つみたて投資をはじめる人が多いみたいね。
つみたてNISAとiDeCoが有名みたいだけど・・・
つみたてNISAとiDeCoってどっちを先にすればいいのかな?
こんな投資初心者さんのお悩みに対する記事です。
✅ 投資スタイル:雑食
①メイン:米国&全世界インデックス
②サテライト:高配当(日本個別&米国ETF)
③おまけ:グロース(日本個別)
✅ 家族:妻と子供2人(一姫二太郎)
✅ 職業:フリーランス医師
✅ 趣味:ランニング(マラソン26回完走)
✅ マラソン自己ベスト:2時間51分10秒(京都マラソン)
今回の結論です。
詳しく解説していきます。
つみたてNISAとiDeCoはどっちが先?
- つみたてNISA
- iDeCo
いずれも長期投資を前提とした制度です。
ほとんどの方が、老後資金の対策目的にはじめられています。
つみたてNISAとiDeCoの両方を運用している1人として、
- はじめた頃に感じた点
- 運用していて感じている点
をふまえつつ解説していきます。
はじめやすさ
証券口座を既にお持ちの方であれば、つみたてNISAは今からでも開始できます。
証券口座をお持ちでない方は、まずは証券口座を作りましょう。
最近はネット証券口座を作られる方が多くなっています。
- 開設手続き
- 手数料
- 管理費用
など様々な点を考慮しても、実店舗よりネット証券が圧倒的に有利です。
話がやや脱線しました。
つみたてNISAであれば、1日もあれば設定が可能です。
一方、iDeCoに関してはネットだけで手続きが完了しません。
- 必要書類を勤め先に依頼
- 必要書類を証券会社に郵送
等をしていると、iDeCoをはじめるのに数週間かかることもあります。
私の妻は昨年からiDeCoを始めましたが、
- 書類手続きの煩わしさ
- 書類が届いてからのやりとり
などで何度もくじけそうになったのを、
-
土下座しながら必死に説得して
- 結局私が全て代行処理して
iDeCoをスタートさせましたね。
商品の豊富さ
一般的に、つみたてNISAの方がiDeCoより選択できる商品は豊富です。
しかし、選択肢が多いほど迷いが生じるのが人の性ですね。
ところが、つみたてNISAもiDeCoでも最適解の商品はほぼ決定しています。
ずばり最適解の商品は、
- 全世界株式インデックス・ファンド
- 米国株式インデックス・ファンド
になります。
証券会社によって、取り扱い商品が微妙に異なります。
代表的なネット証券口座として、
- 楽天証券
- SBI証券
のおすすめ商品を紹介しておきます。
紹介する商品はいずれも、
- 低コスト
- 総資産額が大きい
という点は当然クリアしています。
✅ eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
✅ 楽天・全米株式インデックス・ファンド
✅ SBI・S&P500インデックス・ファンド
✅ eMAXIS Slim 米国株式(S&P 500)
ネット証券がいいって聞くけどやっぱり怖い・・・
株式100%ってなんかリスクが高そう・・・
という方は、
- 取り扱い商品の中で経費率が最も低い
- 運用資産額が最も大きい
- 債券等を含んだバランスファンド
なども選択肢としてよいですね。
投資は長く続けることが大切です。
長く続けるためには心地よさが欠かせません。
とはいっても、
- 手数料や経費率が非常に高い
- 運用資産額が劇的に小さい
といった商品選択は避けるべきです。
掛金の自由度
恒久化の報道が多いNISA制度。
2022年9月時点で、
- 一般NISA:年間120万円 5年間
- つみたてNISA:年間40万円 20年間
が非課税枠となります。
つみたてNISAの方がiDeCoよりも、
- 家計の状況
- 突然の災害や病気
などの理由で掛金を調節することが容易です。
iDeCoでも掛金を変更することは実際可能です。
しかし、掛金変更などの手間はiDeCoはつみたてNISAの2倍かかります。
注:個人的な印象です。
といいますのは、
- つみたてNISAの掛金変更:ネットのみで完結
- iDeCoの掛金変更:ネットと書類提出が必要
という仕組みになっているからです。
さらに、iDeCoに関しては掛金を変更できるのは1年に1回のみです。
強制力があるという点ではiDeCoに分があります。
しかし、柔軟性という面では圧倒的につみたてNISAが勝りますね。
番外編:iDeCoが向いている人
今まで説明してきたとおり、
- はじめやすさ
- 商品の豊富さ
- 掛金の自由度
という点で、つみたてNISAの方がiDeCoより楽ちんです。
しかし、iDeCoにはつみたてNISAにはない
- 掛金が所得控除になる
という最強の武器をもっています。
高年収のサラリーマンの方で、
- ふるさと納税くらいしか節税方法がない
- 忙しくて副業やマイクロ法人設立は無理
という方にとっては、iDeCoの所得控除はかなり有効ですね。
iDeCoでどれほど節税できるかはこちらのサイトが便利です。
基本的には高所得者の方の方が節税メリットは大きくなります。
しかし、iDeCoの本質的な目的は老後資金の備えです。
節税も大切ですが、今と未来のバランスを考慮して掛金を決めましょう。
まとめ
まとめにはいります。
✅ 商品の豊富さ
✅ 掛金の自由度
15年程前に私がインデックス投資を始めた頃には、
- つみたてNISA
- iDeCo
いずれの制度も存在していませんでした。
さらに、投資に関する情報も非常に少ない状況でした。
今から投資を始める方は本当に恵まれていますね。
ただし、つみたてNISAの特徴を別の角度から見てみると、
- はじめやすい=やめやすい
- 商品の豊富さ=迷いやすい
- 掛金の自由度=ぶれやすい
という弱点もあります。
つみたてNISAにしてもiDeCoにしても、
- 必要最低限の知識
- 少しの勇気
- 継続的な勉強
が成功の鍵です。
投資を始めて15年経ちますが、私も毎日が勉強です。
共にがんばりましょう。
今日も最後までありがとうございました。
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