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うつ病132日目 「ファクトフルネス」を使って「うつ」を治そう

ご訪問、ありがとうございます。

 

「うつ」になった、

サブスリーランナー&2児のパパ&泌尿器科医でございます。

(詳細は自己紹介ページをご参照ください)

 

ちなみに、現在も休職継続中です。

 

休職中に「本屋めぐり」をしていた際、

 

一冊の本と出会いました。

 

今回、その一冊の本の中から、

 

「うつ」の回復に役立ちそうな部分を、

 

僕なりの解釈をふまえて解説させて頂きます。

 

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Free-PhotosによるPixabayからの画像

 

その一冊は、この書籍です。

 

 

 

有名な書籍ですので、ご存じの方も多いかもしれません。

 

 

本書は、事実に基づく世界の見方を教え、

とんでもない勘違いを観察し、学んだことをまとめた一冊だ。

 

事実に基づいて世界を見られれば、

人生の役に立つし、ストレスが減り、気分も軽くなってくる。

(本書の裏表紙より引用) 

 

 

この裏表紙を見て、

 

「なんか、うつに役立ちそうなことが書いてありそうだな」

 

と思い、中身も見ずに購入しました。

 

10の思い込み

 

10個のある思い込み(本能)が、

 

世界を正しく見られていない原因であるそうです。

 

  1. 分断本能 「世界は分断されれている」という思い込み

  2. ネガティブ本能 「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み

  3. 直線本能 「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み

  4. 恐怖本能 「危険ではないことを、恐ろしいと考えてしまう」思い込み

  5. 過大視本能 「目の前の数字が一番需要だ」という思い込み

  6. パターン化本能 「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込み

  7. 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み

  8. 純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み

  9. 犯人捜し本能 「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み

  10. 焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み

 

いずれも非常に大切な本能ではありますが、

 

10個の本能の中から、

 

「うつ」に役立ちそうな本能をあげていきます。

 

 

「ネガティブ本能」に気づく

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 Лечение НаркоманииによるPixabayからの画像

 

 

「ネガティブなニュースの方が、目や耳に入りやすい」、ということです。

 

飛行機の墜落事故

 

銃乱射などによる無差別殺人テロ

 

自然災害

 

といった、ネガティブなニュース。

 

メディアは、ネガティブなニュースを報道しがちです。

 

なぜなら、

 

ネガティブなニュースの方が、人々に注目され、視聴率が上がるからです。

 

一方、

 

飛行機の墜落事故が年々減少傾向

 

テロの件数が年々減少傾向

 

自然災害による死亡者数は年々減少傾向

 

といった、ポジティブな事実は、ほとんど報道されません。

 

なぜなら、

 

ポジティブな事実を報道しても、視聴率が上がらないからです。

 

これは、メディアに限ったことではありません。

 

あなたの周りの人、

 

あなたが見ているブログやネット記事、

 

これらもネガティブな情報を発信しすぎなのかもしれません。

 

ネガティブなニュースは、多くの人にストレスを与えます。

 

ネガティブ本能を知ることによって、

 

ネガティブにかたよった情報によるストレスから回避すること

 

それによって、「うつ」の予防に役立つと考えます。

 

そのほか、

 

  • 「悪い」と「良くなっている」は両立する

  • ゆっくりとした進歩はニュースになりにくい

  • 悪いニュースが増えても、悪い出来事が増えたとは限らない

といった点も知っておくと、心の平穏に役立ちそうです。

 

 

「犯人捜し本能」に気づく

 

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Here and now, unfortunately, ends my journey on PixabayによるPixabayからの画像

 

 

「誰かが見せしめとばかりに責められていたら、それに気づく」、

 

ということです。

 

誰か一人を責めていると、

 

他の原因に目が向かなくなってしまいます。

 

そうすると、将来また同じ過ちをくりかえすことになります。

 

そこで、

 

  • 犯人ではなく、原因を探す

  • ヒーローではなく、社会を機能させている仕組みに目を向ける

ということが大切になってきます。

 

僕自身が「うつ」になった理由を考えるうえで、

 

特有の人(たとえば上司)のせいと考えるのではなく

 

複数の原因やシステムを理解することに力を注ぐべきです。

 

  • 自分の希望やつらい思いを、正直に話せない職場環境

  • 長時間通勤によるストレスを緩和軽減させる仕組み

  • 自分の成長が実感できる仕事の割り振り

などが考えられます。

 

「犯人捜し本能」を理解することで、

 

「うつ」の治療というよりかは、

 

「うつ」の再発予防に非常に効果的と考えます。

 

「うつ」は再発が多い病気です。

 

職場復帰後の「うつ」再発を防ぐためにも、非常に重要な点と考えます。

 

また、「犯人捜し本能」に気づくことで、

 

新たに「うつ」になる人を減らす効果も、期待できます。

 

 

焦り本能に気づく

 

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Carabo SpainによるPixabayからの画像

 

 

「いますぐに決めなければならない」と感じたら、自分の焦りに気づくことです。

 

数年前に流行しました、

 

「いつやるか?いまでしょ!」

 

というフレーズ。

 

実際のところ、

 

「いますぐ決めなければならないこと」は、滅多にありません。

 

また、行動すると決めたとしても、

 

最初は小さく始めることで、「焦り本能」を抑えることができます。

 

僕自身、「うつ」になった原因の一つが、

 

不本意な職場異動

 

と考えています。

 

異動自体が不本意ということもありましたが、

 

  • 異動しなかった場合のデメリットが強調された(ネガティブ本能)

  • 異動の判断をする時間が充分に与えられず、決断を迫られた(焦り本能)

 

ということも不本意でした。

 

「うつ」で休職開始後も、

 

「早く治して、復帰しないと、家族を養っていけない・・・」

 

「長いこと休みすぎると、仕事の勘が鈍りそう・・・」

 

といった、焦りをただただ感じていました。

 

「焦り本能」に気づくことで、

 

「うつ」の治療および休職に対して、しっかり構えられる、

 

ことにつながり、結果的に早く「うつ」が治ると考えています。

 

 

明日で6月も終わりを迎えます。

 

7月は、オリンピックやらなんやらで、何かと忙しくなりそうですね。

 

それでも、毎日1時間1分1秒、丁寧に過ごしていきましょう。

 

今日もありがとうございました。