✅ 投資スタイル:
【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
【おまけ】グロース(日本個別)
✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:8歳と6歳)
✅ 趣味:ランニング(フルマラソン34回完走)
✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬
今回の記事の結論です。
✅ 財務:自己資本比率 約80% 営業CF17年でマイナス0回
✅ 株価指標:PER 11.9倍 PBR 0.98倍 配当利回り 3.25%
✅ 配当:25年間累進配当
✅ 株主優待:おこめ券
✅ 売買を推奨している意図は全くありません
✅ 最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします
エイジス|25年累進配当かつ財務健全な小型優良株を徹底解説
今回は、小型株ながら25年間も累進配当を継続しているエイジスを高配当株投資の観点から徹底分析していきます。
再三にはなりますが、購入を推奨している意図はありません。
最終的な投資判断は自己責任でお願いします。
企業概要
リテイルソリューション会社であるエイジス。
大型スーパー、大型チェーン店、コンビニ、ホームセンターなどの流通小売業店舗支援に特化し、国内外の商品棚卸サービスを主力にマーチャンダイジング・リテイルサポートを提供。
アジアを中心に店舗支援サービスを提供(3000社超)。
国内棚卸サービスは国内1位(70%超のシェア、顧客数1500社)。
サービス内容は、
- 棚卸サービス(アウトソーシング)
- マーチャンダイジング(集中補充・棚替え・改装)
- リサーチ・プロモーション・コンサルティング・人材派遣
と幅広く展開。
海外は中国・韓国・台湾・香港・タイ・マレーシア・フィリピン・ベトナム等でリテイルサービス(棚卸サービス)を提供。
企業の顔であるホームページのトップはこちら。
現場が変わる。生産性で変える。
それが、エイジスのソリューション。
縁の下の力持ち的な企業を彷彿とさせてくれます。
業績推移
売上高と営業利益の推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
売上高および営業利益率は、2021年をピークに下降傾向。
EPSもここ数年は下落基調ですが、BPSは着実に上昇基調。
この溜め込んだ資金を株主還元へ転換するのか、事業成長に転換するのか。
営業利益率、ROE、ROAの推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
営業利益率、ROE、ROA、いずれもここ数年は右肩下がり。
2026年3月期の予想は次の通り。
- 営業利益率:6.35%
- ROE:8.27%
- ROA:6.74%
まさに事業転換の過渡期というところでしょう。
財務状況
キャッシュフロー(CF)の推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
2007年から2024年までの17年間で、
- フリーCFのマイナス:2回
- 営業CFのマイナス:0回
という結果。
17年連続で黒字経営はあっぱれの一言。
有利子負債や自己資本比率等です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
自己資本比率は80%前後で推移しており、財務は万全。
中小型株ではやはり財務状況が気になるところではありますが、エイジスは問題ない様子です。
配当推移
配当金の推移です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
2015年からは連続増配していましたが、2026年度は増配なしの予定。
しかし、毎年期中に増配しますので2026年も5円ほど増配してくると見込んでいます。
また、毎年連続増配ではありませんが25年以上減配なしの累進配当。
(引用:Kabutan Premium)
累進配当を明言しているわけではありませんが、株主還元への意識が伺えます。
株価指標と配当利回り
直近5年間の株価指標(PERとPBR)です。
(引用:マネックス証券銘柄スカウター)
- PER:11.9倍
- PBR:0.98倍
現状では割安でも割高でもないフェアバリューというところでしょうか。
直近5年の実質配当利回りの推移です。
(引用:マネックス銘柄スカウター)
- 5年平均利回り:3.12%
- 5年最高利回り:4.14%
- 5年最低利回り:1.76%
個人的には、配当利回り3.7-3.8%ならコツコツ買ってもよいかと判断しています。
なにげに株主優待もあったりします。
おこめ券。
このご時世ではありがたい優待ですね。
まとめ
まとめにはいります。
✅ 財務:自己資本比率 約80% 営業CF17年でマイナス0回
✅ 株価指標:PER 11.9倍 PBR 0.98倍 配当利回り 3.25%
✅ 配当:25年間累進配当
✅ 株主優待:おこめ券
インフレが進む現代社会において、インフレ耐性のある資産をもつことの重要さを最近は特に感じますね。
個別株を紹介しておきながらなんですが、やはり全世界株等の投資信託やETFを資金と時間を分散させながらコツコツ積み上げることが株式投資の王道ですね。
とは言え、やはり個別株にも面白みがありますから、メインはインデックス投資でサテライトとして個別株というやり方を今後も私自身は継続する予定です。
恒例の結びとして、私が心に刻んでいる投資格言を添えます。
株式市場は、短期的には『人気投票の場』に過ぎないが、長期的に見れば『価値の計測器』として機能する (ベンジャミン・グレアム)
今日も最後までありがとうございました。
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ジェレミー・シーゲル先生の書籍は古典ではありますが、何度も読み返す価値がある名著です。基本的に人間の悩みや行動は昔から変わらないものですから、古典を読むことは非常に意義があります。
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