:共働き 子供:一姫二太郎)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン26回完走)
最近何かと話題のFIRE(ファイヤ)。
”Financial Independence, Retire Early."
の頭文字をとってFIRE。
日本語に訳すと「経済的自立と早期退職」ですね。
さて、この記事を読まれているあなた。
FIREに興味をお持ちですね?
今回、医師がFIREできない理由を解説します。
医師限定という話ではなく、
- 会社勤め
- フリーランス
- 個人事業主
- 主夫・主婦
- 岸田総理
FIREに興味がある方にとって参考となる内容になっております。
ぜひ最後までご覧ください。
今回の記事の結論です。
2️⃣ 閉鎖的な医師社会
3️⃣ 専門性の高さ
ひとつずつ解説していきます。
医師がFIREできない3つの理由
- 経済的自立を得て
- 自分の好きなことをして暮らしたい
誰もが1億回ほど夢に見た生き方ではないでしょうか。
しかし、現実は甘くありませんよね。
一般的に医師は、給与所得が高く稼ぐ力は高い職業です。
そんな医師がなぜFIREできないのか?
ひとつずつに解説していきます。
金融リテラシーが低い
日本で医師になるために、医学部入学は必須です。
医学部入学さらに医師免許取得のために、
- 青春の大切な時間を受験勉強
- 医学部入学後もそれなりに国家試験勉強
に時間を費やします。
自ら意識しない限り、金融知識を身につける時間はありません。
さらに、医師になるとますます時間がなくなります。
- お金はあっても使う時間がない
- お金は貯まるがストレスも貯まる
- ストレス発散に高級車やブランド品など地位財を購入
- 保険屋に勧められぼったくり貯蓄型保険加入
- 「税金対策」に騙されワンルームマンション投資開始
上記のような典型的パターンに陥る医師が多数派でしょう。
- お金を稼ぐ力がいくら高くても
- お金を守る力が低ければ
経済的自立を得ることは永遠にできません。
いわゆるZ世代の方はYouTubeやSNS等で情報を収集していますね。
支出管理を徹底し、経済的自立を目指して投資をされている20代の方もちらほら見受けられますが、ごく少数派でしょう。
私はひょんなことから、本屋で出会った書籍(具体的なタイトルは忘れました)の影響を受け、研修医1年目で証券口座を開きインデックス投資を始めました。
現時点で15年近くインデックス投資を継続していますが、FIREとはほど遠い状態です。
というのも、私自身はFIREを目指してインデックス投資を始めたわけではありませんので、当面マイペースで長期投資を継続する予定です。
閉鎖的な医師社会
医師社会とは極めて閉鎖的な社会です。
医局に入局すると、閉鎖具合はドラえもんの寝床レベルですね。
閉鎖的な社会にどっぷりつかってしまうと、世間的な常識や非常識が全く通用しなくなります。
- 家庭の事情とは関係なく勤務先の変更
- 興味がなくても大学院へ強制入学
全ての医局や病院がブラックとは限りませんが、医師の世界は非常に闇が深いものです。
インターネットが発達した現在では、医師という閉鎖的社会の外で暮らす方々と交流しやすくなっていますね。
私もブログやSNSで医師以外の方々との交流をすることで、自分が属している社会の異常具合を俯瞰して見られるようになりました。
経済的自立をするためには、金融リテラシーのみならず全体的な社会構造を知らなくては達成できませんからね。
専門性の高さ
医師は極めて専門性が高い職業の一つです。
逆説的に考えますと、医師になった時点で、医師以外としての生きるという選択肢がほぼ失われます。
医師になるためには、最低でも医学部に入学し6年間を過ごす必要があります。
さらに医学部卒業後、一般的には初期研修2年間経てから、自らが希望する専門分野に進みます。
浪人や留年などが全くなく順調にいっても、研修医を追えた時点で26歳です。
ここから医師を辞めて、別の職につくことを不可能だと言うつもりはありません。
ただし、医学部や研修医という特殊な環境で過ごした8年間を捨て、新しい分野に飛び込むには相応の努力と勇気と覚悟が必要ですね。
医師でありながら、趣味や特技で非常に専門性の高い医師以外の技術を持っている方であれば、転職という道もあると思います。
しかし、このような天賦の才をお持ちの方は稀ですね。
少なくとも私のような凡人には無理です。
「医師を早期退職したい」と考えているのであれば、何かしらの行動を早めにとった方がよいでしょう。
時間は前には進みますが戻ってはきません。
まとめ:できない理由はできる理由
まとめに入ります。
2️⃣ 閉鎖的な医師社会
3️⃣ 専門性の高さ
裏を返すとこういうことになりますね。
2️⃣ 医師社会から意識的に離れてみる
3️⃣ 副業など専門分野以外の経験を積む
最後に私自身のFIREに対する立ち位置を述べて終わります。
30年以上前にもなりますが忘れもしません。
私が医師を目指したきっかけは、曾祖母の死です。
曾祖母の死そのものに加えて、家族皆が悲しむ姿を目の当たりにし、
僕が医者にになって病気で悲しむ人を一人でも減らしたい。
と決意した次第です。
実際に医師になり、思った通りのことより思っていなかったことの方が多いのが現状です。
- 医師以外でもできる書類業務
- 不毛な長時間会議
などが代表的なものですね。
ただし、
- 自分が学び得た知識や技術を患者さんに還元できた時
- 病気が良くなって患者さんや家族から笑顔で感謝される時
こんな時が、まさに医師冥利につきる瞬間ですね。
もちろん、逆もしかりです。
医師という仕事をしているからこそ、つらく逃げ出したくなる場面も多々あります。
それでも、私自身は医師を早期退職したいとは願いません。
経済的自立を達成し、お金の損得を無視して理想の医療をゆるく提供する。
今追い求めている私の希望であり夢です。
鼻で笑ってもらって結構です。
他人と比べることをやめた私は何も気にしませんので。
今日も最後までありがとうございました。
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