ご訪問ありがとうございます。
サブスリー&パパドクターです。
僕の経歴などは、次の記事をご参照ください。
「これからコロナワクチン接種受けるんだけど、なんか心配・・・」
という、パパやママへお答えします。
Arek SochaによるPixabayからの画像
結論から述べます。
「(現状では)ワクチンのメリット>ワクチンのデメリット」
「パパとママが同じ日にワクチンを受けることはやめましょう」
ということです。
- ワクチンを2回接種する理由は?
- ワクチンの接種間隔は?短くしたり長くしたりできない?
- 普段飲んでいる薬は飲んでよい?
- 注射や採血で「貧血」にならないか心配
- アレルギーが怖い・・・
- 妊婦さんはワクチン受けるべき?
- 授乳中のママはワクチン受けてもいい?
- パパやママへのワクチン接種後の最大の注意点
ワクチンを2回接種する理由は?
ワクチンは原則2回接種となります。
2回接種が推奨されている理由は、
「2回接種した方がコロナ発症率が低くなる」
という研究結果が出ているためです。
ただし、今後の研究やワクチン開発により、
1回接種でもOK、
となればハッピーですね。
ワクチンの接種間隔は?短くしたり長くしたりできない?
1回目と2回目の接種間隔は、
- ファイザー製ワクチン 3週間
- モデルナ製ワクチン 4週間
となっております。
仕事も子育ても忙しいパパやママの場合、
「きっちり3-4週間後にワクチン接種できないよ!」
ということがあると思われます。
ファイザー製のワクチンであれば、
「1回目から19日目以降なら2回目の接種は可」
となっています。
逆に、
「接種間隔をどれだけ空けてもOK?」
という点については、
まだ明確な結論が出ていない、
という現状です。
普段飲んでいる薬は飲んでよい?
結論から述べます。
「普通通り内服して、ワクチン受けましょう」
血液がサラサラになる薬を飲んでいる方、
普段通り内服しましょう。
多少出血しやすくなるかもしれませんが、
注射部位をしっかり抑えれば、大抵問題ありません。
免疫抑制剤など特殊な薬を飲んでいる方、
普段通り内服しても大丈夫。
なはずですが、
心配な方は主治医に相談してみましょう。
注射や採血で「貧血」にならないか心配
「注射や採血が苦手で、以前貧血になって倒れました」
という方。
注射する前に、医師や看護師に伝えて頂ければ、
「ベッドで横になった状態で注射する」、
ことも可能です。
問診票にも記載する欄がありますので、
正直におっしゃってくださいね。
アレルギーが怖い・・・
アレルギーの最重症が、
「アナフィラキシー」と呼ばれるものです。
アナフィラキシーの頻度は、
- ファイザー製 4.7回/100万回
- モデルナ製 2.5回/100万回
と報告されています。
ワクチン接種会場には、
医師も看護師もしっかり待機していますので、
心配しないで接種してください。
ただし、
他の薬や食べ物でアナフィラキシーになった方は、
ワクチン接種後に通常15分のところ30分間、
しっかり様子を見させて頂きます。
妊婦さんはワクチン受けるべき?
結論から述べますと、
「ワクチンで得られるメリット>デメリット」
です。
以下、2021年6月の"New England Jorunal of Medicine"に掲載された報告を引用します。
妊婦さんは、
コロナが重症化しやすいと言われています。
インフルエンザや他の感染症でも、
妊婦さんは重症化しやすいと言われています。
その理由は、
お腹の赤ちゃんによる解剖学的変化(肺や尿路が圧迫される)、
と考えられています。
発熱や倦怠感などの副反応は、
妊婦さんと一般人で差はありませんでした。
妊娠経過や出産に関しては、次のような結果です。
- 自然流産 12.6%
- 死産 0.1%
- 早産 9.4%
- 低出生体重 3.2%
- 先天性異常 2.2%
結果として、
いずれも自然発生率と差はない、
という結論でした。
母体の体内で作られたコロナに対する抗体が、
胎盤を通じてあかちゃんも守ってくれる、
ということも報告されています。
以上の結果をふまえても、
妊娠中でもワクチンは受けた方がよい印象です。
意見が分かれるところですが、
「器官形成期である妊娠12週前にワクチンをうつかどうか」
こちらについては、
主治医の先生等とよく相談して決めましょう。
授乳中のママはワクチン受けてもいい?
結論から述べます。
「ワクチンそのものが、赤ちゃんに影響を与えることはない」
とされています。
ワクチンの成分が、
乳腺や母乳に移行する可能性は低いため、
赤ちゃんには影響がないとされています。
パパやママへのワクチン接種後の最大の注意点
長々と書きましたが、
最後に僕自身の経験もふまえて、
小さな子供や赤ちゃんがいるパパやママへのアドバイスです。
ワクチンの副反応(発熱、倦怠感、注射部位の痛み)などで、
ママが赤ちゃんの面倒を見れなくなる可能性があります。
- 腕が痛くてだっこもできない
- 熱やだるさで家事ができない
などなど。
パパとママが、同日にワクチン接種することは控えましょう。
我が家は、ママが副反応でひどい目にあった結果、
大変な数日間を過ごすことになりました・・・。
パパやママが副反応で動けなくなる可能性を考慮して、
ワクチン接種に備えてくださいね。
今日は珍しく医学的な記事を書かせて頂きました。
少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。
あと1日頑張ったら週末ですね。
明日も丁寧に過ごして、ステキな週末を迎えましょう。
今日もありがとうございました。