インデックス投資って、積み立ててさえいれば大丈夫なんだよね?
インデックス投資って、途中で売ったりしたらダメなのよね?
こんなお悩みに対する記事です。
「インデックス投資はコツコツつみたて購入が大切」
「インデックス投資は途中で売ってはダメ」
つみたてNISAやiDeCoなどでインデックス投資を始められた方は、どこかで見かけたセリフですよね。
インデックス投資を始めて10年以上経った私ですが、過去に2回インデックス投資信託(以下インデックスファンド)を売却した経験があります。
個人的な失敗談を交えつつ、インデックスファンドを売るべき3つのタイミングについて解説します。
- インデックス投資を始めて間もない方
- インデックス投資を始めようという方
- インデックス投資に不安がある方
にとって有益な記事になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
結論からいきます。
- ①ぼったくりインデックスファンドを買っていることに気づいた時
- ②よりよいインデックスファンドが登場した時
- ③資産を取り崩す時期が来た時
ひとつずつ解説していきます。
インデックスファンドを売るべき3つのタイミング
ぼったくりインデックスファンドを買っていたと気づいた時
優良なインデックスファンドがほんの2-3分クリックするだけで購入できる。
10年前では信じられないほど、資産運用を行うには便利な時代になりました。
玉石混交はある一方、SNSの発達で資産運用に関する情報収集も容易になっています。
このような時代においても、インデックスファンドと呼ばれる商品の中にはぼったくり商品が混ざっています。
ぼったくりインデックスファンドの特徴です。
- インデックス(指数)が不安定または右肩下がり
- 購入手数料が高い(数%)
- 信託報酬が高い(1%以上)
インデックス(指数)が不安定または右肩下がり
インデックスファンドでの代表的な指数には、S&P500、ナスダック、MCSIコクサイ、FTSEなどがあります。
いずれも長期的には右肩上がりの優良な指数であり、これらの指数に連動する投資成果をめざしたものが優良なインデックスファンドと呼ばれるものです。
見たことも聞いたこともないような指数に連動したインデックスファンドを購入しても、大切な資産は増えるどころか減る一方です。
購入手数料や信託報酬が高い
一般的に優良なインデックスファンドは、購入手数料が無料(ノーロード)かつ信託報酬(ファンドの管理料)が非常に低率です。
投資以外の世界では手数料や管理料が高い方がよりよいサービスを受けられるイメージがありますが、投資の世界では真逆の関係になります。
優良なファンドは人気があるため多くの人が購入します。ファンドが売れるほど、そのファンドを売っている会社の利益は増えます。
購入手数料や信託報酬を引き下げることによるデメリットより、より多くのファンドが売れることによる利益増加のメリットの方が大きいという好循環が生まれているわけです。
ここでインデックス投資で絶対にしてはいけないことをお伝えします。
有人窓口の証券会社でインデックスファンドを購入することです。
非常に高い確率でぼったくりインデックスファンドを購入させられる羽目になります。
このブログを見てくださるような金融リテラシーの高い方にとっては無用な心配かと思われますが、10年前に某証券会社でぼったくりファンドを購入してしまった苦い経験がありますので、付け加えさせて頂きました。
ちなみにですが、ぼったくりファンドと数ヶ月後に気づき売却することができました。
よりよいインデックスファンドが登場した時
各種ネット証券会社がしのぎを削り、より低コストなファンドを売り出しています。
代表的なものとして、
- eMAXISシリーズ
- SBIバンガードシリーズ
- 楽天バンガードシリーズ
などが有名ですが、いずれもここ数年で出てきたファンドです。
10年前は信託報酬1%でも安いほうだったのに今では0.1%切ってるもんね・・・
今後さらに証券会社間の競争が激化することで、ファンド管理料の低コスト化が進めばインデックス投資家にとってはありがたいことですね。
eMAXISシリーズおよび楽天バンガードシリーズが登場して1-2年経った後、私は人生2回目のファンド売却を行いファンドを買い換えました。
私が現在積み立て中のインデックスファンドです。
- eMAXIS slim 全世界株式
- ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 楽天 全米株式インデックスファンド
いずれも低コストで長期成長が期待できるオススメファンドです。
資産を取り崩す時期が来た時
インデックスファンドはあくまで金融資産です。
金融資産が増えていくことはうれしいことではありますが、金融資産を売却して得られたお金を使わないことには価値はありません。
お金は使ってこそ価値が生まれます。
多くの方にとってインデックス投資の目的は老後資金だと思われます。
今すぐ決めなくてもよいですが、
- いつ(何歳)から
- どれくらいの額を
- どれくらいの期間をかけて
取り崩していくかということを考えておく必要があります。
どれくらいの額をということに関しては有名な「4%ルール」がありますので、これに従えばよいと思われます。4%ルールをご存じではない方は、ぜひググってください。
一番問題になるのは「いつから」というところです。
あくまでも個人的な意見ではありますが、「少し取り崩すには早いかな」と思った年齢が適齢だと考えています。
この記事を読んで頂いている真面目で慎重派なインデックス投資家の方は、健康意識も高いと思われますので長生きリスクとも向き合っていかなくてはなりませんね。
まとめ
まとめに入ります。
- ①ぼったくりインデックスファンドを買っていることに気づいた時
- ②よりよいインデックスファンドが登場した時
- ③資産を取り崩す時期が来た時
これら以外にも、
- 生活防衛資金でまかなえないほどの不測の事態が起きた時
- よりよい投資先が見つかった時
- インデックス投資の目的がなくなった時
などもインデックスファンドを売却するタイミングだと思われます。
人生何が起こるか分かりませんし、これが正解ということもありません。
長期的な目線も大切ですが、今という時間も大切にして過ごしていきましょう。
今日も最後までありがとうございました。
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