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【2025年最新版】キッコーマン|醤油の王者企業は配当株として買い時か?

 

 

 

🖌この記事を書いている人
 ✅ 投資歴:18年
 ✅ 投資スタイル:
   【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
   【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
   【おまけ】グロース(日本個別)
 ✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:8歳と6歳)
 ✅ 趣味:ランニング(フルマラソン34回完走)
 ✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬

 

 

今回の記事の結論です。

 

 

💡キッコーマン|醤油の王者企業は配当株として買い時?
 ✅ 業績:営業利益率 10.10% ROE 11.72%  ROA 8.77% 
 ✅ 財務:自己資本比率  約70% 営業CF17年でマイナス0回
 ✅ 株価指標:PER 20.7倍 PBR 2.42倍 配当利回り1.91%  
 ✅ 配当:25年間累進配当
 ✅ 株主優待:100株で1,000円相当の自社商品

 

 

 

🙇‍♂️筆者からのお願い
 ✅ 今回は個別銘柄を紹介する記事になります
 ✅ 売買を推奨している意図は全くありません
 ✅ 最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします

 

 

 

キッコーマン|醤油王者は配当株として買い時か?

 

 

国内外で「しょうゆの代名詞」とも言えるキッコーマンを、高配当株投資家の視点から徹底分析します。

 

「配当利回りは低めで配当株投資には不向き?」と思われがちな銘柄ですが、

 

  • 株主還元
  • 事業安定
  • 累進配当

 

など、インカム投資家にとって見逃せない要素が満載の企業です。

 

 

再三になりますが、個別銘柄の購入を推奨している意図は本記事にはありません。

 

最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします。

 

 

企業概要

 

キッコーマンは、創業1917年の日本を代表する調味料メーカーです。

 

主力製品の「しょうゆ」は世界100カ国以上で販売されています。

 

今や日本国内よりも北米・欧州・アジアなどグローバル市場での売上比率が高いです。

 

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

まさに「グローバル調味料ブランド」へと進化しているキッコーマン。

 

 

セグメントは主に以下の3つ。

 

  • 食品事業(しょうゆ、つゆ、豆乳など)

  • 飲料事業(デルモンテブランド等)

  • その他事業(海外法人、不動産など)

 

とくに米国では「Kikkoman=日本食文化の象徴」として認知されています。

 

そして、アジアブームや健康志向も追い風に長期的に成長しています。

 

 

取扱商品の代表例がこちら。

 

  • しょう油:キッコーマン(生しょうゆ、しょうゆ、丸大豆、減塩・低塩など)
  • みりん:マンジョウ
  • 豆乳:キッコーマン豆乳
  • 酒類:マンズワイン(ソラリスなど)
  • 和食料理の素:うちのごはんシリーズなど

 

食卓に欠かせないものがズラリと並びます。

 

 

企業の顔であるホームページのトップはこちら。

 

 

 

おいしい記憶を作りたい。

 

 

シンプルながら力強いメッセージ。

 

さすが世界のKikkoman。

 

 

業績推移

 

売上高と営業利益の推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

売上高もさることながら営業利益が美しい右肩上がり。

 

EPS、BPSも徐々にではありますが成長しています。

 

まさに、ゆっくりながら着実な成長を遂げている企業の代表格ですね。

 

 

営業利益率、ROE、ROAの推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

営業利益率、ROE、ROA、いずれも徐々に増加。

 

食品企業としては驚異的ですね。

 

2026年3月期の予想は次の通り。

 

  • 営業利益率:10.10%
  • ROE:11.72%
  • ROA:8.77%

 

数字だけみると、本当に食料品セクターの企業なのかと目を疑いたくなるような利益率の高さ。

 

参入障壁の高さを感じさせますね。

 

 

財務状況

 

キャッシュフロー(CF)の推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

2007年から2024年までの17年間で、

 

  • フリーCFのマイナス:3回
  • 営業CFのマイナス:0回

 

という結果。

 

食品企業としては「奇跡」といっても過言ではないほどのキャッシュフロー。

 

 

有利子負債や自己資本比率等です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

自己資本比率は70%以上をキープ。

 

稼ぐ力も高く、守る力も高い。

 

こんな企業を敵に回してはいけませんが、味方になったらこれ以上頼もしいことはありませんね。

 

 

配当推移

 

配当金の推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

連続増配ではありませんが、着実に増配しています。

 

10年間で配当金が約5倍。

 

という点にも着目すべきでしょう。

 

 

そして何よりも25年以上減配なしの事実。

 

(引用:Kabutan Premium)

 

 

IR等を確認しましたが、累進配当の明言はされていません。

 

とはいえ、減配しませんという意識がチラホラ見え隠れするような株主還元への意識。

 

 

株価指標と配当利回り

 

直近5年間の株価指標(PERとPBR)です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

  • PER:20.7倍
  • PBR:2.42倍

 

数字だけみると割安感は微塵もありません。

 

ところが、過去のレンジを見るとかなり売られ過ぎ感はあります。

 

 

直近5年の実質配当利回りの推移です。

 

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

  • 5年平均利回り:0.89%
  • 5年最高利回り:1.96%
  • 5年最低利回り:0.45%

 

全く高配当ではありませんが、キッコーマンで利回り1.8%超えは流石に割安でしょう。

 

個人的には、利回り1.7-1.8%を超えていたらコツコツ買い増ししてもよいと判断しています。

 

 

そしてみんな大好き株主優待がこちら。

 

(引用:キッコーマンIR)

 

 

5,000株保有はハードルが高いですが、100株ならなんとかなりそうです。

 

 

 

まとめ

 

 

まとめにはいります。

 

 

💡キッコーマン|醤油の王者企業は配当株として買い時?
 ✅ 業績:営業利益率 10.10% ROE 11.72%  ROA 8.77% 
 ✅ 財務:自己資本比率  約70% 営業CF17年でマイナス0回
 ✅ 株価指標:PER 20.7倍 PBR 2.42倍 配当利回り1.91%  
 ✅ 配当:25年間累進配当
 ✅ 株主優待:100株で1,000円相当の自社商品

 

 

いくら優良な企業でも、人気や不人気のサイクルがありますね。

 

人気があるときに飛び乗るのか。

 

不人気なときに飛び乗るのか。

 

 

投資手法も人生も人の数だけ正解があります。

 

私自身は不人気で誰も注目していない時期にこっそり買い集める投資手法が好みです。

 

 

恒例の結びとして、私が心に刻んでいる投資格言を添えます。

 

株式市場は、短期的には『人気投票の場』に過ぎないが、長期的に見れば『価値の計測器』として機能する (ベンジャミン・グレアム)

 

 

今日も最後までありがとうございました。

 

 

【おすすめ書籍】

ジェレミー・シーゲル先生の書籍は古典ではありますが、何度も読み返す価値がある名著です。基本的に人間の悩みや行動は昔から変わらないものですから、古典を読むことは非常に意義があります。

 

 

 

 

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