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7995 バルカーは買いか?|業績安定×高配当利回りの実力株を徹底分析【2025年最新版】

 

 

 

🖌この記事を書いている人
 ✅ 投資歴:18年
 ✅ 投資スタイル:
   【コア】インデックス(全世界&全米ETF)
   【サテライト】高配当(日本個別&米国ETF)
   【おまけ】グロース(日本個別)
 ✅ 家族:妻 年子2人(一姫二太郎:8歳と6歳)
 ✅ 趣味:ランニング(フルマラソン34回完走)
 ✅ 座右の銘:良心に恥じぬことが確かな報酬

 

 

今回の記事の結論です。

 

 

💡7995 バルカー|業績安定かつ高配当の実力株
 ✅ 業績:営業利益率 11.29% ROE 9.51%  ROA 6.17% 
 ✅ 財務:自己資本比率  約65% 営業CF17年でマイナス0回
 ✅ 株価指標:PER 12.0倍 PBR 1.14倍 配当利回り4.57%  
 ✅ 配当:株主還元性向50%

 

 

🙇‍♂️筆者からのお願い
 ✅ 今回は個別銘柄を紹介する記事になります
 ✅ 売買を推奨している意図は全くありません
 ✅ 最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします

 

 

 

バルカーは買いか?|業績安定×高配当利回りの実力株を徹底分析【2025年最新版】

 

配当金による安定収入を求める投資家にとって、

 

  • 業績が安定し
  • 財務体質が健全で
  • なおかつ配当利回りが高い

 

企業は魅力的です。


今回ご紹介するのは、工業用パッキンやガスケットの大手メーカー「バルカー(7995)」です。

 

バルカーは一見地味な企業(失礼!)ですが、実はそのビジネスモデルと財務構造に、長期投資における安定性が詰まっています。

 

この記事では、高配当株投資という視点で、バルカーの魅力とリスク、そして投資判断について解説します。

 

再三になりますが、個別銘柄の購入を推奨している意図は本記事にはありません。

 

最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします。

 

 

企業概要

 

バルカーは1927年創業の老舗産業用シール製品メーカーで、シール・エンジニアリングのパイオニア的な存在です。

 

  • シール製品事業(気体・液体漏れ防止、産業向け配管・機器用シール材など)
  • 機能樹脂製品事業(ふっ素樹脂製品、ふっ素樹脂特殊タンク製品)
  • シリコンウエハーリサイクル事業他(受託)

 

以上の3セグメントから構成されています。

 

主要製品はモノとモノの隙間を防ぐシール製品。

 

プラント・建機向け工業用シールは国内トップ。

 

熱伝導材料、水素シールなど高成長素材領域への参入、センシング/IoT領域への新技術獲得と市場展開も推進しています。

 

 

 

海外売上高の構成比率はこちら。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

日本の比率が高いですが、アジアや米国にも展開しています。

 

昨今話題の関税への影響は軽微な印象。

 

 

企業の顔であるホームページのトップはこちら。

 



Value & Quality

「価値と品質」を世界中の皆さまに

 

 

職人魂を強く感じさせられます。

 

 

業績推移

 

売上高と営業利益の推移です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

景気敏感である故に、売上高も営業利益もやや波がありますが概ね上昇基調。

 

EPSも波がありますが、BPSは徐々に積み上がっています。

 

 

営業利益率、ROE、ROAの推移です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

営業利益率、ROE、ROA、いずれも概ね右肩上がりで、事業の堅調さが伺えます。

 

2026年3月期の予想は次の通り。

 

  • 営業利益率:11.29%
  • ROE:9.51%
  • ROA:6.17%

 

この業種では十分な数字でしょう。

 

 

財務状況

 

キャッシュフロー(CF)の推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

2007年から2024年までの17年間で、

 

  • フリーCFのマイナス:2回
  • 営業CFのマイナス:0回

 

という結果。

 

繰り返しになりますが、景気敏感企業で17年連続黒字かつフリーCFのマイナスがたった2回。

 

このあたりからも参入障壁の高さを感じさせられます。

 

 

有利子負債や自己資本比率等です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

 

自己資本比率は60%を常に超えており財務は盤石。

 

 

 

配当推移

 

配当金の推移です。

 

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

累進配当でも連続増配でもありませんが、概ね増配基調です。

 

バルカーのIR欄に提示されている株主還元方針がこちら。

 

(引用:バルカーIR)

 

 

株主還元性向の50%を目標

 

 

「儲かった分の半分を株主へ還元します」、ということですね。

 

株主還元への意識はほどほどにある様子です。

 

 

株価指標と配当利回り

 

直近5年間の株価指標(PERとPBR)です。

(引用:マネックス証券銘柄スカウター)

 

  • PER:12.0倍
  • PBR:1.14倍

 

 

現状は、フェアバリューという感じですね。

 

 

直近5年の実質配当利回りの推移です。

 

(引用:マネックス銘柄スカウター)

 

  • 5年平均利回り:5.94%
  • 5年最高利回り:4.31%
  • 5年最低利回り:2.85%

 

個人的には配当利回りが5%超えている状態なら、どんどん買い増ししたいと考えていますが、利回りが4.5%あたり超えていてもコツコツ拾ってもよいと判断しています。

 

 

まとめ

 

 

まとめにはいります。

 

 

💡7995 バルカー|業績安定かつ高配当の実力株
 ✅ 業績:営業利益率 11.29% ROE 9.51%  ROA 6.17% 
 ✅ 財務:自己資本比率  約65% 営業CF17年でマイナス0回
 ✅ 株価指標:PER 12.0倍 PBR 1.14倍 配当利回り4.57%  
 ✅ 配当:株主還元性向50%

 

 

様々な投資手法がありますが、私自身はバルカーのような地味ながら着実に成長し株主還元をしてくれる企業を長期保有するスタイルが好みです。

 

時間はかかりますが、着実に金融資産が増え続けることに喜びを感じます。

 

とはいえ、銘柄に惚れるなという格言もあるように、バルカーだけ保有するのではなく幅広い銘柄やセクターに分散投資をすることが基礎基本ですね。

 

 

恒例の結びとして、私が心に刻んでいる投資格言を添えます。

 

株式市場は、短期的には『人気投票の場』に過ぎないが、長期的に見れば『価値の計測器』として機能する (ベンジャミン・グレアム)

 

 

今日も最後までありがとうございました。

 

 

【おすすめ書籍】

ジェレミー・シーゲル先生の書籍は古典ではありますが、何度も読み返す価値がある名著です。基本的に人間の悩みや行動は昔から変わらないものですから、古典を読むことは非常に意義があります。

 

 

 

 

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