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損します|米国株積立投資を楽天証券で始めてはいけない理由

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楽天証券で米国株の積立投資ができるようになるらしいよ!

米国株を楽天ポイントでも購入できてお得らしいよ!

 

 

①:つみたてNISAやiDeCoでインデックス投資を始めてみた

②:某芸人の書籍を読んで米国株ETFの積立投資に興味がある

 

 

このような投資初心者の方にむけた記事です。

 

 

💡今回の記事で分かること&ゴール
 ✅ 為替コストについて
 ✅ ポイント投資の意義について
 ✅ 適切な証券会社で米国株積立投資を開始する

 

 

結論からいきます。

 

 

💰米国株積立投資を楽天証券で始めていけない理由
 1️⃣ 為替コストは楽天が最安ではない
 2️⃣ 楽天ポイントは投資ではなく固定費に使う
 3️⃣ 米国株の積立投資なら楽天証券よりSBI証券

 

 

ひとつずつ詳しく解説していきます。

 

 

 

米国株積立投資を楽天証券で始めてはいけない理由

信号機 赤信号 交差点 止まれ|roa0044-133

 

 

楽天証券が米国株積立投資サービスを開始することになりました。

 

 

SBI証券やマネックス証券では、米国株積立投資サービスを既に提供していますので、他社に追いついたというかたちです。

 

 

楽天証券の米国株積立投資サービスの肝は、楽天ポイントで米国株の積立購入ができるという点です。

 

 

しかし、楽天証券での米国株積立投資は他社と比べて本当にお得なのでしょうか?

 

 

米国株の積立投資といっても、個別株で積立投資を行う方は稀と思われます。

 

大多数の方が、インデックス米国株ETF(VTI、VOO等)で積立投資をされるはずです。

 

 

今回の記事は、「インデックス米国株ETFを積立投資する」ということを前提に解説します。

 

 

為替コストをあなどってはいけない

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大前提として米国株はドルでしか買えません。

 

日本で販売されている投資信託は円で購入できますが、米国個別株や米国ETFを購入する際はドルが必要です。

 

 

円をドルに両替して購入してもよいのですが、非常に手間です。

 

 

円高時期を狙って円をドルに転換しておくという方法もありますが、こちらも手間です。

 

投資初心者の方が米国株を購入する際は、円からドルへの両替を自動で行ってもらえる円貨決済がおすすめです。

 

 

為替コストとは?

 

円→ドル

 

ドル→円

 

に両替する際にかかる費用を為替コストといいます。

 

 

具体的には1ドルあたり1円が為替コストの相場です。

 

 

【例①:1ドル100円として100ドルを円で購入】

 

為替コストは1ドル1円と想定。

 

①:100ドルを円に換算:100円X100=10,000円

②:100ドルを円で購入する際の為替コスト:1円X100=100円

③:100ドルを購入するために必要な円:①+②の合計=10,100円

 

ということになります。

 

【例②:1ドル100円として100ドルを円に戻す】

 

為替コストは1ドル1円と想定。

 

①:100ドルを円に換算:100円X100=10,000円

②:100ドルを円に戻す際の為替コスト:1円X100=100円

③:100ドルを円に戻した時に実際に戻ってくる円:①−②=9,900円

 

ということになります。

 

 

ごちゃごちゃ言いましたが、為替コストが低いほど米国株投資はお得ということを覚えておいてください。

 

 

楽天証券とSBI証券の為替コスト比較

 

円とドルでの為替コストです。

 

①:楽天証券:1ドル25銭*

②:SBI証券:1ドル4銭**

*期間限定で1ドル4銭になっています。

**住信SBIネット銀行を経由した場合に限る。

 

 

一般的な相場より両者とも為替コストは十分低いです。

 

しかし、SBI証券の1ドル4銭という為替コストは激安です。

注:2022年7月25日から、SBI証券の為替コストは1ドル6銭へ値上げとなります。

 

 

為替コストの差で生じる損失の差はどれほどでしょうか?

 

 

具体的な例を提示して解説していきます。

 

為替コストの差で生まれる損失

 

①:1ドル100円(為替変動なしと想定)

②:為替コスト<楽天:1ドル25銭><SBI:1ドル4銭>で固定

③:米国ETFのVTIを毎月1株積立購入(分配金の再投資なし)

④:VTIの価格は1株200ドルで固定(非現実的ではありますが便宜上)

 

 

<楽天証券でVTIを20年間積立購入した場合>

①:VTIを毎月1株購入するために必要な費用:

  100円X200+0.25円X200=20,050円

②:VTIを1年間(12株)購入した際の合計費用:

  20,050円X12=240,600円

③:VTIを20年間(240株)購入した際の合計費用:

  240,600円X20=4,812,000円

 

<SBI証券でVTIを20年間積立購入した場合>

①:VTIを毎月1株購入するために必要な費用:

  100円X200+0.04円+200=20,008円

②:VTIを1年間(12株)購入した際の合計費用:

  20,008円X12=240,096円

③:VTIを20年間(240株)購入した際の合計費用:

  240,096円X20=4,801,920円

 

 

VTIを240株購入する場合、楽天の方がSBIより20年間で約1万円コストが高くなります。

 

 

毎月積み立てる額や株数が増えるほど、コストの差はさらに広がります。

 

 

詳細は省略しますが、

 

①:VTIを売却した利益をドルから円に戻す

②:VTIの分配金をドルから円に戻す

 

このような時も、楽天より為替コストが低いSBIに軍配が上がります。

 

 

為替コスト以外の面では、購入時手数料や売買手数料などがありますが、これらに関しては楽天とSBIで差はありません。

 

 

ポイント投資は本当にお得?

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楽天ポイントで米国株の積立購入ができる点は、確かに魅力的ではあります。

 

 

しかし、米国株積立購入で使用できるのは楽天通常ポイントのみです。

 

期間限定ポイントや楽天証券ポイントなどでは、米国株積立購入ができません。

 

楽天経済圏の一人としては、この点が非常にマイナスポイントです。

 

 

そもそもですが、私のような一般市民にとって楽天ポイントを米国株積立投資に使用する必要性は低いと考えています。

 

 

楽天ポイントを使用するのであれば、

 

①:楽天モバイルユーザーなら通信費

②:楽天でんきやガスなどの光熱費

③:楽天ショップで生活必需品の購入

 

等の固定費にあてた方がお得です

 

 

投資でお金を増やすより固定を下げる方が圧倒的に再現性が高いです。

 

 

年子パパである私の場合です。

 

①:楽天市場でオムツ等の生活必需品を楽天カードで購入

②:楽天カードで得られたポイントを楽天でんきのポイント払い

③:結果として電気代ほぼ0円(北陸なので冬はつらい・・・)

 

 

楽天の通常ポイントを大量にお持ちであれば、ポイント投資はよい手段だと思います。

 

一方、期間限定ポイントがメインであれば、固定費削減にポイントを使用することをおすすめします。

 

 

まとめ:投資ではコストに敏感になろう

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まとめにはいります。

 

 

💰米国株積立投資を楽天証券で始めていけない理由
 1️⃣ 為替コストは楽天が最安ではない
 2️⃣ 楽天ポイントは投資ではなく固定費削減に使う
 3️⃣ 米国株積立投資を始めるなら楽天証券よりSBI証券

 

 

米国株積立投資なら楽天証券よりSBI証券をおすすめする理由は、次の2点です。

 

①:SBI証券の為替コストが激安

②:楽天ポイント投資は本当にお得か微妙

 

 

投資信託の購入とは異なり、米国株を購入する際は為替コストに注意する必要があります。

 

 

投資を成功させるための3大原則は「長期・分散・積立」です。

 

ここにもう一つ大切な原則が「低コスト」です。

 

 

楽天証券での米国株積立投資サービスが開始されますが、米国株ETFの積立投資はSBI証券がおすすめです。

 

実際のところ、私自身は楽天証券、SBI証券、SBIネオモバイル証券、マネックス証券の4つの証券口座を活用しています。

 

  • 投資信託や日本株の購入:楽天証券
  • 米国株や米国ETFの購入:SBI証券
  • 日本高配当株の購入:ネオモバイル証券
  • スクリーニング機能目的:マネックス証券

 

 

証券口座が4つある分、多少の手間は増えますが、慣れてしまえば問題はありません。

 
 
証券口座を複数持つメリットは次の通りです。

 

①:証券会社間の競争によるサービス向上の恩恵が複数から受けられる

②:楽天証券やSBI証券が倒産する可能性もゼロではない

③:一つの証券会社が倒産しても株式移管で投資が継続可能

④:IPO(私はしていません)の当選確率が上がる

⑤:用途によって使い分けられる(例:短期/中期投資→SBI、長期投資→楽天)

 

 

ただし、シンプルな運用を目指したい方であれば、一つの証券口座にまとめた方がよいかもしれませんね。

 

 

証券口座も投資手法も人それぞれで、どれが正解ということはありません。

 

あなた自身にとって長く心地よく投資を続けられる場所を見つけましょう。

 

 

今日も最後までありがとうございました。

 

 

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