✅ 投資スタイル:
【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
【おまけ】グロース(日本個別)
✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:7歳と6歳)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン34回完走)
✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬
今回の記事の結論です。
✅ 財務:自己資本比率60% 営業CF17年でマイナス0回
✅ 株価指標:PER 13.5倍 PBR 1.03倍 配当利回り 3.11%
✅ 配当:配当性向50%以上明言
✅ 株主優待:500株で3,000円相当の自家製品
✅ 売買を推奨している意図は全くありません
✅ 最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします
日清製粉|株主還元強化を明言した製粉ナンバーワン企業
半導体は産業の米。
とも言われていますが、粉も我々が生きていく上で欠かせません。
今回は国内No.1製粉企業でありながら株主還元強化を明言した「日清製粉」を解説します。
銘柄の購入を推奨している意図はありません。
投資の最終的な判断は自己責任でお願いします。
企業概要
創業1900年、120年以上の歴史を持つ国内トップの製粉会社である日清製粉。
主な事業は以下の通り。
- 製粉事業(小麦粉・ふすまなど)
- 食品事業(パスタ、プレミックス、冷凍食品など)
- 中食・外食事業(製パン・製菓・外食向け商品)
- 健康食品事業やバイオ事業(酵素、プロバイオティクスなど)
また、近年は海外事業にも注力。
北米・アジアを中心にグローバル展開を拡大中です。
パン・麺類・スイーツなど日本人の食生活に欠かせない商品を幅広く提供。
まさにディフェンシブ銘柄ですね。
企業の顔であるホームページのトップ。
なくてはならないものだけ、つくっている。
The Base of Life
製粉企業とは思えないほど、普通にカッコいい。
業績推移
売上高と営業利益の推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
ややムラがありますが、EPSおよびBPSは増加傾向です。
営業利益率、ROE、ROAの推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
営業利益率、ROE、ROAはほぼ横ばい。
だって製粉企業ですから(ん、どこかで見たフレーズ)。
2025年3月期の予想は次の通り。
- 営業利益率:5.86%
- ROE:7.64%
- ROA:4.70%
食品セクターとしては問題ない数値です。
財務状況
キャッシュフロー(CF)の推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
2007年から2024年までの17年間で、
- フリーCFのマイナス:3回
- 営業CFのマイナス:0回
連続17年間で黒字経営。
さすが国内トップの製粉企業だけはあります。
有利子負債や自己資本比率等です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
自己資本比率は60%以上で推移し、有利子負債比率はやや上昇傾向。
自己資本比率が40%以上あれば合格ラインなので、一応財務面も合格。
配当推移
配当推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
上場から累進配当ではありませんが、2013年から12期連続で増配しています。
さらに素晴らしいのは、直近に公表した株主還元強化の文言。
企業の利益は誰のものか、ということをよく理解していますね。
株価指標と配当利回り
直近5年間の株価指標(PERとPBR)です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
- PER:13.5倍
- PBR:1.03倍
ニップンほどバリュー感はありませんが、過去と比較しても割安水準。
直近5年の予想配当利回りの推移です。
(引用:マネックス銘柄スカウター)
- 5年平均利回り:2.35%
- 5年最高利回り:3.26%
- 5年最低利回り:1.77%
配当性向が上昇傾向という背景を加味しても、利回りも高い水準です。
利回りが3%を超えているうちに、個人的にはコツコツ拾っておきたいです。
ちなみに株主優待制度はこちら。
(引用:日清製粉IRより)
具体的な価格は提示されていませんが、3,000円相当ですかね。
大変失礼ご無礼ですが、私自身によっては魅力が少ないかなぁという印象。
コツコツ買い続けて気がついたら500株という感じがよですかね。
まとめ
まとめにはいります。
✅ 財務:自己資本比率60% 営業CF17年でマイナス0回
✅ 株価指標:PER 13.5倍 PBR 1.03倍 配当利回り 3.11%
✅ 配当:配当性向50%以上明言
✅ 株主優待:500株で3,000円相当の自家製品
恒例の結びとして、私が心に刻んでいる投資格言を添えます。
株式市場は、短期的には『人気投票の場』に過ぎないが、長期的に見れば『価値の計測器』として機能する (ベンジャミン・グレアム)
前回紹介したニップン同様、食品セクターは為替やマクロ経済の影響をモロに受けますので、業績が読みにくいのは事実。
しかし、本当に優秀な企業でかつ参入障壁が高ければ、価格転嫁などで自ずと利益は増えてくるものだと考えています。
人は生物である以上はいつか衰えますが、企業は人類が滅亡しない限り生き続けますからね。
今日も最後までありがとうございました。
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ジェレミー・シーゲル先生の書籍は古典ではありますが、何度も読み返す価値がある名著です。基本的に人間の悩みや行動は昔から変わらないものですから、古典を読むことは非常に意義があります。
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