✅ 投資スタイル:
【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
【おまけ】グロース(日本個別)
✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:7歳と6歳)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン34回完走)
✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬
今回の記事の結論です。
✅ 財務:自己資本比率50% 営業CF17年でマイナス0回
✅ 株価指標:PER 7.1倍 PBR 0.70倍 配当利回り 3.02%
✅ 配当:25年以上の累進配当
✅ 株主優待:200株で1,500円相当の商品
✅ 売買を推奨している意図は全くありません
✅ 最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします
ニップン|25年以上累進配当のバリュー銘柄
半導体やAI関連銘柄が華々しく株式市場を賑わせている。
その一方、地味に着々と成長しながらも放置されている銘柄。
そんな銘柄が私は好み。
さて、今回は25年以上累進配当をしている「ニップン」を解説します。
繰り返しになりますが、銘柄の購入を推奨している意図はありません。
投資の最終的な判断は自己責任でお願いします。
企業概要
ニップン(旧:日本製粉株式会社)は、1896年に設立された国内第2位の日本を代表する製粉会社です。
主力事業である製粉事業を中心に、食品事業やバイオ事業も展開。
パスタや冷凍食品などの加工食品の分野でも高い知名度を誇ります。
また、業務用食品や家庭用食品の製造販売を行い、多角的な事業展開を推進しています。
事業内容はこちら。
-
製粉事業:小麦粉やふすまの製造・販売
-
食品事業:パスタ、冷凍食品、プレミックスなどの製造・販売
-
バイオ事業:ヘルスケア関連商品の開発
-
その他の事業:ペットフード、物流、不動産など
ニップンは製粉事業を基盤としつつ、加工食品やバイオ事業などへ展開することで安定的な収益基盤を築いています。
気になる主要取引先は、伊藤忠商事とファミリーマート。
企業の顔であるホームページのトップ。
今日の夜ご飯はパスタで決まり。
業績推移
売上高と営業利益の推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
EPSはだいぶんムラがありますが、BPSは着実に増加傾向です。
営業利益率、ROE、ROAの推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
営業利益率、ROE、ROAはほぼ横ばい。
だって製粉企業ですから。
2025年3月期の予想は次の通り。
- 営業利益率:4.98%
- ROE:9.88%
- ROA:5.95%
食品セクターとしては数値的に問題ありません。
財務状況
キャッシュフロー(CF)の推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
2007年から2024年までの17年間で、
- フリーCFのマイナス:2回
- 営業CFのマイナス:0回
連続17年間で黒字経営。
オーマイもびっくりですね。
有利子負債や自己資本比率等です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
自己資本比率は50%以上、有利子負債比率は低下傾向。
財務に大きな問題はない様相です。
配当推移
配当推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
2018年から連続6期で増配しています。
さらに素晴らしいのは累進配当期間が25年。
(引用:Kabutan Premium)
配当性向は20%程度であり、まだまだ増配の余地を残している状況。
そろそろ、「累進配当」や「DOE◯%以上」といった配当政策の明言をしてくるのでは?
と密かに疑っています。
株価指標と配当利回り
直近5年間の株価指標(PERとPBR)です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
- PER:7.1倍
- PBR:0.70倍
ミックス係数(PER×PBR)も5未満で、過去と比較しても割安水準です。
直近5年の予想配当利回りの推移です。
(引用:マネックス銘柄スカウター)
- 5年平均利回り:2.35%
- 5年最高利回り:3.15%
- 5年最低利回り:1.74%
個人的には利回り3%を超えているうちに買ってもよいと判断しています。
ちなみに株主優待制度もあります。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
まずは200株が目標ですね。
さらっと500株買いたいところですが、現実はそう甘くありません。
まとめ
まとめにはいります。
✅ 財務:自己資本比率50% 営業CF17年でマイナス0回
✅ 株価指標:PER 7.1倍 PBR 0.70倍 配当利回り 3.02%
✅ 配当:25年以上の累進配当
✅ 株主優待:200株で1,500円相当の商品
恒例の結びとして、私が心に刻んでいる投資格言を添えます。
株式市場は、短期的には『人気投票の場』に過ぎないが、長期的に見れば『価値の計測器』として機能する (ベンジャミン・グレアム)
短期一発投資も面白く刺激的ではあります。
しかし、再現性が高く万人向けは長期分散投資です。
犬の尻尾ように気まぐれに揺れ動く株価に一喜一憂する必要はありません。
株を買うことは畑を買うことに似ていますね。
畑に種を撒き丁寧に手入れを行い作物が実るのを待つ。
実った果実を味わい種をまた植えて作物を増やしていく。
そんな畑をゆっくり広くしていくのが資産形成の王道です。
今日も最後までありがとうございました。
【おすすめ書籍】
ジェレミー・シーゲル先生の書籍は古典ではありますが、何度も読み返す価値がある名著です。基本的に人間の悩みや行動は昔から変わらないものですから、古典を読むことは非常に意義があります。
【関連記事】
2024年8月5日、令和のブラックマンデー。その日に私が行った行動を振り返る記事です。
2025年2月時点での我が家の小学生と保育園児の投資成績を振り返る記事です。
2025年2月時点での高配当株ポートフォリオと投資状況を振り返る記事です。