投資信託の定期積立を始めたいけど 結局どれがいいの?
eMAXIS slimがいいって聞くけど本当かなぁ・・・
こんな 投資初心者さんのお悩みに対する記事です。
✅ 投資スタイル:インデックス投資+高配当株投資+α
✅ 趣味:マラソン(フルマラソンサブスリー16回)
✅ 仕事:医療従事者
✅ 家族:妻(共働き)年子(一姫二太郎)
今回の記事の結論です。
2️⃣ 潤沢な資産額
3️⃣ 取り扱い証券会社が豊富
筆者から読者の方へお願いがあります。
eMAXIS slimシリーズの購入を推奨しているわけではありません。
株式投資は基本的に元本保証されておりません。
最終的な投資判断は自己判断でお願いいたします。
投資初心者さんのみならず、
- 既にeMAXIS slimシリーズを購入している方
- eMAXIS slimシリーズに乗り換えを検討されている方
にとって参考になる記事となっております。
ぜひ最後までご覧ください。
eMAXIS slimシリーズが最強である3つの理由
毎年開催されている投資信託のお祭り行事「Fund of the Year」。
「Fund of the Year」でほぼ毎年トップ10に入り込んでいるのが、eMAXIS slimシリーズですね。
eMAXIS slimのホームページリンクはこちら↓。
知っていましたか?
世界低低水準の運用コストを、
将来にわたってめざし続けるファンドがあることを。
(引用:eMAXIS slimホームページのトップより)
さすが三菱UFJグループ。
攻めてますね。
実際、私自身もeMAXIS slimシリーズを購入しています。
具体的な銘柄は、
- eMAXIS slim 米国株式(S&P 500)
- eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)
です。
ジュニアNISAも同じ銘柄ですね。
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
余談ですが、eMAXIS slimとeMAXISは全く別の商品です。
名前が似ているので購入する際は注意してくださいね。
続いて、eMAXIS slimシリーズが最強である理由をひとつずつ解説していきます。
とにかく低コスト
投資を成功させる3大原則をご存じですか?
- 長期
- 分散
- 積立
ですよね。
ここにもう一つ付け加える重要な大原則があります。
それが、
- 低コスト
です。
- ほったらかし投資術
- 投資の大原則
- 父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え
- 敗者のゲーム
- ウォール街のランダム・ウォーカー
著明なインデックス投資書籍に共通して書かれていることは、
「投資で成功するためにはコストにこだわりなさい」
という点です。
投資の神様と言われるウォーレン・バフェット氏もこのように述べています。
プロではない投資家の目的はパフォーマンスの良い銘柄を選ぶことではありません
し、それを実際にすることは本人にもその助言者にも難しいでしょう。
むしろ大切な目的は概してうまくいきそうなビジネスに横断的に投資することです。
S&P500に連動する低コストのインデックスファンドに投資することによりこの目的
は達成できるでしょう。
(引用:株主への手紙より)
やはり低コストがポイントのようですね。
eMAXIS slimシリーズのコスト(信託報酬*)を示した図がこちらです。
*注:信託報酬→投資信託を所有しているだけで掛かるコスト
信託報酬が最も低いもので「0.0968%」です。
100万円の投資信託をもっていても年間に掛かるコストは1,000円未満ということになります。
こちら図は、運用コストの差が投資のパフォーマンスに与える影響を示した一例です。
(引用:https://emaxis.jp/lp/slim/pr1/)
わずかなコストの差でも、長期になるほど無視できないことが理解できますよね。
ちりも積もれば山となるとはこのことです。
私がインデックス投資を始めた15年前、信託報酬が1%でも低コストと言われていた記憶があります。
インデックス投資家にとって、ありがたい時代になったものです。
潤沢な総資産
インデックス投資では、気をてらった商品を購入する必要はありません。
オーソドックスが一番です。
あまのじゃくにならず、みんなが買っている投資信託を素直に購入する方が成功する確率が高いです。
その理由は、
- みんなが買っている投資信託を購入する
- 投資信託の総資産額が増える
- さらにコストが低下する可能性がある
- 投資信託がつぶれる可能性も低下する
という好循環が生まれるからですね。
個別株投資で大きなリターンを得るためには、企業の実力と株価が大きく解離している銘柄を探し出してくる必要があります。
しかし、技術の発達、特にインターネットの発達により、お宝銘柄を見つけることは年々難しくなっています。
プロの投資家は、一般の投資家が得られない情報に対して多額のお金を払っています。
そんなプロがしのぎをけずる株式市場で、お宝銘柄を一般個人投資家が見つけることは、サハラ砂漠の中から一粒の砂金を見つけるくらい難しいことでしょう。
閑話休題。
下図はeMAXIS slimシリーズの純資産推移を示したものです。
(引用:https://emaxis.jp/lp/slim/pr1/)
NISAやiDeCo等の制度の後押しもあり、純資産額は順調に右肩上がりですね。
会社でも一般家庭でも投資信託でも、資産が多いにこしたことはありません。
資産が少ない投資信託は、償還(しょうかん)といって潰れてしまう可能性もあります。
また、eMAXIS slimシリーズは、純資産額の増加にともないコストを下げる方針(受益者還元型信託報酬率)をとっています。
(引用:https://emaxis.jp/lp/slim/pr1/)
よく誤解される点ですが、投資商品はコストが低い商品ほど優良であることが多いです。
対面窓口で販売されている高コストの投資信託には近寄ってはいけませんよ。
取り扱い証券会社が豊富
これからインデックス投資を始めるのであればネット証券一択です。
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
がメジャーどころですね。
もちろん、これらの証券会社いずれでもeMAXIS slimは購入可能***です。
***注:iDeCoではeMAXIS slimシリーズを購入できない証券会社もあります。
上記3つ以外でも、eMAXIS slimシリーズが購入できる証券会社や銀行として、
- あおぞら銀行
- auカブコム証券
- 松井証券
- LINE証券
などがあります。
最近SBI証券から発売された「SBI・Vシリーズ」も低コストとして有名な投資信託ですね。
しかし、コスト面で、SBI・VシリーズとeMAXIS slimシリーズに大差はありません。
流動性が高いという点で、どこでも買えるeMAXIS slimシリーズの方がSBI・Vシリーズより分があります。
様々な証券会社が取り扱っているというメリットにより、
- eMAXIS slimシリーズを購入する人口が増えやすい
- eMAXIS slimシリーズの総資産額が増加
- eMAXIS slimシリーズのコストがさらに低下
という流れも期待できますね。
まとめ:王道が結局は近道
まとめにはいります。
2️⃣ 潤沢な資産額
3️⃣ 取り扱い証券会社が豊富
- カップラーメンならカップヌードル
- ポテトチップスならカルビー
- 牛丼なら吉野屋
なんだかんだいって、定番がやっぱり強いです。
株式投資をやっていると、他の人より上手くやろうとニッチを探したくなる気持ち。
とてもよく分かります。
それでもインデックス投資を15年続けた私が断言します。
投資は王道を行くことが結局近道です。
時々、寄り道をしたり脇道にそれてもよいですが、大けがをする前に王道に戻ってきてくださいね。
今日も最後までありがとうございました。
【おすすめ書籍】
これからインデックス投資を始める方には、まずこちらの書籍をおすすめします。というか、こちらの書籍の内容を100%理解できれば、インデックス投資に関する書籍は他は読まなくてもよいでしょう。
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インデックス投資でよく失敗する場合は、①浮気してしまう、②やめてしまう、③あわててしまう、の3パターンです。
ほったらかし投資術というネーミングの割には、インデックス投資は難しい投資方法です。何か手をつけないと落ち着かないという人間の性質を理解することが、インデックス投資を長期にわたって続ける秘訣ですね。
インデックス投資を15年続けた今だからこそ、改めて思うことをまとめました。