株式投資って長期がよいっていうけど、続けられる自信ないなぁ・・・
10年とか20年後の未来なんて、どうなっているかわからないもんね・・・
こんなお悩みに対する記事です。
✅ 投資スタイル:
【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
【おまけ】グロース(日本個別)
✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:6歳と4歳)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン28回完走)
✅ 本業:某クリニックの院長
✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬
今回の記事の結論です。
✅ 今を犠牲にしすぎない
✅ いかなる時もあわてない
長期株式投資で大切なこと|投資歴15年の凡人投資家の戯言
私が株式投資として初めてインデックスファンドを購入したのが2008年。
- 低コストなインデックスファンド
- NISAやiDeCoなどの非課税枠投資
- 先輩日本人投資家の有益な情報源
今では当たり前のようにあるものが、当時は何一つありませんでしたね。
一個人が株式投資を行う環境は、日を追うごとに改良されていると常々感じています。
長期的にはアクティブ運用よりパッシブ運用の方が成績はよい
アクディブ運用がパッシブ運用に勝ち続けるのは極めて難しい
15年前に書店で購入したとある一冊の投資本の一節。
この一節から私の株式投資人生は始まりました。
見よう見まねで、信託報酬1%程(当時としては低い方です)の外国株式インデックスファンドをつみたて購入。
不幸中の幸いか、本業に邁進していたこともあり、株式投資はほぼほったらかし状態で10年以上の歳月が過ぎました。
長女の誕生をきっかけに、日本の個別株投資も数年前からはじめましたが、今でのメインはインデックス投資ですね。
株価の変動などを気にせず、子育てや本業に集中できるのがインデックス投資の最も良いところと今でも考えています。
さて、前置きが長くなりました。
新NISAが2024年から始まることもあり、株式投資に対する関心が以前にもまして高まっています。
特に若い年代の方が、長期的な目線で株式投資に取り組もうとされている印象を持っています。
今回の記事は、私自身が考える長期株式投資で大切なことをまとめたものです。
今回の記事を通して、投資初心者の方が少しでも長く投資を続けられる支えになれば私としては本望です。
肩肘張らず、気楽に読んでいただければ幸いです。
自己投資を怠らない
私を含め多くの方にとって、日々の労働から得られる給与や収入が株式投資の種銭となります。
収入が増えれば種銭が増え、株式投資から得られるリターンは大きくなります。
小さな雪玉をコロコロ転がすより、まずは大きな雪玉作ってゴロンゴロンと転がした方が、より早く大きな雪だるまができる原理と同じですね。
身をもって感じていると思いますが、年功序列で収入が勝手に増えていく時代は既に終焉を迎えています。
また、欧米諸国と比較しても日本の給与所得の増加は非常に緩やかです。
このような環境の中、収入を増やすためには、他ならぬ自分自身への投資が欠かせません。
自己投資について言及しはじめると、テーマが広すぎるため、今回の記事では割愛します。
とはいえ、自己投資において共通して言えることは、セミナー等に参加する時間があるのであれば、古典的な書籍を読むことをおすすめします。
人の悩みや欲望は、どれだけ時が流れても根本的には変わりません。
あなたが今悩んでいることは、既に他の誰かが悩んだことの繰り返しであり、その悩みに対する解決方法は既に先人が解決しているはずです。
収入や種銭を増やすのは難しいから、株式投資の勉強をしてより高いリターンを求める。
このような考え方もあると思いますが、相応の努力と時間と才能と運が必要です。
株式市場という土俵は、世界トップクラスの頭脳をもった人のみならず、最先端の人工知能を搭載した機械がうごめきながら血肉を争う厳しい世界です。
私のような凡人は遠くから眺めて、漁夫の利を得るようなスタンスがベストと考えています。
今を犠牲にしすぎない
- 自己投資
- 株式投資
- 不動産投資
- 〇〇投資
投資という名のつくものは、今ある資産や資本を未来に向かって投げることです。
先行きが不透明な未来に対する備えはもちろん大切です。
しかし、私はここで声を大にして叫びたい。
未来のために今を犠牲にしすぎてはいませんか?
宵越しの金は持たないという生き方を推奨するわけではありません。
一方で、爪に火をともしながら投資の種銭をかき集めて、かけがえのない今この瞬間を犠牲にする必要は全くありません。
未来は今の連続です。
今が豊かでなければ未来も豊かになりません。
私自身が考える株式投資で成功する最も大切な点は、余剰資金の中で行うことを確信しています。
その余剰資金を増やす努力は怠ってはいけませんが、その努力が過ぎると今を犠牲にしてしまう。
このバランス感覚は一朝一夕で身につくものではありません。
七転び八起きしながら、バランス感覚を磨いていく他ないのですね。
いかなる時もあわてない
- 〇〇ショックという大暴落
- 非人道的な無差別テロ事件
- 大国間での紛争や戦争問題
- 未知のウイルスパンデミック
人類の歴史を振り返ると、目を覆いたくなる史実が繰り返されています。
これらの悲惨な出来事を乗り越えて、株式という資産は粘り強く右肩上がりに成長しています。
ジェレミー・シーゲル先生の書籍にある有名な図表がこちら。
約200年前の1801年に当時の1ドルを株式、債券、金、現金にそれぞれ投資をしたらいくらになっているかを示したもの。
株式はなんと60万倍になっています。
日々の株価に一喜一憂することはもうやめましょう。
心穏やかに、長い目で株式投資を捉える素養を養いましょう。
まとめ
まとめにはいります。
✅ 今を犠牲にしすぎない
✅ いかなる時もあわてない
新NISA制度の誕生などで、投資ブーム、特に長期投資ブームがわき起こっているが、果たして投資で人は幸せになれるのでしょうか。
投資とは株、投資信託、不動産などを購入するだけではありません。
自分自身、愛する家族、腹を割って話せる友人たちと有意義な時間を過ごすために投じる資金も投資です。
SNSやニュースは将来の不安を煽り、金融資産への投資活動へ促そうとしている側面もあると感じています。
なぜなら、人は根源的に安心を求める生き物であり、そこにビジネスチャンスがあるからですね。
本来、100%安心できる環境なんて地球上にありません。
それでも、あたかも桃源郷があるかのような錯覚を抱かせる情報や発信には近づいてはいけません。
投資にも人生にも正解なんてないのです。
だからこそ、面白くもあり他者との比較に意味をなしません。
私自身がまだまだ勉強の身であり、とても人様に何かを教授できる立場ではないが、特に株式投資を始めて間もない方にとっての補助輪のような存在に、このブログが存在できればと常々考えています。
いずれ読者さんが補助輪を必要とすることなく、1人で転ばずに投資活動を行えるようになれば、ブログを運営するものとしてこの上ない幸いです。
今日も最後までありがとうございました。
【おすすめ書籍】
長期株式投資さんが書かれた書籍です。内容としては高配当株がメインではありますが、株式投資に対する心構えから実践的な内容まで無駄なくまとまった内容になっています。