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2023年初春|株式市場に対する雑感
最近の株式市場ついて、投資歴15年ほどの筆者が独断と偏見ではありますが、個人的な雑感を述べます。
米国銀行破綻の影響は?
・シルバーゲート銀行
・シリコンバレー銀行
・シグネチャー銀行
この3行が経営破綻しました。
シルバーゲート銀行は、仮想通貨に舵を切っていた銀行です。
FTX(仮想通貨交換業大手)の破綻を契機に資金が流出。
そのまま事業が悪化した結果、経営破綻に追い込まれました。
シリコンバレー銀行は、新興企業をメインの取引対象とし、新興企業からの預金(≒短期債務)を長期債権で運用していたのです。
金利上昇という局面では、新興企業の株価は低下しやすくなります。
ほとんどの新興企業は借り入れが必要であり、金利が上昇すると借り入れが難しくなり事業投資が難しくなるからですね。
また、金利上昇は債券価格の低下も招きます。
・取引相手である新興企業の業績低下
・債券価格の低下による含み損増大
というダブルパンチに取り付け騒ぎがとどめを刺した形になりました。
結果として、米国トップ20に入る銀行が破綻しました。
大手銀行2行の相次ぐ破綻があおりとなり、シグネチャー銀行も経営破綻という結末を迎えることになりました。
これらの影響で、銀行株の株価は急落し債券が一気に買われました。
しかし、銀行破綻後の米国政府がとった対応が迅速であったことにより、預金保護が保証されました
すると、銀行株の株価は急騰するという、なんとも慌ただしい局面になりました。
まさに噂で買って事実で売るという相場状況でしたね。
個人的には特に大きな売買はせず、つられて安くなった銘柄を少しだけ拾いました。
リーマンショックの再来は?
米国銀行の破綻を受け、クレディ・スイス銀行の破綻も囁かれるようになりました。
VIXは30を超え、Faer and Greed IndexもExtreme Fearに入っており、相場全体のムードはガラッと変わりました。
SNS等では、「リーマンショック再来」というフレーズが多くなってきた印象です。
リーマンショック当時、私自身は投資を始めたばかりでした。
とは言っても、外国株式の投資信託の積立購入を設定をし、仕事が忙しく株価も全く見れない状況でしたので、実際にどれほど資産が減ったかも全く把握せずに、今現在に至ります。
これまでの投資人生を振り返ると、株価をこまめにチェックするほど投資成績が落ちている感覚があります。
色々な人が、リーマンショック級の暴落が来る来ないと予想していますが、全く気にする必要はないのですね。
あくまでも余剰資金の範囲で、自分が腹落ちした投資方針を貫いていれば、株式市場の荒波に揉まれて沈没することはありません。
まとめ
2023年3月時点での株式市場について雑感を述べてみました。
株式投資に限らず何事も、自分自身で考えるというプロセスが大切ですね。
他人の意見や考え方を参考にすることはあっても、最終的な判断を下すのは自分自身です。
私が投資を始めた15年程前と比較し、投資に関する情報量は比較にならないほど多くなりました。
特にSNS等の発信内容については、個人の感情を全く排除することはできませんので、俯瞰的に捉える必要があります。
これらの情報と適切な距離感を保つことが、長く心地よく投資を続ける秘訣です。
今日も最後までありがとうございました。
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