今の上司、正直しんどいなぁ・・・
今の上司と仕事をするのつらいけど、生活のためにはやめられない・・・
こんなお悩みに対する記事です。
私自身、職場の人間関係をきっかけに心を病み、休職&退職という経験をしています。
休職する数ヶ月前から、青空が灰色にしか見えなかった・・・
今回の記事が職場の人間関係(特に上司)で、
- 今にも心を病みそうになっている方
- 既に心を病んでしまった方
にとって何かしらの参考になれば幸いです。
結論からいきます。
- ①マウンティングしてくる
- ①正論を押しつけてくる
- ③言葉だけで行動しない
私の実例を紹介しつつ、ひとつずつ解説していきます。
マウンティングしてくる
上司が「マウンティングおじさん・おばさん」というパターンです。
自分の自慢話ばかりしてくる上司と毎日過ごすことほど辛いことはありません。
上司がよく言っていたセリフです。
〇〇という手術は数百件やったことあるよ。執筆した論文数は医局で一番だったな。
いわゆる俺様タイプで、自分が何でも一番じゃないと気が済まない上司でした。
上には上がいます。
何事も他人と比べても幸せにはなれません。
マウンティングは不幸への階段だよね・・・
上司から学んだこと:マウンティングほど無意味なものはない
正論を押しつけてくる
上司が正論バカというパターンです。
自分の正論を持つことは否定しませんが、自分の正論を他人に押しつけてはいけません。
世の中に絶対に正しいということは存在しません。
この真理は医療現場においても同様です。
医療は人が関わるものである以上、これが正解ということはありません。
俺の言っている通りに治療していれば絶対うまくいくよ!
エビデンスも何もない己の経験に基づく医療を否定はしませんが、他の医療従事者に強要することはいかがなものでしょうか。
主治医じゃないのに勝手に治療方針変えないで・・・
こんな上司から学んだこと:正論は人の数だけある
言葉だけで行動してくれない
上司が言葉だけで実際は行動力しないパターンです。
「言うは易く行うは難し」とはよく言ったものです。
あの仕事は俺がしておくから大丈夫だよ〜
・・・(結局やらないから、後で僕がやっておかなきゃ・・・)
上司が動かないと、部下のあなたにしわ寄せがやってきます。
ここで注意が必要なのは、あなたが優秀であるほど落とし穴にハマります。
周囲の人も上司に頼んでも動いてくれないことを知っているので、部下のあなたに仕事の依頼が直接やってくるようになります。
優秀なあなたは仕事をどんどん引き受けてしまいますが、最終的にはキャパオーバーになってしまい、仕事の質も徐々に落ちてしまいます。
できないことは断る力も大切だよね・・・
こんな上司から学んだこと:一度失った信用は戻らない
まとめ:他人は変えられない
まとめにはいります。
- ①マウンティングしてくる
- ①正論を押しつけてくる
- ③言葉だけで行動しない
自分一人で勝手にマウンティングをしているだけなら結構なのですが、部下を巻き込んでマウンティングしてくるような上司はどうしようもありません。
部下も一人の人間です。正論を頭ごなしに押し続けられると、心も押しつぶされます。
言葉だけで行動しないと、周囲の信用を失います。失った信用の先は部下に向けられますが、部下のキャパにも限界があります。
このような上司の性格や立ち振る舞いを変えようと、あなた自身が努力してはいけません。
他人を変えることに力をそそぐより、いやな職場に居続けようとする自分自身を変える方が圧倒的に楽です。
上司との人間関係で悩んでいるならば、上司がいる職場から可及的速やかに離れることです。
実際のところ、私は病院長や教授に職場の異動や退職をお願いし続けました。
しかし、「高額医療機器(ダ〇ィンチ)を保険診療で行うために私が常勤医として在籍しないと成り立たない」という理由で、異動の願いは届きませんでした。
そして結局、心が折れてしまいました。
精神科の先生に「うつ病の患者さんでフルマラソンサブスリーしている人はあなたが初めて」と言われたよ・・・
休職してからも職場復帰の連絡を病院長や教授から頂きましたが、心が折れるまで働かせた職場にいったい誰が戻りたいでしょうか?
命を絶とうと思い込むまで追い込まれた状況で、まだ復帰させようとする思考が理解できません・・・
仕事の人間関係で悩んでいるあなたへ。
健康を損なう前に辞めましょう。
辞めたって何とかなります。
私は心が折れてしまいましたが、折れないに越したことはありません。
健康が一番です。
仮に心が折れてしまっても、元の職場に戻るという選択さえしなければ大丈夫です。
私自身は退職という選択をして、健康や家族といった本当に大切なものを取り戻せました。
あなたを一番大切にできるのは、あなた自身です。
今日も最後までありがとうございました。
関連記事:
休むことは悪いことではありません。
一休さんもこう言っています。
「ひとやすみ、ひとやすみ」
心が折れた後にすべきことは、何かを増やすことではなく何かを捨てることです。