山ほどある株からどうやって優良銘柄探すの?
「一生もっていたい日本高配当株をみつけ方」
の1回目です。
前回の復習になります。
✅:高配当株投資の第一歩を踏み出す
✅:配当金もらって不労所得を得る経験をする
2️⃣:過去の業績を確認する
3️⃣:現在の業績を確認する
4️⃣:未来の業績を予測する
約3,700
上場している日本株式の銘柄数です。
数多くある銘柄の中から、
ふるいにかけて優良銘柄を拾い上げる方法を、
解説します。
結論からいきます。
✅:楽天証券orSBI証券+マネックス証券の二刀流
詳しく解説していきます。
ステップ①:ふるいにかける
約4,000もある日本株の中から、
優良な高配当株を探す第一歩として、
ネット証券会社が無料で提供している
スクリーニング機能(スクリーナー)
を利用します。
スクリーニング機能とは、
いろいろな条件をあてはめて、
株をふるいにかけることです。
果物を出荷する際に、
大きさや形で選別する機械みたいなもの
と思ってください。
スクリーナーの場所
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
以上3つのネット証券口座での
スクリーナー場所を示します。
【楽天証券】
国内株式をクリック。
下画面の赤丸で囲った「スーパースクリーナ」という部分から
スクリーナーへ移動できます。
【SBI証券】
国内株式をクリック。
下図の赤丸で囲った「スクリーニング」から
スクリーナーへ移動できます。
【マネックス証券】
投資情報をクリック。
下図の赤丸で囲った「スクリーニング」から
スクリーナーへ移動できます。
詳細は後述しますが、
楽天証券 or SBI証券 + マネックス証券
というスクリーナー二刀流という方法で、
銘柄スクリーニングを行っています。
何でも二刀流が好きやねぇ・・・
スクリーニング項目
続いて、
スクリーニング項目および数値を示します。
お小遣いをくれる理想のパパを想像しながら、
ご覧になってください。
✅:売上高営業利益率(稼ぐ力) 8〜10%以上
✅:自己資本比率(借金の少なさ)40〜50%以上
✅:配当性向(お小遣いを出す余裕度)50%以下
それぞれ簡単に解説します。
配当利回り
株価に対して何%の配当金を出しているかという指標です。
1株が1000円で40円の配当金を出していれば、
配当利回りは、
40/1000*100=4%
となります。
高すぎる配当利回りの株は長期保有には向かない
銘柄が多いので注意が必要です。
具体的には、
- 日本郵船
- 商船三井
といった銘柄ですね。
売上高営業利益率
売上げ全体に対して営業分の利益割合を示した指標です。
企業がもっている稼ぐ力を示したものですね。
パパの給料のうち本業で稼いだ割合
というイメージですね。
上場企業の平均値は約7%とされており、
10%を超えていれば優良企業と言われています。
逆に5%を切っていると、
営業面で不安がある企業という印象になりますね。
似たようなもので、
売上高経常利益率という指標があります。
混同している方が散見されますが、
①:売上高営業利益率
②:売上高経常利益率
は全く異なるものです。
高配当株投資で重視すべきは、
①:売上高営業利益率
の方になります。
自己資本比率
自己資本比率とは、
企業がもっている全資本のうち自己資本が占める割合
です。
といってもわけワカメですよね(←古い・・・)。
ざっくり言いますと、
手元にあるお金のうち借金以外のお金が占める割合
という指標です。
仮に手元に100円あるとします。
100円全てが自分のお金なら、
自己資本比率は100%になります。
一方で手元にある100円のうち、
50円が自分のお金で50円が借金であれば、
自己資本比率は50%になります。
自己資本比率が高いほど、
企業が倒産する危険性は低くなります。
自己資本比率が高い企業=借金が少ないパパ
と考えましょう。
配当性向
企業の利益を配当金にあてている割合です。
100円利益を出して50円配当金を出していれば、
配当性向は50%となります。
配当性向があまりにも高いということは、
企業がかなり無理して配当金を出している
ということになります。
無理してお小遣いをくれるパパより、
余裕をもってお小遣いをくれるパパの方が、
長くお小遣いをくれそうですよね。
その他
PBRをスクリーニング項目に追加することもあります。
PBRとは、
株価が割安かどうかの指標となるものです。
PBRが1以上であれば割高
PBRが1未満であれば割安
と初心者の方は考えてください。
PBRやPERについて説明を始めると、
記事2個分くらいの分量になるので、
今回はこの程度にしておきます。
PBRとPERについては以下の記事がおすすめです。
スクリーニングの実際
これから紹介する方法は、
2つのスクリーナーを併用する方法です。
ここで大変申し訳ありませんが、
マネックス証券口座の開設が必須になります。
マネックス証券に関しては、
- スクリーニング機能
- IFISスコア分析
- 決算日カレンダー
を利用するだけでも開設する価値はあります。
ぜひこの機会に、
マネックス証券も開設してみてください。
こちらのサイトからマネックス証券口座開設すると、
4,000ポイントがゲットできます。
さて、
スクリーニングしたい項目を再掲します。
✅:売上高営業利益率 8〜10%以上
✅:自己資本比率 40〜50%以上
✅:配当性向 50%以下
✅:PBR(おまけ) 1〜1.5以下
配当性向でスクリーニングできるのは、
マネックス証券だけです(2022年2月時点)。
しかし、
マネックス証券では
売上高営業利益率でスクリーニングできません。
そこで、
楽天またはSBI証券のスクリーナーを併用することになります。
左が楽天のスクリーナー画面、
右がマネックスのスクリーナー画面です。
2画面表示にして、条件が合致した銘柄を拾い上げます。
これで3,700銘柄の中から、
15-20銘柄
までふるいにかけられます。
個人投資家さんのスクリーナー
親切な個人投資家さんが、
オリジナルのスクリーナーを無料で提供されています。
こちらが参照リンクです。
非常に有用なスクリーニングツールですが、
私は個人的な理由から使用していません。
興味がある方は、ぜひご覧になってくださいね。
まとめ:ふるいにかけた結果は?
まとめにはいります。
✅:楽天証券orSBI証券+マネックス証券の二刀流
✅:売上高営業利益率 8〜10%以上
✅:自己資本比率 40〜50%以上
✅:配当性向 50%以下
✅:PBR(おまけ) 1〜1.5以下
以上の行程でふるいにかけて残った銘柄に対して、
個別に過去の業績を確認することになります。
過去の業績を確認する方法は、
ステップ②で開設しますね。
こんな面倒くさいことやってられね〜。いい銘柄教えろ!
承知しました。
バレンタインデーということで特別に、
- 配当利回り 3%以上
- 配当性向 50%以下
- 売上高営業利益率 10%以上
- 自己資本比率 50%以上
を満たす銘柄を紹介します(2022年2月14日時点)。
- 1605 INPEX
- 1717 明豊ファシリティワークス
- 1835 東鉄工業
- 2135 E・J HLDG
- 3245 ディア・ライフ
- 3405 クラレ
- 3447 信和
- 3817 SRA HLDG
- 3992 ニーズウェル
- 4045 東亜合成
- 4248 竹本容器
- 4312 サイバネット
- 4736 東計電算
- 5214 日本電気硝子
- 5445 東京鐵鋼
- 5563 新日本電工
- 6328 荏原実業
- 6345 アイチ
- 6871 日本マイクロニクス
- 7347 マーキュリアHLDG
- 7718 スター精機
- 7944 ローランド
- 8934 サンフロンティア
- 8935 FJネクストHLDG
繰り返しますが、
投資には元本割れのリスクがあります。
最終的に投資をするかどうかは、
自己判断でお願いいたします。
今日も最後までありがとうございました。
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