S&P500への投資がよいと聞いて投資を始めたけど、全然お金が増えない・・・
S&P500にこれからも投資を続けていいのかな・・・
こんなお悩みに対する記事です。
✅ 投資:15年目
✅ 投資スタイル:
①コア:インデックス(全世界&全米)
②サテライト:高配当(日本個別&米国ETF)
③おまけ:グロース(日本個別)
✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:5歳と4歳)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン27回完走)
✅ マラソン自己ベスト:2時間51分10秒
今回の記事の結論です。
具体的に解説してきます。
S&P500への投資はオワコンなのか?
・ニューヨーク証券取引所やナスダックなどに上場している約500銘柄の株価を時価総額比率で加重平均して指数化したもの
・1957年3月4日から公表されており1941~1943年の平均を10として算出
・米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしている米国株の代表的指数
ざっくり言うと、
- 米国の大型優良企業500社の株価をまとめたもの
という感じです。
この記事を書いているのは2022年末。
- コロナバブルの崩壊
- ロシア・ウクライナ問題によるサプライチェーン混乱
- 歴史的なインフレ進行
- FRBをはじめとした先進国の急速な利上げ
- 中国のゼロコロナ政策
- インベスト・イン・キシダ
様々なイベントが重なった結果、2022年は株式市場、特に米国株にとっては軟調な年になりましたね。
とはいっても、歴史を振り返れば決して稀ではありません。
1928年〜2021年におけるS&P500の年間リターンをまとめたグラフです。
(引用:https://www.yardeni.com/pub/stmktreturns.pdf)
約100年の間にS&P500の年間リターンがマイナスだったのは30回。
ということで、約1/3の確率でS&P500の年間リターンがマイナスになるのです。
ちなみに2年以上連続してマイナスになったのが4回あります。
2022年のS&P500の成績
- 日経平均
- TOPIX
- S&P500
- ナスダック総合指数
以上の指数の2022年度の年間リターンを比較したグラフです。
(引用:Google Finanse)
いずれの指数も下落していますが、特に米国株指数の下落率は大きいですね。
レバナスで有名になったナスダックは30%以上も下落しており、2008年のリーマンショックを超える下落率となっております。
やっぱり米国株なんてダメだよ。「お・も・て・な・し」の精神で溢れる日本株がいいんだよ〜
古いというツッコミはさておき、少し落ち着いて長い目で見てみましょう。
1980年代からのS&P500の成績
- 日経平均
- TOPIX
- S&P500
- ナスダック総合指数
以上の指数の1980年初頭から現在までに至る推移を示したグラフです。
仮に1980年にそれぞれの指数に100万円投資したとすると、
- 日経平均 約110万円
- TOPIX 約120万円
- S&P500 約2,670万円
- ナスダック 約4,500万円
になります。
ここで、世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏が彼の妻に向けた言葉を紹介します。
私のアドバイスはこの上なくシンプルだ。
現金の10%を米国の短期国債に、残る90%を超低コストのS&P500のインデックスファンドに投資しなさい。
ヴァンガードのファンドがいいだろう。
この方針なら、高い報酬のファンドマネージャーを雇うどの年金基金、機関、個人の出す結果よりも長期にわたって良い成績を上げられると思う。
さてS&P500はオワコンなのでしょうか?
まとめ
まとめにはいります。
往々にして、
- 人気があるときは売り時
- 人気がないときは買い時
というのが株式ですね。
投資とは頭で汗をかくスポーツともいわれます。
自分自身で考え抜き、それでもやっぱりS&P500への投資がよいと判断したならば、投資を続けたらよいでしょう。
それでも、周りの声にながされやすいのが人の性。
そんな時に、この記事がS&P500への投資継続の心の拠り所になれば幸いです。
今日も最後までありがとうございました。
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