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ジーテクト|ニッチ割安かつ連続増配の高配当銘柄を徹底解説

 

 

 

🖌この記事を書いている人
 ✅ 投資歴:17年
 ✅ 投資スタイル:
   【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
   【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
   【おまけ】グロース(日本個別)
 ✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:7歳と5歳)
 ✅ 趣味:ランニング(フルマラソン33回完走)
 ✅ 本業:某零細クリニックの院長
 ✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬

 

 

今回の記事の結論です。

 

 

💡ジーテクト|ニッチ割安かつ連続増配の高配当銘柄
 ✅ 業績:営業利益率 4.10% ROE 4.99%  ROA 3.16% 
 ✅ 財務:自己資本比率60% 営業CFプラス14年連続
 ✅ 株価指標:PER 6.9倍 PBR 0.34倍 配当利回り 4.34%  
 ✅ 配当:14年連続増配 DOE 3.0% 配当性向30%以上
 ✅ 優待:クオカード1,000円(長期保有で3,000円)

 

 

 

🙇‍♂️筆者からのお願い
 ✅ 今回は個別銘柄を紹介する記事になります
 ✅ 売買を推奨している意図は全くありません
 ✅ 最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします

 

 

 

ジーテクト|ニッチトップかつ割安高配当銘柄

 

 

今回は地味ながらもニッチトップ企業かつ割安高配当銘柄、「ジーテクト」を徹底解説します。

 

三度の飯より株が好き。

 

こんな変態投資仲間の皆様にとって、明日からの投資戦略の一助になれば幸甚です。

 

 

企業概要

 

ジーテクト株式会社(G-TEKT)は、1953年に設立された自動車部品の製造を主な事業とする日本企業です。

 

ホンダをはじめとした大手自動車メーカー向けに製品を供給しています。

 

主力製品は車体部品や駆動系部品で、軽量化、高剛性、低コスト化に特化した技術力を武器に、国内外の自動車市場における競争力を高めています。

 

特に、自動車の骨格を形成する車体フレームの部品を製造する企業として、競争優位性を持っており、世界中の主要な自動車メーカー(トヨタ・BMW・ジャガーランドローバー・フォードなど)と取引を行っています。

 

国内外に多数の生産拠点を持ち、海外売上高比率も高いグローバル企業です。

 

アジア、北米、欧州など世界各地に生産拠点を設けており、為替リスクの分散や顧客ニ

ーズへの迅速な対応を可能にしています。

 

また、環境規制や燃費効率の向上が求められる中、軽量化技術を活かした製品開発にも注力しており、次世代自動車向けの製品開発にも積極的です。

 

 

世界での売上構成比率はこちら。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

オルカンばりの世界分散ですね。

 

 

ホームページのトップはこちら。

 

私たちの形作るものは未来の姿。

これまでにない製品を世界に提案し続けることで、

人とクルマと地球の未来の姿を形づくります。

 

 

具体的な内容はよく分かりませんが、カッコイイ雰囲気を醸し出しています。

 

 

業績推移

 

売上高と営業利益の推移です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

売上高は概ね堅調に伸びており、営業利益も所々谷はありますが概ね右肩上がり。

 

EPSはガタガタしていますが、BPSは順調に積み上がっています。

 

 

続いて、営業利益率、ROE、ROAの推移です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

営業利益率、ROE、ROAのいずれもやや右肩下がりであるのが気になりますね。

 

2025年3月期の予想は次の通り。

 

  • 営業利益率:4.10%
  • ROE:4.99%
  • ROA:3.16%

 

同業他社と比較して、飛び抜けて良くもなく悪くもない数値です。

 

 

財務状況

 

キャッシュフロー(CF)の推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

フリーCFは度々マイナスになっていますが、営業CFは17年連続の黒字。

 

この業種では合格でしょう。

 

 

有利子負債や自己資本比率等です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

自己資本比率は60%を超え、有利子負債も減少傾向。

 

一般論ですが、自己資本比率は40%超えていると倒産する可能性が低いと言われています。

 

業種によっては自己資本比率が低くても問題ないケースもありますので、自己資本比率が高いから良い企業とは限りません。

 

 

配当推移

 

配当推移です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

2013年以前では減配した年もありますが、2010年以降は14年連続増配。

 

2024年6月20日に配当政策方針の変更が開示されました。

 

 

DOEのみならず配当性向30%以上と明言してきました。

 

株主還元意識がぐいぐい上がっている様子が感じられます。

 

 

株価指標と配当利回り

 

直近5年間の株価指標(PERとPBR)です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

  • PER:6.9倍
  • PBR:0.34倍

 

これでもかというくらいの割安バリューですね。

 

 

直近5年の予想配当利回りの推移です。

 

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

  • 5年平均利回り:3.84%
  • 5年最高利回り:5.73%
  • 5年最低利回り:2.41%

 

連続増配かつ配当政策を考慮しても、配当利回り4%を超えている間はコツコツ買ってもよい印象。

 

 

ここで株主優待の情報も追加しておきます。

 

 

300株以上(現在の株価なら約40万円)という条件はやや厳しいですが、長期保有で優待が拡充される点はありがたいですね。

 

 

まとめ

 

 

まとめにはいります。

 

 

💡ジーテクト|ニッチ割安かつ連続増配の高配当銘柄
 ✅ 業績:営業利益率 4.10% ROE 4.99%  ROA 3.16% 
 ✅ 財務:自己資本比率60% 営業CFプラス14年連続
 ✅ 株価指標:PER 6.9倍 PBR 0.34倍 配当利回り 4.34%  
 ✅ 配当:14年連続増配 DOE 3.0% 配当性向30%以上
 ✅ 優待:クオカード1,000円(長期保有で3,000円)

 

 

低PERかつ低PBR銘柄を購入する際は、いわゆるバリュートラップに注意が必要です。

 

割安で放置されているには、何かしらの理由があるからです。

 

しかし、ジーテクトの時価総額は700億円と比較的小型株です。

 

大型株と異なり中小型株は機関投資家などから注目されておらず、中小型株にこそ個人投資家のチャンスが隠れています。

 

一方、どのような企業にも強みと弱みがありますから、ジーテクトが得意とする分野と今後の社会情勢との関係性を鑑みる必要もあります。

 

 

結びとして、私が好きな投資格言を添えます。

 

株式市場は、短期的には『人気投票の場』に過ぎないが、長期的に見れば『価値の計測器』として機能する (ベンジャミン・グレアム)

 

流行を追いかけることを否定はしませんが、私個人は長期保有できる地味な銘柄をコツコツ集めていく手法が好みです。

 

株式投資によけいな刺激を求めることなく、心穏やかに人生を歩む術の一つとしてこれからもつきあっていきたいですね。

 

 

今日も最後までありがとうございました。

 

 

【おすすめ書籍】

長期株式投資さんの3作目の書籍。1作目と2作目もすばらしい書籍でしたが、3作目も要所を押さえた良書です。特にこれから株式投資を始める投資初心者さんは、1株ずつ株式を購入する行動と共に本書籍を読み進めると、投資家としての練度が向上すること間違いありません。

 

 

 

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