最近株式投資を始めたんだけど、証券会社がつぶれたらどうなるんだろう?
銀行預金みたいに1,000万円までしか補償してもらえないのかな?
こんなお悩みに対する記事です。
✅ 投資:15年目
✅ 投資スタイル:
①コア:インデックス(全世界&全米)
②サテライト:高配当(日本個別&米国ETF)
③おまけ:グロース(日本個別)
✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:5歳と4歳)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン27回完走)
✅ マラソン自己ベスト:2時間51分10秒
今回の記事の結論です。
楽天証券が破綻したらどうする?
楽天モバイル事業の不調を補填すべく、楽天カードマン債が先日発行されました。
無事完売されたようですね・・・
そのあおりをうけてSNSでは、
- いよいよ楽天経済圏も崩壊か・・・
- 楽天証券もつぶれるんじゃ・・・
- 他の証券会社へ株式移管しなくちゃ・・・
という投資初心者さんの不安な声が溢れました。
ということで、投資初心者さんの不安を解消すべく、楽天証券が破綻しても大丈夫な理由を順番に解説していきます。
分別管理
まずはこちらの図で知識を整理しておきましょう。
(引用:投資信託の仕組み - 投資信託協会 )
ここでは分かりやすいように具体例を出して説明します。
あなたが楽天証券で、eMAXIX slimシリーズを購入し保有していたとします。
- 販売会社:楽天証券
- 運用会社:三菱UFJ国際投信
- 信託銀行:三菱UFJ信託銀行
となります。
多くの楽天証券ユーザーが証券口座で保有しているものは、
- 現金
- 株式
- 債券
- 投資信託
などですね。
これらは、金融商品取引法によって楽天証券以外の機関が別に管理しています。
要するに、楽天証券は株などを販売している会社に過ぎないということです。
具体的には、
- 現金:信託銀行
- 有価証券(株など):証券保管振替機構(ほふり)
が管理しています。
よって、仮に楽天証券(販売会社)が破綻しても、証券口座の現金も有価証券も全額が保護され返還されます。
楽天証券にも分別管理について記載があります。
心配性な方は、
- 楽天証券が大丈夫でも信託銀行が潰れたら?
- 投資信託を取り扱う運用会社が破綻したら?
という疑問が出てきたかもしれませんね。
いずれのケースも分別管理がなされており、資産は基本的に全て補償されます。
ややこしいので、非常にざっくりとまとめますと、
日本の非常に整った法制度のおかげで、個人投資家の資産は厳重に守られています
という感じになりますね。
投資者保護基金
分別管理は分かったけど、本当に分別管理されているか不安だなぁ・・・
という方に、投資者保護基金という制度を説明します。
前述したとおり、基本的には証券口座の資産は分別管理されいるため、万が一のことが起こっても補償されます。
しかし、証券会社が分別管理の義務を違反し資産を返還できない場合、日本投資者保護基金が1,000万円を上限に補償してくれます。
詳しく知りたい方はこちらのリンクがおすすめです。
例外
分別管理と投資者保護基金という2重のバリアーで、資産が厳重に守られているとはいますが、全ての金融商品が保護の対象とはなりません。
具体的には、
- 貸株
- デリバティブ取引
- オプション取引
- CFD
などは保護の対象外になりますので、注意が必要です。
とはいっても、このブログの読者さんがバリバリ先物取引やCFDをしている姿は想像できませんがね・・・。
まとめ
まとめにはいります。
そもそもですが、楽天証券が破綻する可能性そのものが非常に低いと個人的には考えています。
日本を代表する優良企業がモバイル事業で赤字を出した程度で、そう簡単に経営破綻に追い込まれる状況は想像に難い印象です。
とはいっても、リーマンブラザーズの破綻があったように、何事にも絶対はありません。
一方、不安を煽るような情報に惑わされることなく、自分の資産を確実に守り抜くためには、情報リテラシーを高める必要がありますね。
今回の記事を通して、少しでも投資初心者の方の不安が解消され、心穏やかに投資活動が継続できるようになれば幸いです。
今日も最後までありがとうございました。
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