1株投資が相変わらず人気みたいだね。
楽天証券も1株投資のサービス始めるらしいよ!
なんで1株投資がこんなに流行っているのかなぁ?
こんなお悩みに対する記事です。
✅ 投資:15年目
✅ 投資スタイル:
コア:インデックス(全世界&全米)
サテライト:高配当(日本個別&米国ETF)
おまけ:グロース(日本個別)
✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:5歳と4歳)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン27回完走)
✅ マラソンベストタイム:2時間51分10秒
✅ 本業:医療従事者
✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬
今回の記事の結論です。
✅ 貯金ならぬ貯株で未来への備え
✅ 投資の大原則が実行しやすい
楽天証券が1株投資サービス開始|1株投資ブームの理由は?
ついにきました。
楽天証券の1株投資(単元未満株)への参入。
- ネオモバイル証券(1株投資のパイオニア)が2023年で終了
- SBI証券へ1株投資ユーザーが流入
- SBI証券の一人勝ち
という流れを阻止せんとばかりに、楽天証券独自のプランを出してきました。
楽天証券のポイントとしては、
- リアルタイム取引(業界初!)
- ポイント投資(楽天ポイントで株が買える!!)
になりますね。
詳細については、楽天証券のページをご覧ください。
今回の記事では、
- 1株投資が人気の理由
- 1株投資の魅力
などを中心に解説していきます。
- 1株投資に興味がある方
- 1株投資を始めてみたい方
- 1株投資をはじめて間もない方
- 1株投資に限らず株式投資が大好きな方
にとって、有益な記事となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
低額で購入できるお手軽感
なんといってもお手軽感が1株投資の魅力です。
単元株(100株)を買おうとすると、1株1,000円の銘柄ならば10万円必要です。
10万円という大金を株にホイホイ注ぎ込める人は、一部の変態を除き相当レアな存在でしょう。
1株1,000円程度であれば、仮に購入直後に暴落して株価が500円になったとしても、精神的ダメージも少なくて済みます。
500円玉貯金のような感覚で、日々の節約分を株の購入資金に回すというやり方も可能ですね。
1株ずつ購入し、いずれ単元した際の達成感はなんとも言えないものです。
まさに、
チリも積もって山となった
の境地です。
コツコツ積み上げることが好きなタイプの人にとっては、非常に相性が良い投資方法ですね。
一方で、逆転満塁ホームランで一発ドカンと当ててやるというタイプの方には、正直おすすめしにくいです。
貯金ならぬ貯株で未来へ備える
日銀の総裁が変わり、金融緩和の終了も囁かれてはいます。
とはいえ、銀行の預金金利が突然0.001%から3%に上がることはまずないでしょう。
長らくデフレが続いた日本ですが、ようやく最近になって物価が上がりはじめました。
実生活でも、食費や光熱費などの値上がりが家計を圧迫していますね。
物価上昇の要因が、賃金の上昇に伴うもの(よいインフレ)ではなく、国際情勢などによる原材料価格の高騰、いわゆるコストプッシュ型(わるいインフレ)である点はさておき、物価は今後も下がることなく上がっていくでしょう。
違った角度で現状を見れば、銀行貯金だけでは物価上昇に対応できないという事実を身をもって理解するには良い状況とも捉えられます。
「元本保証」という印籠が通用しなくなるわけです。
物価が仮に年2%ずつ増加すると、36年後には物価が約2倍になっています。
100万円の預金が36年後に200万円になっていれば、何も問題はありません。
しかし、現在の銀行預金の金利は0.001%が関の山です。
100万円の預金が金利だけで2倍の200万円になるのは、7万2000年後になります。
いくら医学が進歩したとしても、人生7万年にはなりません。
一方、株式に関しては長期保有かつ分散投資という大前提は必要ながら、平均的なリターンは年率5%前後です。
インフレに対応できる金融資本を保有する重要性を、どれだけ人生の早い段階で気がつけるかという点では、今の若い方々には現状の経済環境はよい機会ですね。
投資の大原則が実行しやすい
アフリカのサバンナを想像してみてください。
多種多様な動物が存在し、まさに弱肉強食の世界で生きています。
株式市場もサバンナのようなものです。
私のような素人もいれば、百戦錬磨のトレーダー、そして人工知能を持った機械までが株式市場という世界に共存しているのです。
血肉を争う厳しい株式市場。
そんな戦場で、素人が生き残り利益を得るための大原則が、
- 長期
- 分散
- 積立
- 低コスト
になります。
これらの大原則、特に分散という点で1株投資が威力を発揮します。
分散という点では、
- 銘柄数
- 時間
が鍵になってきます。
仮に投資資金が10万円あったとします。
1株1,000円の銘柄を100株購入するのではなく、1株1,000円の銘柄を100種類購入することが1株投資で可能になるのです。
卵を一つのカゴに盛るな
誰もが一度は耳にしたことがある投資の格言ですね。
一方で過度な分散はリターンを減らすという意見もあります。
しかし、特に投資初心者であれば、株式投資で損をしないことを優先すべきです。
投資の神様と呼ばるウォーレン・バフェット氏もこう述べています。
Rule No.1: Never lose money. Rule No.2: Don’t forget Rule NO1.
ルール1:絶対に損をするな ルール2:ルール1を忘れるな
人の心理として、
- 100万円の利益で得た喜び<<<100万円の損失で得た悲しみ
となるものです(プロスペクト理論)。
せっかく株式投資というチャレンジを始めたのに、大きな損失を被ったばかりにすぐにやめてしまうのは非常に勿体無いと考えます。
また、1株ずつ買うことで強制的に購入するタイミングも分散されます。
毎日購入する必要もありませんので、自分自身で考えた購入価格基準を下回った段階で、1株ずつ購入すればよいのです。
補足的ではありますが、投資の大原則の一つである低コストについては、証券会社同時の価格競争により年々低下しています。
楽天証券の1株投資サービスの参入により、SBI証券などの各社も新たな手を打ってくるでしょう。
まとめ
まとめにはいります。
✅ 貯金ならぬ貯株で未来への備え
✅ 投資の大原則が実行しやすい
株式投資を始める垣根が年々低くなっている印象です。
投資人口が増えることは個人的には喜ばしい一方、投資詐欺などの案件が増える可能性については老婆心ながら不安に思っています。
皆様の投資活動が少しでも改善し人生が豊かになるような記事を、今後も書いていきたいと思います。
今日も最後までありがとうございました。
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