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ご訪問ありがとうございます。
「理想の親ってどんな感じかなぁ・・・」
こんなお悩みをもつパパやママへの記事です。
僕自身、4歳ともうすぐ3歳の父親です。
「理想の父親ってこんな感じかなぁ」
と思った出来事がありましたので記事にさせて頂きます。
<目次>
とある80歳代男性と家族の話
Cezary Paweł によるPixabayからの画像
数日前のことです。
80歳代の男性が肺炎と心不全の診断で入院となりました。
喫煙歴や飲酒歴もあり、
様々な治療を行っても日に日に状態が悪くなってきました。
昨晩から痰がらみも強くなりマスクで酸素投与が開始されました。
最大量の酸素投与を行っても酸素飽和度(サチュレーション)が、80くらいしか保てなくなりました(通常は98-100くらい)。
非常にきびしい状態で、患者さんの意識はもうろうで目も開けられません。
病院からご家族に、
「会わせたい方がいれば今のうちにお顔を見ておいてください」
という連絡が入りました。
数時間後、患者さんのご家族が来院されました。
その中にお嫁にいかれた長女さんの姿もありました。
酸素マスクや点滴につながれた父親の姿を見た長女さんは、
「お父さん、お父さん」
と涙ながらに声をかけらていました。
すると、
意識もうろうで目も開けられなかった患者さんが、
目を開けて笑いながら、
長女さんの頭に手を当てながらこう言いました。
「大したことない大丈夫」
本当の話です。
というのは、
患者さんは僕の義理のお父さん、
長女さんは僕の妻だからです。
理想の父親
Lorraine CormierによるPixabayからの画像
義理のお父さんについて、
お酒ばっかり飲んでいる
ケチ
週末はゴルフばっかり
わがまま
お母さんを大切にしない
等々
妻からは良い話をあまり聞いたことがありませんでした。
それでも僕は覚えています。
僕と妻の結婚式、
義理のお父さんがずっと涙を流していたことを。
どんなに辛い状況でも、
死にそうなくらいの状況であっても、
かわいい我が子を心配させることがないよう、
「大したことないよ」
「大丈夫だよ」
といえる父親に一歩でも近づきたいですね。
まだまだ修行が足りません。
かといって無理のない範囲で、
少しずつ成長していきたいですね。
今日も最後までありがとうございました。