✅ 投資スタイル:
【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
【おまけ】グロース(日本個別)
✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:7歳と6歳)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン34回完走)
✅ 本業:某ツブクリの院長
✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬
今回の記事の結論です。
✅ 財務:自己資本比率85% 営業CFプラス23年連続
✅ 株価指標:PER 10.0倍 PBR 0.67倍 配当利回り 3.67%
✅ 配当:DOE2.5% 配当性向30%以上 1年10円以上増配
✅ 優待:200株3年保有で北海道特産品詰め合わせ
✅ 売買を推奨している意図は全くありません
✅ 最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします
ニッタ|連続増配を明言した割安バリュー銘柄
今回もほとんどSNSでは見かけない割安高配当銘柄、「ニッタ」を徹底解説します。
三度の飯より配当金が好き。
こんな変態投資仲間の皆様にとって、明日からの投資戦略の一助になれば幸甚です。
企業概要
1896年に創立された伝統ある産業資材メーカー企業です。
- ベルト・ゴム製品(動力伝動用・搬送用ベルト、コンベヤ)
- ホース・チューブ製品(樹脂ホース、油・空圧・流体移送用ホース、自動車・半導体製造装置用)
- 化工品(引布・遮水製品)
の製造販売を行っています。
伝動用ベルトのパイオニアであり、ゴムや樹脂の合成技術をベースに製品開発も展開。
主力商品は、
- 物流業界向け伝動ベルト
- 自動車・建設機械向けホース・チューブ
- タイミングベルト・プーリや半導体研磨材料分野
となっています。
ちなみに、大阪万博の運営参加サプライヤーにもなっています。
世界での売上構成比率はこちら。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
日本の比重が高めではありますが、何気にグローバル展開しています。
企業の顔とも言えるホームページのトップはこちら。
Going ahead with you
「共に行こうぜ」
という感じでしょうか。
ちょっと何言っているか分からないですね。
業績推移
売上高と営業利益の推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
景気敏感ですので、営業利益は山あり谷ありですが、概ね右肩上がりの成長。
EPSもややぶれが大きいですが、BPSは堅調。
営業利益率、ROE、ROAの推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
ほぼ横ばいです。
2025年3月期の予想は次の通り。
- 営業利益率:5.33%
- ROE:6.70%
- ROA:5.69%
一般的企業としてはやや低めではありますが、同業他社と比較すると比較的高い水準です。
財務状況
キャッシュフロー(CF)の推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
フリーCFは1度だけマイナス。
営業CFは23年連続の黒字経営。
そして、徐々に増えていく現金。
素晴らしいの一言。
有利子負債や自己資本比率等です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
自己資本比率は80%前後で推移しており、ほぼ無借金状態。
財務堅牢とは正にこのこと。
配当推移
気になる配当推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
過去には減配した年もありますが、2010年以降は累進配当(減配なし)。
2024年5月、配当政策方針の変更が開示されました。
(参考:https://pdf.irpocket.com/C5186/RLCz/yQ5k/EqhI.pdf)
配当性向30%以上かつDOE2.5%以上。
さらに2028年までは毎年10円以上増配すると明言。
2029年以降はどうなるかという疑問はさておき、漢気満載の配当政策です。
株価指標と配当利回り
直近5年間の株価指標(PERとPBR)です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
- PER:10.1倍
- PBR:0.67倍
過去と比較すると激安とまでは言いませんが、十分割安な水準。
直近5年の予想配当利回りの推移です。
(引用:マネックス銘柄スカウター)
- 5年平均利回り:4.07%
- 5年最高利回り:3.11%
- 5年最低利回り:2.07%
連続増配かつ配当政策を考慮しても、配当利回り3.5%を超えている間はコツコツ買ってもよい印象。
実は株主優待もあります。
(引用:マネックス証券)
100株でも3年以上の保有で1,200円相当のバターがもらえます。
200株を長期保有して、北海道特産品詰め合わせを頂くのも悪くありませんね。
まとめ
まとめにはいります。
✅ 財務:自己資本比率85% 営業CFプラス23年連続
✅ 株価指標:PER 10.0倍 PBR 0.67倍 配当利回り 3.67%
✅ 配当:DOE2.5% 配当性向30%以上 1年10円以上増配
✅ 優待:200株3年保有で北海道特産品詰め合わせ
大型株も好きですが、やはり中小型株に妙味があると感じるのは私だけではないはず。
どうしても大型は機関投資家などの大口からの注目を常に受けるため、株価が適正価格に落ち着くことが多いです。
一方、中小型株は大口から注目されない故に、割安で放置されていることもしばしば。
結びとして、私が好きな投資格言を添えます。
株式市場は、短期的には『人気投票の場』に過ぎないが、長期的に見れば『価値の計測器』として機能する (ベンジャミン・グレアム)
流行りを追いかける手法を否定はしませんが、私自身は地味な銘柄をコツコツ集め長期保有し株主としての恩恵を受け続ける手法が好みです。
株式市場に過度な刺激を求めず、心穏やかな人生の一助になるような距離感で株式市場と付き合いたいものですね。
今日も最後までありがとうございました。
【おすすめ書籍】
長期株式投資さんの3作目の書籍。1作目と2作目もすばらしい書籍でしたが、3作目も要所を押さえた良書です。特にこれから株式投資を始める投資初心者さんは、1株ずつ株式を購入する行動と共に本書籍を読み進めると、投資家としての練度が向上すること間違いありません。
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