最近、日本株が調子よいみたいだね!
日経平均がバブル期の高値を超えたってニュースも見たよ!
日本株少しもってるけど、今の日本株って割高なのかなぁ?
こんな投資初心者さんのお悩みに対する記事です。
✅ 投資スタイル:
【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
【おまけ】グロース(日本個別)
✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:6歳と4歳)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン28回完走)
✅ 本業:某クリニックの院長
✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬
今回の記事の結論です。
✅ PER 11.17〜40.32
✅ PBR 0.92〜1.52
【2023年6月3日時点】
✅ PER 14.45 → まだ割安気味
✅ PBR 1.29 → フェアバリュー
日経平均は割高?割安?
日経平均を加重平均でみた
- 株価
- PER
- PBR
の推移をまとめたグラフがこちらになります。
(引用:世界の株価)
ちなみにこの世界の株価というサイト。
個人投資家ならブックマーク必須のサイトです。
- 日経平均寄与度
- 日経平均PER
- 騰落レシオ
- 空売り比率
- 投資主体別
など、投資活動に欠かせない情報がぎゅっと詰まったサイトです。
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過去25年のチャートでみると、赤線の日経平均株価は右肩上がりになっています。
果たして、現在の日経平均は割高なのか割安なのか?
PERとPBRという指標を元に考えてみましょう。
PER
(引用:世界の株価)
2009年9月から2023年6月までの日経平均株価とPERをグラフに示したものです。
- 最高PER:40.32(2009年9月)
- 最低PER:11.17(2012年6月)
となっております。
PERと株価の関係式は、
- 株価=1株当たり純利益(EPS:Earnings Per Share)× PER
となります。
このEPSが非常に大切で、世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏も注目している指標の一つであり、まさに稼ぐ力の代表的な指標です。
株価が上昇するには、
- EPSが上がる
- PERが上がる
- EPSもPERも上がる
という3パターンがあります。
以上をふまえて、もう一度グラフを再掲します。
赤線の日経平均株価は右肩上がりですが、PERは2000年〜2021年の時期を除きほぼ横ばいです。
すなわち、EPSの上昇に伴い日経平均株価が上昇していることを意味します。
結論として、日経平均を構成する企業の利益向上が、日経平均株価上昇に寄与していると考えられます。
PERから見ると、2023年6月時点での日経平均は決して割高ではなく、むしろ割安とも言えますね。
PBR
(引用:世界の株価)
2009年9月から2023年6月までの日経平均株価とPBRをグラフに示したものです。
- 最高PBR:1.52(2015年4月)
- 最低PBR:0.92(2012年6月、2020年3月)
となっております。
PBRと株価の関係は、
- 株価=1株当たり純資産(BPS:Book value Per Share)× PBR
となります。
もう一度、日経平均株価とPBRのグラフを再掲します。
日経平均株価は右肩上がりですが、PBRは山あり谷ありとう状態です。
裏を返せば、BPSが大崩れせず、少しずつ積み重なっていることが示唆されます。
ここ数年、日本企業の株主還元が積極的になっており、またPBR1未満是正の働きかけもあり、増配や自社株買いなどの動きも多くなっています。
ため込んだ純資産を企業の成長のみならず、株主への還元にも振り分けるようになった流れをふまえたうえでPBRを眺めてみると、まだまだ割安とも言えますね。
まとめ
まとめにはいります。
✅ PER 11.17〜40.32
✅ PBR 0.92〜1.52
【2023年6月3日時点】
✅ PER 14.45 → まだ割安気味
✅ PBR 1.29 → フェアバリュー
最後に、世界各国のPERやPBRを一覧にしたものを提示します。
(引用:世界各国のPER・PBR・時価総額 (毎月更新) - myINDEX)
ここまで読んで頂いた方なら、ご理解頂けると思います。
今の日経平均株価は割安でしょうか?割高でしょうか?
今日も最後までありがとうございました。
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