ハウスメーカー株って、配当利回りが高いらいしね!
いろんなハウスメーカー株があるけど、どれがいいのかな?
他の人は、どれくらいの株価で購入しているのかな?
こんなお悩みに対する記事です。
✅ 投資スタイル
①メイン:インデックス(全世界&全米)
②サテライト:高配当(日本個別株&米国ETF)
③おまけ:グロース(日本個別株)
✅ 家族:妻 子供(6歳と4歳:一姫二太郎)
✅ 趣味:ランニング(マラソン28回完走)
今回の記事の結論です。
✅ 積水ハウス:配当利回り>4.5〜5.0%
・長期投資&インカムゲイン(配当)が前提です
・短期売買&キャピタル狙いではありません
・最終的な投資判断は自己責任でお願いします
順番に解説していきます。
高配当株|ハウスメーカー株の買い時
ハウスメーカーは家を買うところではない
株を買って配当をもらうところ
とあるインフルエンサーマッチョライオンの迷言名言ですね。
ハウスメーカー、保険会社、メガバンクにしかり、
- テレビCM広告費
- 無料イベント費用
- 株主への配当金
などの源泉はどこからやってくるのでしょうか?
さて、話を元に戻しましょう。
日本のハウスメーカー株は、
- 高い利益率
- 高い配当利回り
- 少ない減配リスク
ということで人気があります。
今回は、「高配当株としてのハウスメーカー株の買い時」について解説していきます。
ただし、投資に絶対の正解はありませんので、あくまでも参考程度に留めるようにしてください。
日本の代表的な上場ハウスメーカー
マイホーム信仰が根強い日本。
そんな日本のハウスメーカーの時価総額上位は、
- 大和ハウス工業 約2兆円
- 積水ハウス 約1兆6,000億円
- 大東建託 約1兆円
- 飯田GHD 約6,000億円
- 住友林業 約4,500億円
となっています。
今回は日本を代表するハウスメーカーである、
- 大和ハウス工業
- 積水ハウス
の2銘柄に厳選して解説します。
1925 大和ハウス工業
大和ハウス工業のトップメッセージです。
大和ハウスグループは、「生きる歓びを分かち合える世界の実現に向けて、再生と循環の社会インフラと生活文化を創造する」企業を目指し、引き続き企業価値の持続的向上と株主価値創造に努めてまいります。
さすが日本トップのハウスメーカー企業。
何とも力強いメッセージですね。
身近なところでは住宅関連のイメージが強い大和ハウス。
しかし、
- 戸建住宅
- 賃貸住宅
- マンション
- 事業施設
- 商業施設
- 環境エネルギー
など様々な事業を展開している企業です。
ですので、
- 日本の人口は減少傾向
- 家を購入したり借りる人も減少
- 徐々に大和ハウスも衰退
という安直な発想での企業評価は避けるべきです。
業績推移
(引用:Kabutan Premium)
やや波はありますが、長期で見ればEPS(一株あたり純利益)は右肩上がりです。
ここ数年は、
- 営業利益率:7〜9%
- ROE:10〜16%
で推移しています。
財務
(引用:Kabutan Premium)
- 自己資本比率:35%前後
となっています。
他のハウスメーカーと比較しても遜色はありません。
唯一気がかりな部分は、
- 有利子負債倍率がやや右肩上がり
という点ですね。
チャート
(引用:Kabutan Premium)
2018年1月の天井以降は、やや右肩下がりのチャートになっています。
- 直近PER:9.00
- 10年平均PER:12.64
ということで、現時点では割高感はありません。
- 定期的に分散して積立購入
というより、
- 割安になったタイミングで一括購入
といった感じですね。
配当推移
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
高配当株好きにはたまらないグラフですね。
安定して増配しています。
さらに、
株主還元につきましては、不動産開発投資、海外事業や環境投資・M&Aなどの戦略投
資、そして研究開発および生産設備等の成長投資に資金を投下し、1株当たりの利益
(EPS)を増大させることを以て株主価値向上を図ることを基本方針としておりま
す。
配当性向は35%以上、かつ一株当たり配当金額の下限は130円とし、安定的な株主還
元に努めるととともに、機動的な自己株式の取得も検討してまいります。
ということで、配当下限をしっかり明言しています。
(引用:株主還元方針・配当金|IR情報 For Investors|大和ハウス工業)
- 配当下限が130円
高配当株好きが聞いたらよだれがでるフレーズですね。
配当利回り
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
- 直近の配当利回り:4.39%
- 5年平均の配当利回り:3.40%
現在も決して割高感はありませんね。
コロナショック時は、一時的に配当利回り5%以上になりました。
個人的には、
- 配当利回り>4.0%:ポツポツ購入
- 配当利回り>4.5%:ガッツリ購入
しています。
1928 積水ハウス
この街に
この家に
こころは帰る
家に帰れば
積水ハウス
作詞:羽柴秀彦 作曲:小林亜星
誰もが一度は見聞きしたことがあるCMも有名ですね。
積水ハウスのトップメッセージです。
積水ハウスは住宅メーカーとして、お客様の幸せを願い、幸せを提供し、幸せを実現
させる役割を果たしていくとともに、ESG経営のリーディングカンパニーを目指し、
ステークホルダーの皆様に、その使命を形にし、しっかりとお示しする所存です。
相手の幸せを願い、その喜びを我が喜びとする当社の根本哲学「人間愛」の精神は、
いつの時代でも未来に向かって脈々と受け継がれていくものと確信しています。
大和ハウスよりも人間味がありますね。
わが家を世界で一番幸せな場所にする
というグローバルビジョンも明確で好感が持てます。
業績推移
(引用:Kabutan Premium)
2010年に一度だけマイナス成長となっています。
しかし、ここ10年ではほぼ右肩上がりの成長を見せています。
2022年に過去最高のEPS、さらに2023年度は更新する見込みです。
- 営業利益率:7〜9%
- ROE:9〜11%
でここ10年は推移しています。
財務
(引用:Kabutan Premium)
- 自己資本比率:約50%
- 有利子負債倍率:約0.45
ということで問題ありません。
自己資本比率が40%を超えている企業は、倒産リスクが低いと言われています。
チャート
(引用:Kabutan Premium)
度々暴落に巻き込まれる時期もありますが、概ね右肩上がりのチャートです。
コロナショック時は60%程下げましたが、しっかり戻してきています。
- 直近PER:9.10
- 10年平均PER:11.27
ということで、
- 決して割高ではないが
- すごく割安でもない
という状況ですね。
配当推移
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
大和ハウス工業と同じく連続増配しています。
連続増配している銘柄は、長期保有していても安心感が違いますね。
- 配当性向40%以上
- 継続的な配当成長
株主還元の姿勢もすばらしいの一言につきます。
配当利回り
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
- 直近配当利回り:4.42%
- 5年平均配当利回り:4.1%
ということで、比較的高利回りで安定しています。
個人的には、
- 配当利回り>4.5%:ポツポツ購入
- 配当利回り>5.0%:ガッツリ購入
としています。
まとめ
まとめにはいります。
✅ 積水ハウス:配当利回り>4.5〜5.0%
高配当株の銘柄を選ぶ際、配当利回りだけに注目してはいけません。
- 増配や減配の有無
- 財務の安定性
- 企業方針や成長性
- 他社競合の有無
- 参入障壁の高さ
- 長期潮流の有無
- 社会に生み出す価値
など様々な点を考慮する必要があります。
安心してください。
最初からすべてを考慮できる人なんていません。
いたら天才です。
もちろん私も投資家としてまだまだ未熟であり、日々勉強中です。
高配当株に限らず個別株投資の面白いのは、
- 勉強すればするほど
- 株の知識だけでなく
- 社会全体の仕組みへの理解が深まり
- 世界の見方が変わる
ところですね。
インデックス投資も面白いですが、個別株投資も楽しいですよ。
今日も最後までありがとうございました。
【おすすめ書籍】
ジェレミー・シーゲル先生の書籍「株式投資の未来」と「株式投資」。最近の投資ブームに乗っかって出版されてい投資関書籍の根源ともいえる書籍です。内容はやや難しい部分もありますが、繰り返し精読することで投資家としてのレベルが向上することは120%保証します。
【関連記事】
人気の商社株の買い時を解説しました。
これまでの暴落を振り返ると、ある基点まで日経が下がることは推測できます。
極限にシンプルなポートフォリオは、「現金とVTだけ」という話です。