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金沢マラソン2022レポ|パパ市民ランナーの1日

 

金沢マラソンってどんな感じの大会なのかな?

フルマラソン大会の当日ってみんなどんな風に過ごすのかな?

 

 

こんな初心者ランナーさんのお悩みに対する記事です。

 

 

🖌この記事を書いている人
✅ ランニング歴:15年
✅ マラソン歴:13年
✅ 家族:妻と年子2人(一姫二太郎:5歳と4歳)
✅ フルマラソン:27回完走
✅ フルマラソンサブスリー:15回
✅ マラソン自己ベスト:2時間51分10秒(2018京都マラソン)

 

 

 

 

金沢マラソン2022レポ|市民ランナーパパの1日

 

まずは私個人の結果(ドン↓)。

 

 

最低限の目標であるサブスリー(フルマラソン3時間切り)を達成し、正直ほっとした心境です。

 

  • 医師共働き
  • 年子(5歳と4歳)の子育て真っ最中
  • 2023年3月クリニック開院予定の準備

 

という環境の中で、自分のベストは出し切れたつもりです。

 

 

今回の記事の主な内容は、一市民ランナーとしての金沢マラソン2022ふり返りです。

 

  • マラソン大会に出てみたいと考えている方
  • 市民ランナーの生活に興味がある方
  • マラソンの記録が頭打ちになっている方

 

このような方にとって、私の経験が何かしらの参考になれば幸いです。

 

 

大会1週間前〜大会前日

 

レース1-2週間前の練習内容は、

 

  • 走行距離:普段の60-70%程度に減らす
  • 練習強度:普段と変更なし
  • 練習頻度:普段と変更なし

 

としています。

 

  • 疲労を抜きつつも身体の切れを失わない

 

ことを特に意識しています。

 

 

食事については、カーボローディングやウォータローディングなどは行っていません。

 

また、大会3日前からは断酒しています。

 

本音を言えば、いつ何時でもフルマラソンを完走できる生活習慣が理想です。

 

しかし、私をふくめて人間そこまでストイックになれませんし、仕事がら不規則な生活を送らざるをえない方も多いでしょう。

 

マラソン直前だからといって、睡眠や食事などを完璧に仕上げる必要はありません。

 

準備として70点ほどとれていればよしとするくらいの気持ちがよいですね。

 

 

大会当日

 

ほとんどのマラソン大会のスタート時間は、午前8時30分〜9時です。

 

スタート4時間前には起床したいので、逆算して前日は早めの就寝を心がけています。

 

理想的には睡眠時間を7-8時間は確保したいところです。

 

最低でも6時間ほどベッドで横になることができれば良いでしょう。

 

 

起床〜会場移動

 

スタート4時間前に起床し、排泄とシャワーを済ませます。

 

金沢マラソンは8時35分スタートなので、4時30分に起床しました。

 

シャワーを浴びた後に、朝食をとります。

 

最低でもスタート3時間前には朝食を食べ終えておきたいところです。

 

私のマラソン当日の定番朝食は、

 

  • やまざきの串団子(三色団子)5-6本

 

です。

 

ちなみに、トイレが近くなると困るので水分摂取は必要最低限にすませます。

 

 

会場到着〜スタート

 

スタートの2時間前には会場に到着するように事前に計画をたてておきます。

 

今回は金沢駅6時発のシャトルバスに乗車し会場入りしました。

 

金沢駅から会場まで約15分。

 

早めにスタート会場入りするメリットは、

 

  • 好きな場所に陣取りできる
  • トイレが空いている
  • 気持ちがなんとなく落ち着く

 

といったあたりです。

 

冬場のレースでは、待機時間中の冷えをしのぐため防寒具は必須です。

 

おすすめの防寒具は、

 

  • 捨ててもよいくらいボロボロになったユニクロフリース

 

です。

 

大会によっては、スタート直前に係の方がゴミなどを回収してくれますので、その際に防寒具も捨てればよいでしょう。

 

ウォーミングアップは好みによりますが、基本的に私は行っていません。

 

ウォーミングアップの代わりに、ホットジェルをふとももやふくらはぎに塗布し、筋肉が冷えないようにしています。

 

おすすめのホットジェルはこちら↓。

 

 

 

スタートの30-40分前に自分のブロックへ整列します。

 

スタートまでの待機中も身体が冷え込まないように、軽くストレッチをしたりして過ごします。

 

また、カツサプも摂取しスタミナ切れ予防を行います。

 

カツサプはこちら↓。

 

 

個人的にはカツサプを利用してから、マラソン後半のエネルギー切れ頻度が激減しているので、必ずスタート30分程まえにカツサプをとるようにしています。

 

 

スタート〜10km

 

ペース:キロ4分12秒

 

サブスリーのペースランナーについていく毎度お馴染みの作戦をとります。

 

集団で誰かに引っ張ってもらいながら走るのは独りで走るより圧倒的に楽です。

 

ペースランナーについていく別の目的は、走り始めで今日の調子を見極める点です。

 

感覚的なものですが、目標タイムも10kmまでにおおよそ決めます。

 

金沢マラソンのコースは前半11kmまでは上り基調になりますので、ペースを上げすぎないように気をつけます。

 

 

11km〜20km

 

ペース:キロ4分12秒

 

下り基調になりますが、ここでもペースを上げすぎないように我慢します。

 

マラソンははじめから終わりまで我慢の連続です。

 

  • ペースを上げすぎないように我慢
  • ペースが下がらないように我慢

 

普通の人には理解不要なスポーツですね。

 

基本的に給水は給水ポイント毎にこまめにとります。

 

喉が渇いてから水分補給をしていては手遅れです。

 

15km地点でジェルをとります。

 

今回はアミノサウルスのジェル(カフェインなし)を使用しました。

 

味も飲みやすさもOKです。

 

効果に関しては他のジェルと比べて劇的な差は感じません。

 

ジェルも色々試してみて、自分に合うモノを見つけておきましょう。

 

 

21km〜30km

 

区間ペース:キロ4分8秒

 

いよいよレースも後半戦です。

 

しかし、本当のフルマラソンは30km以降から始まります。

 

ここでもペースを上げすぎないように、3時間のペースランナーについていきます。

 

25kmで再度アミノサウルスのジェル(カフェインあり)を摂取。

 

カフェイン効果の程はさておき、再度レースへの集中力を高めます。

 

28km地点の給水で、3時間の集団が崩れたので抜け出しました。

 

結果として、ここからゴールまで、ほぼ独りで走ることになりました。

 

31km〜40km

 

区間ペース:キロ4分20秒

 

30km地点で家族からの応援。

 

予期せぬ旗での応援に心が震えます。

 

 

思わず、「大好きだよ〜」と叫びます(周りのランナーごめんなさい)。

 

家族への感謝の気持ちを気力に変換し、ゴールへ進みます。

 

しかし、いよいよ両脚がつりはじめます。

 

ミネラルとエネルギー補給のため、34km地点でジェルを摂取。

 

フルマラソン後半で必ず飲む梅丹ゴールドです。

 

 

梅丹ゴールドのすごいところはカフェインの量。

 

200mgのカフェイン(コーヒー約3杯)が含まれており、これは流石に効きます。

 

しかし、最大の弱点はカフェインが効きすぎて、どれだけ身体が疲れていても、マラソン当日の夜眠れません。

 

使いすぎには要注意なジェルです。

 

 

35km以降、両脚と腹筋の痙攣が始まり地獄タイムがスタート。

 

 

何度も悪魔がささやきます。

 

  • 歩けばいいじゃん
  • だれもお前がサブスリーしても喜ばないよ
  • また来年がんばればいいじゃん
  • ほら周りのランナーも歩いているよ

 

ここが運命の分かれ道です。

 

 

あきらめたらそこでマラソンは終了です。

 

 

沿道からも、「まおよしパパがんばれ」という声を掛けられ孤軍奮闘します。

 

 

人間死のうと思っても中々死ねません。

 

脚がもげそうになっても実際にはもげません。

 

 

ひどい顔になりながら、気力で一歩一歩ゴールへ進みます。

 

 

41km〜ゴール

 

区間ペース:キロ4分5秒

 

残り2kmになると、脚で前に進むというより心で前に進むという状態です。

 

両脚と腹筋は一歩一歩踏み出す度に痙攣し、激痛が全身に広がります。

 

ここまで来たら意地でもサブスリーすると覚悟を決めます。

 

陸上競技場内に入り残り200m程。

 

電光掲示版を見ると、「2:58:00」の表示。

 

サブスリーをほぼ確実にし、脚が完全につらないように慎重に走り続けます。

 

そして、最後はガッツポーズでゴール。

 

 

タイムは、2時間58分50秒。

 

 

ふり返り、全ての方々に感謝を込めて一礼。

 

私の金沢マラソン2022は幕を閉じました。

 

 

ゴール後

 

ふらふらになりながら、完走メダルや手荷物を受け取り更衣室へ。

 

  • バナナ(2本も!)
  • おにぎり
  • アクエリアス
  • ゴーゴーカレー
  • 味噌鍋の元

 

などの戦利品をもらいます。

 

無事にゴールしたことをラインで家族へ報告。

 

痙攣しながらいそいそと着替えを済ませます。

 

ゴール会場から金沢駅行きのシャトルバスに乗車。

 

約10分で金沢駅に到着後、自宅まで約20分かけて徒歩。

 

ゴールを目指しているランナーを沿道で応援しながら家路につきます。

 

 

帰宅後

 

13時頃に帰宅すると子どもたち(5歳と4歳)がお出迎え。

 

子どもたちがお昼寝している間に、洗濯や食器洗いの家事を済ませます。

 

昼寝が終わると、買い物へ行ったりなど普通の日曜日を過ごします。

 

夕食、お風呂、寝かしつけ、家事の残りを終えると、23時頃。

 

開業準備やブログを執筆。

 

就寝し金沢マラソン2022の1日が終わりました。

 

 

最後に

 

市民ランナーはランニングで生計を立てているわけではありません。

 

日常生活の一部にランニングやマラソンが存在するだけで、ランニングやマラソンが生活の中心に位置しているわけではありません。

 

それでも、

 

  • 限られた時間の中で
  • 知恵を振り絞って
  • 少しでもタイムを縮める努力を継続し
  • 自己ベスト更新する

 

これこそ市民ランナーの醍醐味の一つです。

 

とはいっても、ランニングもマラソンも求めるモノは人それぞれです。

 

記録を追い求めるだけがマラソンではありません。

 

私もいつかは記録指向のマラソンからは引退する日を迎えるでしょう。

 

何はともあれ、

 

  • 出走を許可し応援してくれる家族
  • 大会運営に携わる全ての方々

 

この場をお借りして陳謝いたします。

 

 

今日も最後までありがとうございました。

 

 

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