カブ×マラソン×ファミリー

家族と資産形成とマラソンに人生を捧ぐパパのブログ

日清オイリオ|食用油トップ企業の買い時は?株価指標・配当・業績を徹底解説【2025年最新版】

 

 

 

🖌この記事を書いている人
 ✅ 投資歴:18年
 ✅ 投資スタイル:
   【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
   【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
   【おまけ】グロース(日本個別)
 ✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:8歳と6歳)
 ✅ 趣味:ランニング(フルマラソン34回完走)
 ✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬

 

 

今回の記事の結論です。

 

 

💡日清オイリオ|食用油トップ企業
 ✅ 業績:営業利益率 3.82% ROE 14.69%  ROA 7.08% 
 ✅ 財務:自己資本比率 約50% 営業CF17年でマイナス3回
 ✅ 株価指標:PER 6.0倍 PBR 0.88倍 配当利回り 3.54%  
 ✅ 配当:25年間累進配当

 

 

 

🙇‍♂️筆者からのお願い
 ✅ 今回は個別銘柄を紹介する記事になります
 ✅ 売買を推奨している意図は全くありません
 ✅ 最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします

 

 

 

日清オイリオ|食用油トップ企業の買い時は?株価指標・配当・業績を徹底解説【2025年最新版】

 

株式投資の世界では、「安定した配当」が見込める高配当銘柄は特に注目される存在です。

 

とりわけ、インフレや市場の不確実性が高まる局面では、「キャピタルゲインよりもインカムゲイン(配当)」に重きを置く投資家が増えてきている印象です。

 

今回は、日本を代表する食用油メーカー「日清オイリオグループ(2602)」を、高配当株投資の観点から徹底的に分析していきます。

 

再三にはなりますが、購入を推奨している意図はありません。

 

最終的な投資判断は自己責任でお願いします。

 

 

企業概要

 

日清オイリオは、1907年創業の老舗企業です。

 

食用油の国内トップシェアを誇る「製油業界の王様」的な存在です。

 

スーパーなどでよく目にする商品として、

 

  • 日清キャノーラ油
  • ヘルシーリセッタ

 

などの家庭用油が有名ですね。

 

他には、

 

  • 外食・中食・食品メーカー向けの業務用製品
  • 医療・ヘルスケア分野におけるMCT(中鎖脂肪酸)

 

などの高機能油も展開しています。

 

 

企業の顔であるホームページのトップはこちら。

 

 

 

やわらかい雰囲気を感じさせる素敵なトップページですね。

 

 

 

業績推移

 

売上高と営業利益の推移です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

売上高も営業利益率も概ね右肩上がりの成長。

 

EPSもBPSは着実に上昇基調。

 

 

売上高の構成比率はこちら。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

ほぼ日本という状況ですが、今後の海外展開も注目。

 

 

営業利益率、ROE、ROAの推移です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

営業利益率、ROE、ROA、いずれも緩やかに上昇傾向。

 

2026年3月期の予想は次の通り。

 

  • 営業利益率:3.82%
  • ROE:14.69%
  • ROA:7.08%

 

食品セクター企業としては、まずまずの数値でしょう。

 

 

財務状況

 

キャッシュフロー(CF)の推移です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

2007年から2024年までの17年間で、

 

  • フリーCFのマイナス:10回
  • 営業CFのマイナス:3回

 

残念ながら毎年黒字経営ではありませんが、資源価格等の様々な外的な影響を大きく受ける企業ですから、やむを得ないというところでしょうか。

 

 

有利子負債や自己資本比率等です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

自己資本比率も有利子負債も50%前後で推移。

 

財務健全とまでは言えませんが、すぐに倒産するような財務状況ではありませんね。

 

 

配当推移

 

配当金の推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

毎年連続増配ではありませんが、25年以上減配なしの累進配当。

 

 

(引用:Kabutan Premium)

 

 

日清食品といい日清系列は、「減配しないぜ」という根性が感じられます。

 

 

また、中期経営計画で発表された株主還元の変更がこちら。

 

 

 

内容を抜粋します。

 

  • 配当金:1株180円を下限
  • 配当性向:40%目安
  • 自社株買い:200億円

 

 

「株主還元に力を入れますので、どうか株を買ってください」

 

経営者の方々が頭を下げる光景が思い浮かぶ内容。

 

 

ちなみにこの記事を書いている数日前、どどんと自社株買いの発表。

 

 

 

有言実行とはまさにこのこと。

 

約束をしっかり守ってくれそうですね。

 

 

株価指標と配当利回り

 

直近5年間の株価指標(PERとPBR)です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

  • PER:6.0倍
  • PBR:0.88倍

 

PERがこれだけ低いのは、今期のEPSに得損益が反映されているので、実際のPERは12ほどですね。

 

これも考慮すると、現時点では過去と比較してバーゲンセールというわけではない印象です。

 

 

直近5年の実質配当利回りの推移です。

 

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

  • 5年平均利回り:3.02%
  • 5年最高利回り:4.14%
  • 5年最低利回り:2.31%

 

個人的には、配当利回り3.7-3.8%ならコツコツ買ってもよいかと判断しています。

 

 

食品銘柄ならではの株主優待もあります。

 

 

 

まとめ

 

 

まとめにはいります。

 

 

💡日清オイリオ|食用油トップ企業
 ✅ 業績:営業利益率 3.82% ROE 14.69%  ROA 7.08% 
 ✅ 財務:自己資本比率 約50% 営業CF17年でマイナス3回
 ✅ 株価指標:PER 6.0倍 PBR 0.88倍 配当利回り 3.54%  
 ✅ 配当:25年間累進配当

 

 

身近にありながら実は非常に優良かつ株主還元意識も高い日清オイリオ。

 

普段の生活の中にも株式投資のヒントが常に隠れていることを、彷彿とさせてくれます。

 

 

恒例の結びとして、私が心に刻んでいる投資格言を添えます。

 

株式市場は、短期的には『人気投票の場』に過ぎないが、長期的に見れば『価値の計測器』として機能する (ベンジャミン・グレアム)

 

 

今日も最後までありがとうございました。

 

 

【おすすめ書籍】

ジェレミー・シーゲル先生の書籍は古典ではありますが、何度も読み返す価値がある名著です。基本的に人間の悩みや行動は昔から変わらないものですから、古典を読むことは非常に意義があります。

 

 

 

 

【関連記事】

日清系列で日清食品HDを株式投資という目線で徹底解説した記事です。

maoyoshi-papa.com

 

 

2025年5月時点での我が家の小学生投資成績を振り返る記事です。

maoyoshi-papa.com

 

 

2025年5月時点での高配当株ポートフォリオと投資状況を振り返る記事です。

maoyoshi-papa.com