株式投資をしている人が最近になって増えているみたいだね・・・
でも株式投資ってやっぱり怖いよ・・・。やっぱり貯金が一番安全だね!
こんなお悩みに対する記事です。
お金や資産形成に関する内容ではありますが、非常にかみ砕いた表現をしています。
どうぞ気軽に読み進めてください。
✅ 貯金が間接的な株式投資である理由
結論からいきます。
✅ 銀行がお金を貸している相手→あなたは知らない
✅ 株式投資→企業へ直接お金を貸すこと
中学生でも分かるように、ひとつずつ丁寧に解説していきます。
どうぞ最後までおつきあいください。
貯金も間接的な株式投資という事実
「無駄遣いしないで貯金しなさい」
「何かあったときのために貯金しておきなさい」
「株は危ないから元本保証の貯金にしなさい」
「のび太!また0点とったの!!」
人生で100万回くらい目にしたり耳にしたことがあるフレーズですよね。
私自身も「貯金は非常に大切」という考えに対しては肯定側の立場です。
しかし、「貯金は安全なもの」という点に関してはやや否定側の立場であります。
どうして貯金は安全ではないのでしょうか?
あなたが貯金したお金はどうなっている?
あなたが銀行に預けているお金はどうなっていると思いますか?
「大きな金庫で厳重に保管されている」と思われた方。
半分正解で半分不正解です。
あなたが銀行に預けたお金は、銀行が他の誰かに貸しているのです。
では、銀行は誰にお金を貸しているのでしょうか?
銀行は誰にお金を貸している?
住宅ローンや学資ローンなど、銀行が一般の方に提供しているローンがありますよね。
これらのローンも、あなたが銀行に預けたお金からまかなわれています。
仮にあなたが銀行に100万円貯金していたとします。
その100万円は、住宅ローンを組んだ他の誰かに銀行が貸しているのです。
逆もしかりです。
あなたが銀行から住宅ローンで借りているお金は、他の誰かが銀行に預けているお金です。
ここで、銀行が儲かる仕組みを単純化して考えてみましょう。
①:Aさんが銀行へ100万円貯金します。
②:銀行がAさんへ払う利息は年率1%(=1万円)。
③:銀行がBさんへAさんの貯金100万円を貸します。
④:Bさんが銀行へ払う利息は年率2%(2万円)。
⑤:銀行の儲けは、2万円ー1万円=1万円。
つまり、銀行は安い利息(金利)でお金を借りて、高い利息(金利)でお金を貸すことで儲けているわけです。
さらに、銀行は個人のみだけではなく、会社や企業にもお金を貸しています。
企業に対するお金の貸し出しになると、個人の住宅ローン等と比べものにならない金額になることは想像できますよね。
銀行がお金を貸している企業は?
あなたが銀行に預けた大切なお金。
銀行がどの企業にどれだけ貸しているか知っていますか?
即答できる方は、相当な金融オタクマネーリテラシーの持ち主ですね。
非常に重要なポイントなので繰り返します。
銀行に預けたあなたのお金は、あなたが知らない企業へ貸し出されているのです。
ここで想像してみてください。
赤字続きで倒産寸前の企業に、銀行があなたのお金を貸している可能性があることを。
どうでしょう?
少し怖くなってきませんか??
知らない企業へお金を勝手に貸されるのであれば、信頼している企業へお金を直接貸したくなりませんか?
では、お金を貸したい企業へお金を貸すにはどうしたらよいでしょうか?
その答えが株を買うこと。
すなわち株式投資です。
株を買うということは、直接的に企業へお金を貸す行為です。
貯金が間接的な株式投資という理屈。
ご理解頂けましたでしょうか?
まとめ:株式投資は直接的な企業への融資
まとめにはいります。
✅ 銀行がお金を貸している相手→あなたは知らない
✅ 株式投資→企業へ直接お金を貸すこと
コロナが蔓延し始めた頃から、株式投資を始める方が多くなった印象です。
ちなみにですが、私は万人に対して株式投資を推奨していません。
株式投資をせず貯金のみでも、豊かで幸せな人生を送っている方も多数います。
貯金も株式投資も人生を豊かにする道具のひとつに過ぎません。
いくらすばらしい道具であっても、使いようによっては凶器となり、あなたや周りの人を傷つけることになります。
今回の記事を通して、貯金や株式投資の意味について、別の視点から見直すきっかけになれば幸いです。
今日も最後までありがとうございました。
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