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SRAホールディングス|高収益かつ堅実成長を続ける独立系SI企業の投資妙味を探る

 

 

 

🖌この記事を書いている人
 ✅ 投資歴:18年
 ✅ 投資スタイル:
   【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
   【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
   【おまけ】グロース(日本個別)
 ✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:8歳と6歳)
 ✅ 趣味:ランニング(フルマラソン34回完走)
 ✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬

 

 

今回の記事の結論です。

 

 

💡SRAホールディングス|高収益かつ堅実成長の独立系SI企業
 ✅ 業績:営業利益率 15.23% ROE 15.91%  ROA 9.52% 
 ✅ 財務:自己資本比率 59.9% 営業CF17年でマイナス0回
 ✅ 株価指標:PER 11.5倍 PBR 1.83倍 配当利回り 4.04%  
 ✅ 配当:配当利回り 4.04% 配当性向50%

 

 

 

🙇‍♂️筆者からのお願い
 ✅ 今回は個別銘柄を紹介する記事になります
 ✅ 売買を推奨している意図は全くありません
 ✅ 最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします

 

 

 

SRAホールディングス|高収益かつ堅実成長を続ける独立系SI企業の投資妙味を探る

 

 

独立系SIのパイオニアとも呼ばれている「SRAホールディングス」。

 

そんな企業を株式投資という目線で解説した記事になります。

 

 

再三にはなりますが、購入を推奨している意図はありません。

 

最終的な投資判断は自己責任でお願いします。

 

 

企業概要

 

SRAホールディングス(以下、SRAHD)は、1970年設立の老舗の独立系システムインテグレーター(SI)です。

 

現在は持株会社体制で、国内外の企業や公共機関を顧客とした受託開発、運用保守、ソフトウェア製品の販売や導入支援などを展開しています。

 

特徴的なのは、特定のメーカーに依存しない独立系であること。

 

これにより、顧客ニーズに応じて柔軟なソリューション提供が可能であり、長年にわたり安定した顧客基盤と信頼を築いてきました。

 

また、国立大学などの研究機関とも関係が深く、先進的な技術導入にも積極的です。

 

現在の主力事業は以下の3つに大別されます。

 

  • SIサービス事業(システム開発・保守)

  • プロダクトサービス事業(ソフトウェア製品の販売)

  • 海外事業(米国、欧州を中心)

 

堅実な業績と財務体質に加え、安定的な配当政策と高い株主還元意識を持つ点でも注目されています。

 

 

企業の顔であるホームページのトップはこちら。

 

 

 

ー 先進技術を追求し、さらなる進化を ー

 

シンプルながら力強さを感じさせます。

 

 

業績推移

 

売上高と営業利益の推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

売上高、営業利益、EPS、そしてBPSのいずれも美しい右肩上がり成長。

 

 

営業利益率、ROE、ROAの推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

2025年3月期の予想は次の通り。

 

  • 営業利益率:15.23%
  • ROE:15.91%
  • ROA:9.52%

 

システム開発企業としては異例の営業利益率10%超を安定して維持。

 

業界平均(4〜6%)を大きく上回ります。

 

 

営業利益率が安定している理由は次の通り。

 

  • 高付加価値案件の比率が高い

  • 運用・保守などの継続収入比率が高い

  • コスト管理の徹底と技術者の定着率の高さ

 

昨今、IT業界は人件費の上昇リスクを抱えがちです。

 

一方で、SRAHDは高単価で人月を確保できる領域で強みを持っています。

 

よって、採算性の維持がしやすい構造になっています。

 

 

財務状況

 

キャッシュフロー(CF)の推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

2007年から2024年までの17年間で、

 

  • フリーCFのマイナス:4回
  • 営業CFのマイナス:0回

 

という結果。

 

リーマンショックやコロナ禍のような経済ショック時でも、赤字転落した年がないのはまさに驚嘆。

 

 

有利子負債や自己資本比率等です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

自己資本比率は60%前後で推移し、有利子負債はほぼなしの状態。

 

財務面では、非常に保守的で堅実な経営がなされています。

 

成長投資よりも、まず財務安全性と株主還元を重視する姿勢の現れですね。

 

 

 

配当推移

 

配当推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

連続増配ではありませんが、実際は累進配当(減配なし)の状態。

 

さらに遡ると2006年には無配(配当金なし)が一度だけありますが、2007年以降は着実に増配基調です。

 

SRAHDから提示されている配当政策はこちら。

 

(引用:https://www.sra-hd.co.jp/Portals/0/ir/corporate_exp/setsumei250521.pdf

 

 

今後も従来通り配当性向50%を目処に安定的は高配当を目指す

 

この文言からも株主還元の意識を感じさせます。

 

個人的には、流行りのDOE採用を採択してほしいと願うばかり。

 

 

 

株価指標と配当利回り

 

直近5年間の株価指標(PERとPBR)です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

  • PER:11.5倍
  • PBR:1.83倍

 

過去と比較しても、割高感も割安感もないという現状。

 

 

直近5年の予想配当利回りの推移です。

 

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

  • 5年平均利回り:4.93%
  • 5年最高利回り:4.22%
  • 5年最低利回り:3.61%

 

 

個人的には利回りが4%以上であればコツコツ拾ってもよいと判断しています。

 

 

まとめ

 

 

まとめにはいります。

 

 

💡SRAホールディングス|高収益かつ堅実成長の独立系SI企業
 ✅ 業績:営業利益率 15.23% ROE 15.91%  ROA 9.52% 
 ✅ 財務:自己資本比率 59.9% 営業CF17年でマイナス0回
 ✅ 株価指標:PER 11.5倍 PBR 1.83倍 配当利回り 4.04%  
 ✅ 配当:配当利回り 4.04% 配当性向50%

 

 

高配当株投資では安定したインカムゲインが主目的になりますが、SRAHDのような銘柄は長期で保有すればキャピタルゲインも狙えると考えています。

 

ITバブルやテーマ株のような派手さは決してありません。

 

しかし、堅実な経営かつ着実に成長する安心感は、今のような不安定な相場で光る存在とも言えますね。

 

 

恒例の結びとして、私が心に刻んでいる投資格言を添えます。

 

株式市場は、短期的には『人気投票の場』に過ぎないが、長期的に見れば『価値の計測器』として機能する (ベンジャミン・グレアム)

 

 

今日も最後までありがとうございました。

 

 

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ジェレミー・シーゲル先生の書籍は古典ではありますが、何度も読み返す価値がある名著です。基本的に人間の悩みや行動は昔から変わらないものですから、古典を読むことは非常に意義があります。

 

 

 

 

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